自宅ゲーム会417 前半 ポリネシア 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和4年4月23日

 

 さて、今週はちい、やまと管理人の3人でのゲーム会となり、午前中はいつものようにちいと2人でしたが今日はウォーではなくまずは通常のボードゲームをプレイしています。

 

☆ポリネシア

○概要

作者:PeerSylvester

対象年齢:14歳以上

対象人数:2-4人

標準時間:75分程

 

 火山の噴火が迫るポリネシアの島から部族を率いて脱出し、新たに定住する島の確保を目指すゲームです。

 

①ゲーム開始時に各島へのタイル配置やゲーム毎に得点条件などを指示するカードなどセットアップを行います。

②手番には「島への航路開拓」「コマの移動」「資源の獲得」「部族の拡大」のアクションからいずれかを実施します。

③各ラウンドは1アクションずつ巡に3回アクションを行えますが、それぞれ航路開拓のコストが高く、移動や資源の獲得に有利な最初のアクション、航路開拓が有利で、移動数や資源の獲得に不利な最後のアクション、その中間の2回目というようにアクションの効果が変動します。

④移動において他プレイヤーが既に開拓した航路を使用することも可能ですが、そのプレイヤーのコマと一緒に移動元から移動先に向かうこと、航路の開拓時に設定される資源を支払うことが必要となります。

⑤アクションフェイズが終わると、袋から火山コマを引きます。

⑥スタートプレイヤーが2種類の資源のうちどちらかを指定し、全員がそのリソースを破棄します。

⑦部族がいる島に応じて資源を受け取ります。

⑧これらを繰り返し、6つの噴火コマが出たところでゲームは終了です。得点を計算し、最も多くの得点を獲得したプレイヤーの勝利となります。

 

○プレイ経過

 管理人がピンク、ちいが青でゲーム開始時の様子です。得点は亀のマークの書かれた島にコマを配置することと、より多くの部族コマを本島とそれに続く最初の島より遠くに逃がすことですが、追加として今回のカードは群島(青い線で囲まれた島郡)にコマを配置していること、資源のうち貝殻の資源をより多く持つこと、島に配置されているお面トークンを集めることとなっています。

 また、今回の2人プレイでは開拓済みの航路を新たに開拓することは出来ず、相乗りで使用することしか出来なくなっています。

 

 序盤、中央から右上に向けて航路を広げるちいに対し、管理人は左の島へ一旦航路をつなげてから、それ以降は中央下の移動距離的に最も遠くとなる島を目指して航路をつなげていきます。

 

 ゲームは火山コマが全て出切り8ターンでの終了となりましたが、終了時の様子はこんな感じです。得点計算を行うとほぼ五分五分というような得点ではありましたが、今回の得点要素のひとつである貝殻の数で管理人が若干上回っていたことにより管理人の勝利となりました。

 

○評価

 噴火を目前とした火山島から部族を率いて脱出を図るゲームです。セットアップの際に島々に配置するタイルや得点条件にかかるカードの選択など展開の差別化を図る仕組みがあってこれによりリプレイ性が担保されていますが、一旦ゲームが始まってしまうと非公開情報はほぼないアブストラクトライクなゲームとなっています。

 ラウンド毎に3回巡ってくる手番においてその都度アクションごとの効果量やコストが変動するというのが特徴的で、航路を先におさえたいけどそうするとコストは高くなるし、航路を押さえてから移動をしたいけどそうすると移動は少なくなるといった感じに効率を目指した場合の不整合が生じやすくなっており、これらを踏まえてどのアクションをどのタイミングで行うかというのは考えどころとなっています。さらに、他プレイヤーの行動によってもアクションに必要な資源や航路開拓のコストは変わってきますし、相乗りが必要(航路の持ち主にとっては良くも悪くも強制される)となる他プレイヤーの航路の使用に関する仕組みなど、手番手番における状況の変化をどう活用して効率よく進めるかというのも悩ましいですね。

 また、唯一の非公開情報であるゲーム終了ラウンドが火山マーカーの引きによって決定されるため、火山マーカーの状況から最短5~最長9ラウンドという間でいつ終了するか、残りの時間を見計らい計画を組み立てていくところは難しいですし、予定外に短かったor長かったということによる一喜一憂も面白い要素になっていると思います。

 一方で、カラフルな見た目に反して全体的に堅実で地味なプレイ感というところがあり好みがなくはないかな。あと、今回は2人でプレイしましたがコスト変動や相乗りの仕組みからすると3人以上の方が面白いとは思います。

 とはいえ、大きく気になったというほどのものではなく、変動するコストに伴うアクションの選択をどうマネジメントしていくか、ランダムな終了タイミングとゲーム毎に異なる得点条件などでリプレイ性も十分で面白いタイトルになっていると思います。

 

☆300:ギリシア・ペルシア戦争

○概要

「自宅ゲーム会178 後半の後半」を参照。

 

○プレイ経過

 昼食前に少し時間があったのでこちらを。前回の初敗北のリベンジということもあって再びギリシアを選択します。この間色々と考えていましたがギリシアは最初の購入でカード6枚もいいんじゃない?という予測に基づき初手6枚作戦です。

 

 戦力を大きく増強することができる「ラウリオン鉱山」、「シラクサの支援」こそなかったものの全体的なカードの引きは良くこれは上々の出だしと思ったのも束の間、「単独講和」による判定負けで3枚のカードを失うという微妙な出だしとなってしまいます。

 

 そんなこともあり序盤からペルシアが優勢で第2遠征にはアテナイが侵攻を受けることとなりましたが、アテナイを巡る攻防における勝利と隙を突いたテルマへの強襲上陸による揺さぶりが功を奏し何とか決定的な敗北は免れ、最終遠征開始時はペルシアが3点リードと何とか逆転の圏内にとどめます。

 

 そうして向かえた最終遠征ですが、このタイミングでラウリオン鉱山とシラクサの支援が揃ったことで戦力が大幅に充実したこともあり、ペルシア軍の生命線であるセストスの浮き橋攻略を計画します。まず、テルマへ強襲上陸を行って占拠し、セストスの戦力を誘い出して海上撤退を行い、その上で本命のセストスへ強襲上陸を仕掛けます。

 

 この作戦は成功に終わりセストスの陥落とともに浮橋が落ち、海軍もないことからギリシア本土にいるペルシア軍は最終的に壊滅することが確定します。ただ、得点的には上陸部隊がこのままセストスを守りきれば逆転勝利という流れではありましたが、あいにく対策をとられていたためこちらの上陸部隊も壊滅となります。この結果惜しくも引き分けとなりました。

 

 

 午後に続きます。

 

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