自宅ゲーム会468 中盤 ヴァルドマイスター 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和5年1月15日

 

 午後になるとやまが到着しここから今年最初のグルームヘイヴンです。

 

 

☆グルームヘイヴン

○概要

自宅会351後半」を参照。

 

○プレイ経過

※レガシー系ということもあって基本的には情報を入れずにプレイした方が面白いと思います。ネタバレは少なめのつもりですが、今後プレイしようと思っている方は飛ばしてもらった方がいいと思います。

 今年最初のシナリオはやまの担当するキャラクターの引退に関するシナリオで、このシナリオをクリアすればやまの3人目も引退となる&ついでにちいもキャラが代わって2シナリオ目ながらこのシナリオのクリアで引退が確定するという状況です。昨年の最後にキャラが引退した管理人の新キャラにとっては初陣でもあると色々記念すべき状況ではありましたが…最初のプレイはあえなく敗北…

 パーティー編成によるところもなくはないですが、そもそものクリア条件がやたらときびしいもので、メンバーのレベル的にちょうど難易度が上がるぎりぎりなため推奨難易度通りではクリアできないと判断し、1レベル下げて2度目の挑戦を行います。それでもなおかなり厳しいものでしたが、戦闘の運にも恵まれぎりぎりでのクリアーとなります。

 これにより晴れてちい、やまのキャラが引退となり2人まとめて新キャラへの移行となりました。

 

 

☆スーパー核戦略

○概要

作者:メンゲ連ハウニ部

対象年齢:12歳以上

対象人数:3-6人

標準時間:10-20分程度

 

 核戦争をテーマにしたカードゲームですが、積極的に撃ち合うというよりは他人に撃たせて汚名を着せつつ、自国の荒廃を避けることを目指すというゲームです。

 

①手番になるとカードを1枚引きます。

②手札から1枚をプレイしその効果を解決します。

③指というパラメーターが最大になると、そのプレイヤーは他の国を攻撃します。それにより他国は荒廃が進み、自分は罪を受け取ります。

④他国の攻撃は滅亡の時計をひとつ進めます。

⑤荒廃が最大値になると脱落となります。

⑥これらを繰り返し、すべてのカードが使用されるとゲームは終了です。ゲーム終了時に脱落しておらず、罪が最も低いプレイヤーの勝利となります。また、ゲーム終了前に滅亡の時計が最大になるとその時点で全員が敗北して負けとなります。

 

〇プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。手札の関係もありましたが序盤はお互いが積極的に他国を煽り核のスイッチを押させあいます。

 

 しかしながら、後半になって滅亡までのリミットが示し合わせたように全員が平和主義に転換し緊張の緩和に努めます。

 

 ただ、国土の復興や罪の回復効果を持つカードを引き、立て直しを図る2人に対して管理人は回復系のカードが全く来ず戦況は負けが確定という状況になります。こうなると、残った手札を人類滅亡に向けて投入するしかなく、結果的に時計が最後まで到達したことで人類は滅亡となり、全員が敗北となりました。ちなみに、滅亡のダイヤルを戻せるカードは個人の罪を減らす効果との選択になっており、最後まで自分の罪減らすために手札に温存していたちいに全員で爆笑w

 

〇評価

 兵器を撃ち合って他国を滅ぼして勝利を目指す…のではなく自分で撃つと悪評(罪)が高まるので、外交により各国の緊張を操作し兵器を撃つという罪を押し付け合うという不謹慎ゲーです。世界の滅亡まで余力がある序盤は、緊張を高めお互いが撃ち合いに誘導しますが、滅亡が迫ると皆が急に緊張緩和に取組みだす、それでもなんだかんだと自己利益を優先したりと色々考えさせられるカードゲームです。一部のカードは全体の利益と個人の利益の天秤となっており、この辺りをうまく使いながら世界全体の滅亡や国家の崩壊を避けつつも、如何に自分の罪を上げずに済ませるかというのが考えどころとなっています。

 一方で、厳密にゲームとしてみると世界の終焉は全員の敗北となりますが、勝ち目がなくなったプレイヤーから順次そちらを目指す(実際に今回の管理人も勝ち目がなくなるとそうするしかなかった)可能性が高く、これを防止しようとすると、全体の均衡をうまく保っていくしかなくテーマからするとこの辺りはどうなんだろうという印象がありますね。

 また、荒廃を回復させるカードは他国に対しても使用しでき脱落者をも回復させられるですが、その行為に基本的にメリットがなくいまいち必要性がわからないというのも気になりました。

 ついでに言えばテーマがテーマなのでそもそも人を選ぶというのもありますね。

 とまあ、気になる点はありますが設定と雰囲気を楽しむゲームとしてみると、この設定を許容できるメンバーとなら手軽にプレイでき悪くはないゲームだと思います。

 

 

 ここでやまは用事のため早上がりで、残りは再びちいと2人でゲームをしています。

 

☆ヴァルドマイスター

○概要

作者:AndreasKuhnekath

対象年齢:8歳以上

対象人数:2人

標準時間:20-30分程度

 

 ゲルハルト社のタイトルらしい総木製のコンポーネントが目を引く、植樹をテーマにしたアブストラクト系ゲームです。ゲルハルトのタイトルはこれまで国内での正式な流通はなかったのですが、昨年末にゲーミングテーブルなどを扱っているマルコさんが取り扱いを始められています。「ウルビーノ(「自宅ゲーム会143 中盤」を参照。)」などの名作も手に入りやすくなったところは嬉しいですね。

 

①色(3色)と高さ(3段階)のどちらを担当するか決めます。

②手番になるとすでに配置されているピンをひとつ動かし、動かして空いたマスに手持ちのピンをひとつ配置します。

③これらを繰り返しすべてのピンを置き終えるとゲームは終了です。3色の色、3段の高さのそれぞれで連続するグループとなっているもののうち最大のグループを得点とし、それらの合計が勝っているプレイヤーの勝利です。

 

〇プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。3色それぞれに3段階のピンを3つずつ合計27のピンを持ってゲームを開始します。

 

 序盤はお互いのグループを切り離しながら自分のグループを伸ばすように動かしていきます。

 

 中盤くらいから徐々に確定したピン(動かすことができないピン)も増えてきます。奥で最大の高さを持ったグループができていますが、その手前にちいが緑色のグループを伸ばしています。

 

 そんなこんなでゲーム終了時の様子はこんな感じです。3つの高さでそれぞれ10前後のグループを形成した管理人に対して、ちいは緑以外はそこまで伸びておらず、合計で上回った管理人の勝利となりました。

 

〇評価

 ゲルハルト社のタイトルらしい総木製のコンポーネントが目を引く、植樹をテーマにしたアブストラクト系ゲームで、3色の色を担当するプレイヤーと3段の高さを担当するプレイヤーで各3つのグループの大きさを競います。

 手番に行うことは既に配置されている任意の1ピンを動かし、そうして空いた移動元に手持ちの1ピンを配置していくと非常にシンプルですが、それぞれのピンは色と高さという両方の属性をもっていて自分だけのものではないため如何に自分のグループだけを大きくしていくように立ち回るかというのが考えどころとなっています。

 また、それぞれの種類のピンは3本ずつと手持ちのピンが有限であるため、相手の動きに対応できるようにどのピンから使いどのピンを残しておくかというところや、相手の残りのピンから妨害されないところを導き出せるかというのも悩ましいですね。

 大きく気になったところもなく、後半になってからのあのピンがあれば…というままならなさが楽し(苦し)くこれはとても面白いタイトルになっていると思います。

 

 

 後半に続きます。

 

 

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