他家ゲーム会20 エラロト 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和5年6月3日

 

 さて、日中は自宅でちいとウォーゲームをしていましたが夕方になるとちい宅に移動し食事会の後、そのまま持ち込んだゲームを2ゲームほど。

 

☆エラロト

○概要

作者:デバックモンキーズ

対象年齢:14歳以上

対象人数:2人

標準時間:30-45分程度

 

 古くから森とともに生活を送ってきたエルマ族と、森を伐採しエルマ族の住処を奪おうとするオッタ族の戦いをテーマにした対戦式のボードゲームです。

 

①ラウンドごとにイベントカードを1枚めくりその効果を解決します。

②お互いが手札を同時に1枚プレイし手番順を競います。

③手番になるとエルマ族は移動や資源の獲得、建物の建設、オッタ族への攻撃などの中から2アクションを行い、オッタ族は移動に加えて各オッタ族が資源の獲得や森の伐採、エルマ族への攻撃や建物の破壊などの中から1アクションを行います。

④エルマ族は建物や罠を建設することで、オッタ族は盛りを伐採することで新たな能力が解放されます。

⑤オッタ族は捕獲したエルマ族を消費し、手番順の競りで数値を加算するか、追加のアクションを行えます。

⑥これらを繰り返し、エルマ族が全滅するとオッタ族が、オッタ族の勝利条件を満たせないまま10ラウンドが経過するとエルマ族がそれぞれ勝利します。

 

〇プレイ経過

 管理人がオッタ族を担当しゲーム開始です。

 

 序盤から中盤にかけては伐採で能力を上げつつ距離を詰めていきますが、エルマ族の遠距離攻撃により1体が撃退されてしまいます。

 

 そこからは、注意深く距離を測り徐々にエルマ族を削っていきますが、数が少なくなると高い移動力で動き回るエルマ族を捕まえきれず…

 

 逃げ切ったエルマ族の勝利という結果でした。

 

〇評価

 森の覇権というか生存圏をかけて2つの種族が争うボードゲームです。

 森とともに生活をしていたエルマ族は資源を集め防衛拠点となる建物を建てながら期限内を逃げ切るのが目的で、エルマ族の領地に侵入してきたオッタ族は森を荒らし能力を強化しつつちょこまかと逃げ惑うエルマ族を追い詰めていくという特徴の異なる2つの勢力による非対称性は特徴といえます。行動自体はアブストラクト感が強いのですが、それぞれ異なった方法で部族を成長させることで出来ることが徐々に増えていき有利にゲームを進められるようになるため、どのような方向性で成長をさせていくか、そしてそれらの能力をどう活用していくかというのは考えどころとなっています。

 一方で、オッタ族の勝利条件がエルマ族の全滅となっているのですが、足が速いエルマ族に比べるとオッタ族の機動力は鈍くなかなか捉えきれない上に、条件を満たすとエルマ族は増援も登場します。僅か12ターンの間に条件を満たそうとするとかなり綿密な組み立てが必要で、エルマ族に比べるとオッタ族の勝利はかなり難しいという印象です。

 とはいえ、勢力間のバランスはもう少しプレイをしてみないと何とも言えないところではあり、それ以外はコンポーネントもよくできていて気になったというところはなく、お互いの特徴を活かして如何に目標目指してゲームを進めていくかが面白いゲームになっていたと思います。

 

 

☆セブングレイヴ

○概要

作者:Minori

対象年齢:7歳以上

対象人数:2-4人

標準時間:10-20分程度

 

 ネクロマンサーとなり7つの死者を率いて相対する敵を倒し覇権を目指すカードゲームです。

 

①ゲーム開始時にネクロマンサーカードを配布します。これは対応するカードでの勝ちor負けによりボーナスを得ることができます。

②手番になると各プレイヤーが手札の中から1枚のカードを同時にプレイします。

③プレイしたカードの数字に応じて勝ち負け(基本的に大きい方が勝利)を判定し勝利点やキューブを獲得します。

④勝者はカードを手札に戻し、敗者は手札を墓場に送ります。

⑤キューブを使用し墓場のカードの効果を得ることが出来ます。

⑥これらを繰り返し、先に7点を得たプレイヤーの勝利です。

 

〇プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。

 

 最初は最強の7で勝利、2戦目は1を出してきたちいに対して2で勝利すると、我ながら見事なくらいにちいのカードに対応して順調に得点を重ねます。

 

 その後は多少の敗北もありましたが、そのまま7点まで逃げ切った管理人の勝利という結果でした。

 

〇評価

 ネクロマンサーたちの戦いをテーマにしたカードゲームです。

 基本的には1-7の数字が書かれたカードの中から1枚をプレイし数字を比べ上回れば勝利とシンプルですが、勝利した際のボーナスは数字の小さいものが大きいですし、負けると墓場に行くのですが、墓場にいくことで各カードの能力は発動できるようになるため、誰を墓場に送り込むかといった計画性も含め、どのカードをプレイするかという駆け引きは考えどころとなっています。

 ネクロマンサーカードの効果を含めると最速1ラウンド、そうでなくても数ラウンドで決着がつく手軽さにお互いの思惑の読み合いがなかなか面白いと思うのですが、その一方で勝利したカードは無条件で連続して使えるため、基本は勝率5/7の7、最強の7に対して唯一勝てる1を狙う、7を狙おうとした1に対して2を狙って大量得点という感じに、1や7を絡めた攻防になりやすいという印象です。中間の数字の使いどころがこの読み合いが一段落してから予備として出てくるか、墓場要員という役割に従事しそうなところは気になったところではありましたね。

 

 

 ここで時間となり、久々のちい宅でのゲーム会は終了となりました。

 

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