自宅ゲーム会508 前半 ダンジョン大戦 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和5年7月9日

 

 さて、島根県内の何か所かで大雨警報が出ていた本日ですが、何故か管理人の周囲は降るか降らないかというくらいで(ありがたいことではありますが)警戒が空ぶりちいと2人でのゲーム会です。

 

☆グラブナー大尉の一番短い日

○概要

「自宅会506 前」を参照。

 

〇プレイ経過

 前回のテストプレイからバージョンアップした今回。大きなものとして両軍の自由配置に英軍隠匿という選択ルールが追加されたので導入しての対戦です。

 

 前回と同じく管理人がドイツ軍を担当し、射程距離が長く先制攻撃を行える機甲車両を先頭に突撃を図ります。ちなみに橋の欄干に3台の車両を縦においていますが初撃で先頭車両がやられ行動不能に…完全に配置ミスってましたw

 

 まあ、そんな出だしのトラブルはあったもののその後の突撃は順調です。イギリス軍が先頭車両へ攻撃を集中しますが見事なくらいに空振りが続き…

 反対にドイツ軍の射撃は的確に対機甲ユニットを捉え次々と撃破していきます。

 

 結局英軍が突破を阻めないまま順調に車列が通り過ぎたことでドイツ軍の勝利となりました。詳細はデザイナーさんに伝えましたが、対人ゲームとしての読み合いは増えより楽しくなったという印象でいい選択ルールだったと思います。

 

 

☆ダンジョン大戦

○概要

作者:あんちっく

対象年齢:- -

対象人数:2-4人

標準時間:120分程度

 

 建造中のダンジョンの支配権を獲得するべく、敵対するダンジョンマスター「キングドラゴン」の撃破を目指すボードゲームです。

 

①手番になると3AP+能力による補正を受け取ります。

②アクションポイントを消費し、モンスターの移動や戦闘、魔法の行使、キングドラゴンによるモンスターの召喚やカードの獲得、スライムの属性変更などを行います。

③ユニットを敵ユニットと同じマスに移動させると戦闘が発生します。能力やダイス等によって計算される戦闘力を比較しより高い方が勝利で、負けた方は除去するとともに勝者は撃破したモンスターに応じた戦利品を獲得します。

④キングドラゴンのアクションでカードを配置することによって一部のモンスターの強化、ドラゴンの種族決定などが行えます。

⑤これらを繰り返し、いずれかのプレイヤーのキングドラゴンが撃破されるとゲームは終了です。残ったプレイヤーでクリスタルの確保状況を競い、最も多くのクリスタルを確保しているプレイヤーの勝利となります。ちなみに3時間で終了しないと全員が敗北になります。

 

〇プレイ経過

 最初は階段を中心に配置された5枚のダンジョンからゲームを開始します。キングドラゴンはかなり強力ですがキングドラゴン同士が戦闘をすることはできず、キングドラゴンの戦闘結果次第で疲労が発生し徐々に弱体化します。

 

 最初はダンジョンを広げる能力を持つ土属性のスライムで拡張を続けていきます。

 

 

 強力なマジシャンの魔法でちいのユニットを削りつつ、先にドラゴンを召喚した管理人が強力なドラゴンをキングドラゴンに向かわせ打倒を狙いますがダイスに嫌われて失敗します。

 

 その後再びドラゴンで仕掛け今度こそはと思ったものの失敗。徐々に勢力を削られ資金難に陥ります。

 

 手元の有力な戦力がキングドラゴンしかなかったので、自ら(キングではない)ドラゴンを狩ることで資金難の解消を狙い、疲労もないので勝率としては通常勝てるという状況でしたが、出目が両方極端にぶれまさかの敗北。キングドラゴンが討伐されたことでゲームとしても敗北となりました。

 

〇評価

 建造が始まったばかりのダンジョンを拡張しながら敵対する勢力の撃破を目指す4Xライクなボードゲームです。

 特徴的なのは様々な種類のカードが含まれた大戦カードの存在で、ドラゴンのアクションの他ダンジョン内に生まれる宝箱を確保することによっても獲得できます。これらを使うことで、自軍のユニットであるマジシャンや騎士は強化されていきますし、ドラゴンなどはこのカードを使ってどんなドラゴンなのかを確定させなければ召喚もできません。加えて、無料で召喚できるスライムは属性を変更することで様々な能力を発揮することが可能となっており、これらによるユニットのカスタマイズ性の高さというのが魅力で、それらをどう組み合わせるか、ユニットをどう運用していくかというのは考えどころとなっています。

 また、戦闘はダイスを組み合わせて戦闘力を比較するというものですが、それ以前に属性という要素の有不を比較し、その比較で有利に立った側が問答無用で勝利するとなっており、汎用性という面では使い難いものの上手く使うことで戦況を有利に進められる仕組みはなかなか興味深いところです。

 一方で、同人感のあるコンポーネントは見た目という点もそうなのですが、ダンジョンカードがユニットを動かそうとしたときに一緒になって動いたりするなどプレイアビリティはいまひとつだったのは気になるところかな。

 また、今回2人だったので積極的に攻勢に出ていましたがそれでも決着までそれなりに時間がかかっており、3人以上で牽制し合うとより展開はスローペースで進みそうで、一応3時間で終わらなければ全員敗北というルールはあるものの、この辺りはもう少し展開を早めたり終了を早める条件があっても良かったように思いましたね。

 とまあ、気になる点はあるのですが、その上で多様なカスタマイズとその運用というところは非常に楽しくできており、ゲームとしてはなかなか面白いタイトルになっていると思います。コンポーネントが豪華なバージョンが欲しいですね。

 

 

 続きます。

 

 

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