自宅ゲーム 番外37 Dawn of The Zeds | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和5年12月16日

 

 さて、今週はメンバーとの都合がつかずゲーム会の予定が立たなかったので、ソリティアゲームの日となり前日にカードの和訳がようやく終わったこちらのタイトルを早速プレイです。

 

☆Dawn of The Zeds

○概要

作者:HermannLuttmann

対象年齢:13歳以上

対象人数:1人

標準時間:45-90分程度

 

 溢れかえった世界におけるファーミングデールの街に攻め寄せるゾンビたちと、そこに立て籠もり生存を図ろうとする人類の戦いを描いたソリティアゲームです。

 

①ターンが始まるとまずイベントカードをめくります。

②イベントカードに描かれたイベント効果の適用や、アウトブレイクの判定、補給の減少、対応するルートのゾンビの進軍が行われます。

③味方ユニットがいるエリアにゾンビが侵入すると戦闘となり、戦力や補正に応じた戦闘結果表に基づきダイスによってその損害や勝敗が決定されます。

④ゾンビの進軍後、カードに描かれたアクション数だけプレイヤーがアクションを行います。アクションにはユニットの移動や回復、バリケードの建造、弾薬を消費し射撃戦闘などがあります。

⑤これらを繰り返し、イベントカードがなくなった時点で敗北していなければ勝利となり、それまでに街の中央へゾンビが侵入すると敗北となります。

※モードによってルールの追加や、勝利条件の変動などはあります。

 

〇プレイ経過

 初回ということもあり使用するカード枚数が少なく、ルートも侵攻ルートが一本少ないチュートリアルシナリオをプレイします。ヒーローも最大で12人いますが今回登場するのは4名で、そのうちスナイパーはイベントで参戦することとなっています。

 ゲームが始まると、街の中心から多彩な能力を持つヒーローを各方面へ派遣し迫るゾンビに備えます。

 

 最初は左奥のフォレストトラックでゾンビの襲撃を受けますが、ヒーロー最強の戦力をもつハントが救助に向かいゾンビの攻撃をはじき返します。

 

 しかしながら、続いて動き出した右下のハイウェイルートはゾンビの進軍速度が速くなるルートで、油断した隙にあっさりと前線の民間人が撃破されてしまいます。とはいえ、急ぎ送り出したヒーローがバリケードを作り何とか防衛には成功します。

 

 左下の郊外ルートのゾンビも撃破し、動きの鈍い山岳ルートはさておき第一波は上手く捌くことに成功したかなと言える状況でした。

 

 しかしながら、第2波到来とともに山岳部でのアウトブレイクが発生しゾンビが増加し、さらにそこから山岳部のゾンビが侵攻するカードが重なります。一応バリケードも備え防衛準備は万端かなと思っていましたが、出目はゾンビ側に大きくぶれその結果防衛線はあっという間に瓦解し大きな損害を受けてしまいます。

 

 別ルートのヒーローを急ぎ呼び戻して防衛に充てようとしていましたが、これまた山岳部の侵攻を引いてしまったことで一歩間に合わず街の中心への侵入を許してしまったことにより敗北となりました。

 

〇評価

 ファーミングデールの街に迫るゾンビの大軍と、そこを守ろうとする人々との闘いを描いたソリティアタイプのウォーゲームです。ちなみに所有しているのは第2版となりますが、既に第3版も出ており第3版は対応人数が増えているっぽいですね。

 さて、基本システムはカードをめくり発生するイベントにより敵が押し寄せ、その都度アクションで対応していくという「ソリティア太平洋戦争(「自宅会盤外17」を参照。)」と同じStates of Siegeシステムによるタワーディフェンス系となっているため、評価についてはそちらも参照していただければと思います。

 とはいえ、異なっているところも多くテーマがゾンビもの&街を守ると視点がかなり狭くなっていることもあって、敵味方のバリエーションは多くなっているとともに、味方の行動がルートに縛られないので能力の異なる味方達をどのルートにどのように配備していくかというのは考えどころとなっています。

 また、どのルートかをランダムに判定するイベントでは運命カードを引くことで判定を行うのですが、この運命カードはルート判定とともにカード自体に固有のイベントが付与しており、基本のイベントデッキ&運命カードデッキという2つのデッキにより展開のバリエーションが出ているところもよくできていると思います。

 その分、ソリティア太平洋戦争に比べるとやや煩雑になったところがなくはないですが、大きく気になったというほどでもなくゾンビものらしいイベント満載で面白いタイトルになっていたと思います。

 

 

 ここで時間となり、本日は終了となりました。

 

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