自宅ゲーム会469 後半 ホイルドッホ 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和5年1月22日

 

 

 引き続き、ちい、やまと3人でのゲーム会です。

 

☆クァークス

○概要

作者: BillEberle&EdwardHorn Jr.&JackKittredge&PeterOlotkai

対象年齢:7歳以上

対象人数:1-4人

標準時間:45分程度

 

 生物の進化をテーマに不思議な生物たちを創造し、それらにより種の頂点を独占することを目指すゲームです。

 

①手番になるとチットを引き植物、草食動物、肉食動物のいずれの世界で活動をするかを決定します。

②選択された世界において自分の生物が頂点を支配していれば生物の一部を交換することができます。

③自分の生物が2番手にいれば頂点へ、2番手にすらいなければ2番手に挑戦をすることができます。

④挑戦は、今いる生物に対して手札等で生物を創造し、それぞれの生物の現在の気候に対応する数値を合計して勝敗を判定します。数値は、それぞれの世界の動物同士の食物連鎖によって調整されます。

⑤挑戦によって敗れた側は絶滅となります。

⑥挑戦に敗れるまでは任意の回数手番を行うことができます。

⑦最後に気候マーカーを1か2進めて手番は終了となります。

⑧これらを繰り返し、全ての世界で頂点を支配すると、その時点の2番手からの挑戦を受け、これを生き延びると勝利となります。また、3回絶滅すると脱落となり、最後に残ることでも勝利となります。

 

〇プレイ経過

 管理人がオレンジ、ちいが黄、やまが青でゲーム開始時の様子です。序盤は管理人が優勢に進め、残る草食動物で頂点を取ると最後の挑戦へ挑む権利を得ることができるという状況までもっていきます。

 

 しかしながら、得意としていた気候を変動され草食動物の世界で敗北してからは没落の一途となります。

 

 最終的にはまずやまが、続いて管理人が脱落となり、最後に残ったちいの勝利という結果でした。

 

〇評価

 3枚のカードを組み合わせて創造される不思議な生物たちによる生存競争をテーマにしたタイトルです。

 していることはカードセットによる数値比べですが数値は別データとなっており直接カードに描かれておらず、絵柄などから(所持プレイヤーだけが見れるヒントはある)得意となる環境を推測しないといけません。ちなみに、どのカードも得意とする環境では強力であってもひとつ環境が変わると数値は変動していくため、相手の不得手な環境でタイミングを見計らって如何に仕掛けるか、自分の生物についてはカードの交換などにより環境を適応させながら如何に高い数値を維持していくかというのは考えどころとなっています。食物連鎖をつなげたり断つことによる数値のマネジメントも大切ですね。

 ただその一方で、数値自体が秘匿データですし環境によって大きく変動することもあって挑戦の成否はマネジメントで補いきることが難しいとやや大味に感じるところはありますね。

 あと、頂点における挑戦では絶滅を避けるための自主的な撤退が認められていますが、2番手に対する挑戦では自主的な撤退が認められていないうえ、挑戦の際にカードの交換も行われないため挑戦をする側が大きく有利というところがあります。3度の絶滅が脱落の要件になっていることもあって、この辺りはもう少し調整があってもよかったかなと。

 ただまあこれら気になる点のおかげもあって比較的短時間でプレイできるともいえ、どう作っても不思議な生物にしかならない生物たちによる生存競争を気楽に取り組めるなかなか楽しいタイトルになっていると思います。

 

 

☆ホイルドッホ

○概要

作者:レオコロヴィーニ

対象年齢:8歳以上

対象人数:3-6人

標準時間:20分程度

 

 カードを自分の山にプレイすることにより、多くの得点獲得を目指すカードゲームです。

 

①手番になると4枚の手札のうち1枚をプレイします。

②プレイは自分の山札の一番上と数字か色が同じカードのみプレイできます。加えて、出そうとするカードが他のプレイヤーの一番上のカードの色か数字と同じであればそちらに優先的にプレイしなければなりません。

③他のプレイヤーの場にプレイできないカードであれば任意で裏返して自分の山札にプレイができます。このカードはオールマイティとなり、次の手番に任意のカードを置けるようになります。

④手番の最後にカードを補充します。

⑤これらを繰り返し全員の手札がなくなるとゲームは終了です。山札の中の表のカードは加点、裏返しのカードは減点要素となりこれらの得点が最も大きいプレイヤーの勝利となります。

 

〇プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。手札をプレイし自分の手前の山札に追加していくことを目指します。

 

 序盤からタイミングよく得点の高いカードを山札に加えていくやまに対して、ちいは他プレイヤーのやまへ追加することを嫌い裏向きでのプレイが多いという状況です。

 

 管理人は中盤辺りまで得点の低いカードをプレイすることが多かったのですが、中盤辺りから盛り返していきます。

 

 そんなこんなで、手札を全て追加しきるとゲームは終了です。得点を計算すると減点の大きなちいは得点が伸びず、粗点の大きなやまと減点が小さな管理人という争いでしたが、やまもいうほど減点が多くなく逃げ切ったやまの勝利という結果でした。

 

〇評価

 得点となる自分の山札により多くの手札をプレイすることを目指すカードゲームです。

 自分の山札には色か数字でフォローできるカードをプレイすることができますが、そのカードが両隣のプレイヤーの山札をフォローしていたらそちらへ優先的にプレイしないといけないという仕組みが特徴です。上記の通りプレイヤーの手前にある山札は得点となるので当然振り込むような行為は避けたいのですが、自分の前にプレイできるカードがなければ振り込むか裏向きで自分の山にプレイし減点とするしかありません。難しいのは裏向きでプレイした場合はオールマイティとなって続く手番に任意のカードがプレイできるというメリットがありますし、他のプレイヤーの前にプレイする場合もその山の数字や色を変更することでそのプレイヤーの計画を崩したり続く手番に自分が出したいカードを出せるように誘導するという行為にもつながりデメリットばかりでもありません。自分の山だけでなく他のプレイヤーの山をもコントロールしながら如何に得点の高いカードを自分の山だけに積み重ねていくか、このあたりのマネジメントが非常に考えどころとなっています。

 大きく気になったということろはなく、手軽なカードゲームですがどこの山札をフォローしていくのか、どの程度の減点を受容していくのか手番手番にしっかりと悩ましさがありとても面白いプレイ感のあるゲームになっていると思います。

 

 

 ここで時間となり、本日は終了となりました。

 

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