令和5年9月3日
本日のメインを終えたところで、残り時間はこちらの2タイトルをプレイしています。
☆スーパー大戦略
○概要
作者:黒田 幸弘
対象年齢:- -
対象人数:3-6人
標準時間:- -
名前を聞くことが多かったのが自分が学生とか社会人なりたてくらいだったのでひと世代前だとは思いますが、システムソフト社がリリースしていたデジタルゲームのシミュレーション「大戦略」シリーズの2をテーマにしたカードゲームです。
①手番になるとカードを引きます。
②兵器カードやサポートカードであれば手札に入れ、イベントカードなら効果を適用します。
③「戦争/軍事援助カード」を引いたときに一定枚数以上の手札があれば、相手国を一つ選び戦争となります。
④戦争はお互い5枚の兵器カードを選択し、ランダムに組み合わせを決めて1対1で対戦を行います。対戦は兵器の性能と相性、そしてダイスで決定されます。
⑤これらを繰り返し、先に選択した国家に規定された数だけ戦争に勝つと勝利となります。
〇プレイ経過
ゲーム開始時の様子です。管理人が日本、ハレがソ連、ヒサがNATO、モイがアメリカを担当しています。
最初に激突したのはアメリカとソ連ですが、強力な陸上兵器で押し切りソ連が勝利となります。
続いて我が日本とNATOが激突しますが、最強クラスの戦闘機を所持する日本が圧倒し勝利します。この後、日本はアメリカにも勝利しこのまま勝利かと思われましたが…
航空機以外強力な兵器を持たない日本軍相手に対策を整えて再戦を挑んできたNATOに敗北してしまい、この後は連敗が続きます。また、初戦を勝利で飾ったソ連も、その後は兵器に恵まれず連敗。
逆に陸空ともに強力な兵器を揃えた米軍が序盤の不利を盛り返すかの如く圧倒的な戦闘力で連戦連勝。しかしながら、同じく日本に勝利して以降堅調に勝利数を伸ばしてきたNATOが一歩先に規定数の勝利を獲得したことからヒサの勝利という結果となった。
○評価
大戦略と言えばシステムソフト社が開発した戦車や航空機を使った(シリーズによっていろいろあり)シミュレーションゲームで、セガなどからも発売されたのことのある有名なシリーズのひとつですそのカードゲーム版です。ちなみに、ツィッターからいただいた情報では、もともとゲームの特典としてついてきていたゲームの評判が良かったので、改めて個別に販売したというタイトルになるようです。さらに余談ですが、大戦略というとセガサターンの「アドヴァンスド大戦略~千年帝国の興亡」はめちゃくちゃやり込んだ覚えがあり懐かしいですね。
さて、そんなタイトルですが内容としてはカードを引いて兵器を集め、戦争カードを引くと1国を指名して戦争を開始し、5枚のカードを選んでそれぞれ1対1で戦闘させるという「カラテマスター(「自宅会485 後半 」を参照。)」を彷彿とさせるゲームとなっています(実際にどちらかがどちらかに影響したのかはわかりませんが)。しかしながら、戦闘順の選定をした上で数値&能力勝負、勝ち抜き戦であったカラテマスターとは異なり、戦闘はランダムな順、1対1の勝ち星の数で競う、戦闘自体もダイス判定有となっているため運の比重が高くなっています。戦闘によってユニットを失う可能性の高さも高く、カラテマスターに比べると総じてより手軽にプレイできるものとなっており、テーマも含めてこの辺りは好みかもしれませんが、敵の編成に合わせたユニットの収集、喪失が少ない自国を優先するか能力を優先するかの選定など、兵器の選定は悩ましいところだと思います。戦争の際に一定枚数の手札がなければ補充となったり、一定枚数がないプレイヤーは攻撃対象にできないなどこのあたりの仕組みも良くできているかな。
一方で、プレイヤー人数に応じて担当国家が何勝したら勝利になるかというのが決まっているのですが、その通りにプレイすると若干長いかなという印象です。戦闘が1対1となるので観戦が盛り上がればいいのですが、そうでなければダウンタイムが発生しやすいというところもありますね。
とはいえ、今回のプレイでは戦闘の観戦が盛り上がっていたので思ったほどダウンタイムは感じず、大戦略か?と聞かれるとどうだろうと思わなくはないですが、カードゲームとしては面白い内容になっていると思います。
☆らくらく冒険者の幸せ異世界ライフ
○概要
作者:天空薙
対象年齢:13歳以上
対象人数:3-4人
標準時間:40分程度
異世界に転生した冒険者として、出会ったパートナーと異世界生活を満喫することを目指すゲームです。
①手番になると依頼の達成を行うか、建物の建設や改良を行います。
②全員が手番を行うと、名声順に手番を並び替えます。
③これらを3ラウンド繰り返すと季節の最後に計画フェイズとなり、名声順に緊急依頼の達成、緊急がなくなるとイベントの獲得を行い実行します。
④最後に次のラウンドに向けての準備を行い、これを春夏秋冬繰り返します。
⑤冬の実行フェイズが終わるとゲームは終了で、得点を計算し最も多くの得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。
〇プレイ経過
ゲーム開始時の様子です。中央は名声ボードで、大きく右側が依頼、左側が建物およびイベントとなっています。
管理人は所持金が最終得点となるカスティールをパートナーとしており名声は低めで進みたかったのですが、建設資金欲しさに序盤に緊急(ラウンドの最後でなくても選択は可能、緊急イベントでは必ず資金を獲得できる)を選んだせいもあり名声が上がってしまい、その後は名声が高い→緊急を受ける→名声アップと名声がどんどん上昇していきます(名声は上昇しすぎる減点、イベントは得点を得られる)。
そうこうするうちに夏が終わり、秋となりましたが…ここで時間となりメンバーが帰らないといけないため途中終了となりました。この時点での決着は不明という状況でしたね。
○評価
転生により異世界に放りだされた今時な主人公(プレイヤー)が出会った女の子とともにせっかくの異世界生活を楽しく過ごせるように努力するボードゲームです。
基本的な仕組みとしては依頼を達成することで資源や資金の調達、獲得したリソースで建物の建設やイベントを発生させ得点につなげるというよく見かけるものですが、本作においては依頼は選択した時点で無条件で達成、出現するモンスターも無条件で撃退するというチート能力を主人公が持っているというのが特徴です。こうなると、難易度が高く獲得資源の大きいものを狙う早どりが重要か?とも思うのですが、難易度が高い依頼を攻略するほど名声が高まっていき、名声が高まることでラウンド終了時に残っている「緊急」が付く高難易度な依頼を優先的に努めなければならなくなり、緊急がなくなり依頼を受けなくていいプレイヤーのみが女の子たちと季節ごとのイベントに赴け、異世界生活を楽しむという観点からイベントの方が勝利点が高く名声が高まると減点となっているあたりも含めて、テーマと仕組みが上手くマッチしているという印象です。
また、イベントをより楽しむ(高得点化する)ためには資源が必要ですし、より効率よく資源を取り廻すには建物の建設も必要で、必要な物の収集と名声とのバランスをどのようにとっていくかというのも考えどころとなっています。
一方で、今回最後までプレイできなかったので検証が不足しているのですが、やや女の子の得点能力のバランスがどうかなという印象はありました。とはいえ、要検証だと思いますのでさておくとし、ゲームとしてはテーマのシステムへの落とし込みが上手く、楽しめるゲームになっていると思います。