他家ゲーム会19 タンクス+ 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和4年11月5日

 

 さて、本日は自宅を離れ久々となるちい宅でのゲーム会です。といってもメインは別の用事だったので、空いた時間でちょこっとゲームをプレイしています。

 

☆タンクス+

○概要

作者:福田航一

対象年齢:- -

対象人数:2人

標準時間:30分程度

 

 第二次世界大戦における戦車戦をテーマにしたウォーゲームで、1ユニット1車両という設定でそれぞれの車両を操縦して戦う戦術級です。ちなみに、プラスとついているのは雑誌に掲載されたときの東部戦線版に西部戦線マップやユニット、歩兵といった要素が加わったという拡張追加版みたいな意味合いです。

 

①プレイするシナリオ、使用する勢力を選択します。

②手番になると各ユニットで敵ユニットを砲撃することができます。砲撃はユニット及び距離により命中、破壊の判定を行います。

③この時点で砲撃を行っていないユニットが移動できます。これに対して、非手番側は防御射撃が行えます。

④移動後にまだ射撃を行っていないユニットは射撃を行えます。このときの射撃は命中率が低下します。

⑤射撃を行ったユニットには射撃マーカーを配置しておき射撃ができないことを示し、この時点で射撃マーカーを取り除きます。

⑥後攻側が同じ手番を行います。

⑦これらをシナリオに応じた勝利条件を達成するまで繰り返します。

 

○プレイ経過

 今回は最初のシナリオ「赤軍の反攻」を選択し、ドイツ軍を担当します。シナリオ的には反撃に出たソ連軍とそれを迎え撃つドイツ軍という感じで、戦車の数でソ連軍がドイツ軍の倍の数を有しています。

 

 数に劣るドイツ軍は森林に車両を隠し、数を頼りに押し寄せるソ連軍を待ち伏せます。有効射程の広いドイツ軍が先制しますが流石に距離が遠く命中しません。

 

 徐々に距離がつまり、ソ連軍も射撃を行ってきますが森林の防御効果もあってあたりません。その一方で、右手の森に伏せた戦車へ向かうためにソ連軍の戦車が向きを変えたタイミングで左手の森の車両が側面より砲撃を仕掛けソ連軍2両を撃破します。また、近距離にはいってからの防御射撃ではダイスが走りさらに2両の撃破に成功しており、半数の撃破が勝利条件となっているためソ連軍を追い詰めることになります。

 

 なかなか有効打のでないソ連軍はさらに距離をつめて砲撃を連発してきましたが森に隠れる車両には命中せずといったところ。最後はドイツ軍が背後に回りこみ、距離をつめてからの砲撃でソ連軍1両を破壊します。これによりソ連軍の車両の半数を撃破したドイツ軍の勝利となりました。

 

○評価 

 第二次世界大戦における陸戦の主役である戦車の戦いを1車両1ユニットというスケールで描いた戦術級のウォーゲームです。マップや車両性能に汎用性を持たせたデザインとなっており、参加する戦車や使用するマップを変更することで様々な戦場を再現できるのが特徴といえます。ちなみに、コマンドマガジン誌では継続的に新シナリオの公開がされていましたし、最近だと「タンクス+α」という追加のシナリオ集(+ユニットも)なども発売されています。

 また、攻撃力が車両ごとに単一のものではなく目標との距離に応じた命中率と貫通力が設定されているのも面白いところで、強力な砲を搭載した戦車であれば遠距離から敵装甲を貫きますが、砲の威力が弱ければある程度の接近が必要となってきます。当然、装甲は背面のほうが薄くなっており、戦車戦において重要な位置取りをどのようにしていくかというのも考えどころとなっています。

 ちなみに、10へクスを超えるような距離を置いての射撃戦も行えるため距離の確認や車両ごとに対応した射撃表の確認という手間がなくはないですが、車両の向きや距離に応じた命中や貫通の判定は適度にデフォルメされて負担は少なくなっており、多数の戦車同士の戦いも比較的手軽にプレイできるようになっているのはいいところです。

 大きく気になったところもなく、様々な戦場で戦車同士の熱い砲撃戦が楽しめるタイトルになっていると思います。

 

 

☆300:ギリシア・ペルシア戦争

○概要

「自宅ゲーム会178 後半の後半」を参照。

 

○プレイ経過

 今回はスパルタ担当がちいVSペルシア担当がちいの家族のひさで、管理人はインスト&初プレイのひさに対するフォロー役となっています。

 

 最初の遠征ではお互い堅実に支配を広げていますが、ギリシア軍が1点の優勢を得ています。

 

 続く遠征ではテルマに強襲上陸をかけ補給線を断ちに来たギリシア軍の隙を突いて、逆にペルシア軍がアテナイを攻め落としています。

 

 第3遠征は王の急死で中止となり、第4遠征。戦況は概ねペルシアが優勢に進めていましたが、ギリシアはぎりぎりのところでアテナイを攻略したことにより得点の優勢は確保しています。

 

 そうして向かえた最終遠征です。

 

 もぬけの殻となっていたスパルタを攻め落としたペルシアに対して、ギリシアは逆転を狙って乾坤一擲のセストス攻略に向かいましたが結果はギリシアの敗北となります。

 

 セストスの敗戦後、戦力と手数の不足からギリシア軍に反撃の目はなくそのままゲームは終了となり、最終遠征で得点を伸ばしたペルシア側の逆転勝利という結果でした。ひさも楽しんでくれたようで何よりです。

 

 

☆超かんたん関が原

○概要

 某有名ロボットアニメをテーマにした「ラン○・ラルの戦い」を製作されたまなぶんさんによる新作で、今度は僅か3ターン、10分程度で決着のつく関が原の戦いです。テストプレイキットを使ったプレイということもあり情報はこの程度となりますが、ややルール漏れはあったもののゲームとしてはなかなか面白いものとなっており、正式ルールでのプレイを楽しみにしているところです。

 

 

 ここで時間となり、ちい宅でのゲーム会はこれで終了となりました。

 

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