令和6年3月17日
さて、前日はちいと2人で長々とゲームをしていましたが、本日はやまが参戦して3人でのゲーム会です。といっても、やまは昼からなので午前中に到着したちいと2人でゲームを開始します。
☆サポテカ
○概要
作者:FabioLopiano
対象年齢:12歳以上
対象人数:1-4人
標準時間:60-75分程度
古代中南米に栄えたサポテカに暮らす部族の一人となり、サポテカの発展を目指すゲームです。
①手番になると手札を1枚プレイします。手札は手番順、獲得できる資源(+資源列)、建設できる場所を決定します。
②カードに対応した列を選択し、その列から資源を獲得できます。
③資源を使い、儀式、供物、ピラミッドの建設などのアクションを行います。
④アクションの後、建設できる場所に応じて資源を使って建物を建設できます。
⑤公開されたカードから1枚を獲得します。
⑥全員が手番を終えると、建物などから得点を獲得します。
⑦残った1枚のカードを次の得点カードとし、新たなラウンドを始めます。
⑧これらを繰り返して、5ラウンドで最も多くの得点を集めたプレイヤーの勝利となります。
〇プレイ経過
ゲーム開始時の様子です。右上を除く3方向に神、地形、建物の種類のそれぞれの建設予定地があります。建設した際にボード上に配置されているタイルを取り、個人ボードに配置することで資源の獲得源となります。
ゲーム中の得点源は建物の建設によるもので、終始管理人がリードという感じでゲームは進んでいきます。
最終的にゲーム終了時までだんだんとリードを広げた状態でしたが…
ピラミッド建設の得点が大きく逆転を許してしまったことでちいの勝利となりました。
〇評価
古代都市サポテカの発展に寄与するボードゲームです。
発売された頃僅か5手番でゲームが終わると話題になっていましたが、実際に各手番1枚の手札で資源の獲得や建設の条件を指定し資源獲得やアクション、建設を5回繰り返すと終わるという僅か5手番に何を詰め込むかという短距離走のようなゲームです。とはいっても。資源の獲得量も乏しい序盤はそれこそ建設をしたら終わりのように一瞬で手番が終わることになりますが、手番を経る毎に入手資源やフリーアクションの獲得などによって出来る事がどんどんと拡大していき、最初はこの資源量でピラミッドの建設や供物なんてどうするんだ?と無理難題に感じるピラミッドの建設や供物も後半には実行できるようになり、この拡大感はおもしろいですね。ちなみに、ラウンドごとの得点は建物の建設によるものですが最終的な得点はアクションによるものが大きく、どちらかというと建物の建設は後半に向けてどんな資源を獲得できるようにしていくかというところが多いという印象で、どんな得点行動をいつからとっていくかという選択が非常に考えどころとなっています。
また、ラウンドごとに使用するカードは、次のラウンドの獲得カードの一部に回り、このカードの獲得結果が次のラウンドの得点に繋がっていきます。このサイクルは非常によくできていて、そのラウンドだけでなく先をみた選択というのも悩ましいところですね。
大きく気になったところはなく、基礎を整える序盤戦から得点要素を回収する後半戦までを5ラウンドに無駄なく詰め込んだという印象のゲームで、とても面白いタイトルになっていたと思います。
続きます。