自宅ゲーム会536 前半 エイジオブアトランティス | とりあえず日々ボードゲーム

とりあえず日々ボードゲーム

日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和6年1月6日

 

 さて、年末年始はメンバーとタイミングが合わず子どもたちとばかりボードゲームをしていましたが、本日は新年1回目となるやまとのゲーム会です。新年最初はこちらのタイトルから。

 

☆エイジ・オブ・アトランティス

○概要

作者:DanielAronson&NickTompkins

対象年齢:14歳以上

対象人数:1-4人

標準時間:120分程度

 

 ポセイドンを称えるアトランティス大陸で権勢を誇る貴族の一員となり、攻め寄せる外敵から国家を守りつつライバルとなる貴族より多くの栄誉を手にすることを目指すというゲームです。

 

①手番になるとワーカーを配置しアクションを行います。この時、ワーカーの士気を低下させると追加のアクションを行えます。

②アクションは配置した場所に応じて資源の獲得、建物の建設、建物効果の使用や技術習得、敵対勢力への攻撃などがありますが、神獣に乗ってアクションを行うこともできます。

③ワーカーの配置とアクションが終わると、ワーカーの士気に応じてポセイドンの恩寵が下がります。

④時代に応じた目標の達成を確認します。この時規定数の目標を達成していると時代が次の時代に移ります。

⑤ワーカーを回収し士気を回復させます。

⑥敵対勢力が前進してきます。建物や街に侵入されると、該当の区画は敵や建物が全て除去され恩寵が下がります。

⑦この時点で恩寵が最低になっているプレイヤーは神の怒りを買いペナルティを受けます。

⑧ポセイドンが祝福するエリアを変更するとともに、時代に応じた数の時代カードをめくり敵対勢力が登場します。

⑨これらを繰り返し、時代3が終わるとゲーム終了です。最終的に最も多くの得点を獲得しているプレイヤーの勝利となります。

 

〇プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。管理人は建物の建設が得意な一族を使用し、神獣は移動力に優れるケンタウロスで、やまは部族の拡張が得意な一族と資源の回収力に優れるケルベロスとなっています。

 

 序盤は登場する敵対勢力も少なく、前哨地による建物効果で迎撃をしつつ資源を集めて目標の達成を目指します。序盤から神獣を建設した管理人が得点面では一歩リードという感じです。

 

 第2時代になると敵の攻勢も激しくなってきます…と思っていたらあっさりと時代更新のフラグをきってしまい、さらに攻勢の激しい時代3へ早々に突入します。

 

 さすがに敵の攻勢は激しく何か所かは街への侵入を許してしまいます。街へ侵入するとその区画の敵全体と建物がセットで吹き飛ぶとともに、ポセイドンの恩寵が低下するので一時恩寵がかなりピンチというのはありましたね。

 この状況で優位にたったのは部族コマの数に勝るやまで最大まで改造したケルベロスを縦横無尽に刈って敵対勢力を駆逐していきます。

 

 そうこうするうちに、時代更新のフラグをきってゲームは終了します。終了時の得点では何とか五分五分という感じでしたが、敵対勢力の除去による得点で大きく差をつけられてしまい、年始最初のゲームはやまの勝利で終わりました。

 

〇評価

 ポセイドンの守護する街で襲い来る外敵を撃退しながら都市の発展に努めるゲームです。

 ぱっとした見た目からは分かり難いですが基本システムはワーカーを配置してその場で資源の回収や建設といったアクションを行うというワーカープレイスメントです。ワーカーが個々に士気というパラメーターを持っており、これを消費することで連続したアクションを行えますが、士気が最低になっている状態では神への恩寵が低下するため回復手段の確保や、恩寵をどう維持するかという工夫は必要となっています。神獣に配置するとそれを動かして効率のいいアクションを行えたりするところは面白いと思いますね。

 また、ラウンドごとに登場、前進してくる外敵から都市や建物を守らなければならないというタワーディフェンス要素があるのは特徴です。街や建物へ外敵が侵入すると全員へ恩寵というペナルティがあるためある程度は協力して防衛にあたらなければなりませんが、同時にそのエリア(方角一帯)にいる外敵だけではなく建設した建物も消し飛んでしまうため、防衛の重点をどこに置くかというのはプレイヤーによって差があり、この辺りの半協力加減は悩ましいところですね。ちなみに、建設した場所のアクションを強化したり、新たなアクションの追加、技術獲得という勢力の発展に必要不可欠な建物ですが、建物への外敵の侵入は上記の通りペナルティの対象となります。外縁に近づけば近づくほど侵略のリスクというのは増えていくため、防衛も踏まえてどこにどんな建物を建設していくかというのも考えどころとなっています。

 あとは、時代毎に設定されたいくつかの目標から規定数を達成することで時代が進捗するという仕組みはプレイの目安になるとともにどれを目指すのか、プレイヤーの狙う目標が被るとゆっくり、ばらけると早くなると時代の進行が不定期になってゲーム毎に展開の差が出そうな印象で興味深い仕組みだと思いました。

 一方、プレイヤー人数による調整(敵の出現など)はやや不十分な気がして、2人より多い方がバランスはよさそうな印象です。 

 とはいえ、全体的に大きく気になったというところはなく、豪華なコンポーネントも含めてとても面白いゲームになっていたともいます。

 

 

 後半に続きます。

 

「ボードゲームタイトル一覧」

 


にほんブログ村