令和3年11月7日
ここでハレとヒサは時間となって帰宅、ここからは3人でのゲーム会となりますがあまり時間もなかったので手軽なカードゲームを2タイトルプレイしています。
☆コレクタブルモンスター
○概要
作者:中森しろ
対象年齢:- -
対象人数:3-5人
標準時間:60-90分程度
プレイヤー同士でモンスターを交換しながら、高得点となるセットを揃えることを目指すゲームです。
①手番の最初にカードを1枚引きます。
②手札を1枚他のプレイヤーと交渉し別の1枚と交換することができます。
③場に1枚カードをプレイします。
④場には1から5までの数字を持つカードのセットが各ひとつずつしか出せず、各セットは得点と同じ枚数までしか並べられません。同じ数字の中でモンスターの種類が少ないほど高得点となりますが、得点計算時に規定の枚数が並んでいないとセットは得点にはなりません。
⑤これらを繰り返し、手札から場にカードを出せなくなると得点計算を行います。上記による得点と、1種類のモンスターで構成されたセットの数によりボーナスを受け取れます。
⑥3ラウンドを行って合計得点が最も多いプレイヤーが勝利となります。
○プレイ経過
ゲームはこんな感じで手札を1枚ずつ手元に並べていくことでゲームが進みます。
あるラウンドの様子ですが、手札から出せなくなった時点でゲームは終了となります。このラウンドの得点計算を行うとちいの勝利となりましたが、その他のラウンドにおいてもちいが優勢で、最終的にもちいの勝利となりました。
○評価
プレイヤー同士でモンスターを交換しながら集めていき、高得点につながるセットを目指すゲームです。カードを交換するために交渉が必要ですが、1枚対1枚という制限と、手元のカードを見ると中盤以降は概ね必要そうなものがわかるため交渉は比較的行いやすくなっています。とはいえ、あからさまに自分の有利な交換は受けてもらえないので、手札は非公開という部分を使いながら如何に両者にとってWIN=WINと思える提示をしつつ他プレイヤーを出し抜くようにするかは考えだと思います。
また、1から5のセットはひとつずつしか作れず、単独種族になると得点は高いのですがそもそも完成しないと得点にならない、しかもカードがプレイできなくなるとラウンドから抜けないといけないという縛りがなかなか効いており、序盤は集めだした種族を狙ってきつめに交渉を進めるのですが、後半になるとラウンドが終わり無得点になるよりは・・・という感じでいやいやながらも交換しなければならないジレンマがなかなか悩ましいです。
大きく気になったところはありませんが、システム上3人ではやや少なく感じたのでもう少し人数は多いほうがより楽しめそうかな。
とりあえず、カードのみを使った手軽に交渉を楽しむゲームとしてなかなか面白いタイトルになっていると思います。
☆妖精奇譚
○概要
作者:中村聡
対象年齢:10歳以上
対象人数:2-5人
標準時間:30-60分程度
伝説の人物や物語の1シーンとなるカードをブースターズドラフトによって揃えていき偉大な物語をつむぎ得点を稼いでいくゲームです。
①カードを各プレイヤーに5枚ずつ配布し、1枚を確保したら残りを隣のプレイヤーに、受け取ったカードから1枚を確保したらまた隣に・・・というのをカードがなくなるまで繰り返します。
②確保したカードのうち、各プレイヤーが1枚を選び一斉に公開します。公開されたカードを手前に配置し、カードの効果を適用します。
③3枚のカードを公開すると残った2枚は捨て札にします。
④ブースターズドラフトによるカードの確保、確保したカードから3枚配置というのを合計4ラウンド繰り返します。
⑤4ラウンドが終わると得点計算を行い、最も多くの得点を確保したプレイヤーの勝利となります。
○プレイ経過
ゲーム開始時は取り忘れ・・・というか場に何もない状態からはじまりますが、並べ方が違っていますがゲーム終了時にはそれぞれが12枚のカードを確保した状態で終わります。
今回は思ったほど点差が開いていなかったものの、比較的得点の高いカードを集めつつ、条件付のものもきちんと満たした管理人の勝利でした。
○評価
伝説の人物や1シーンとなるカードをブースターズドラフトによって集めていくゲームで、カードのみのコンポーネントに簡単なルール、手ごろなプレイ時間と、ブースターズドラフトを使ったゲームは割とプレイアビリティが高いものが多い印象ですが、その中でもかなり高めなタイトルです。
各ラウンドともドラフトで集めた5枚のカードの中から、さらに組み合わせや効果を踏まえつつ3枚を手元にプレイしていく2段階で選抜していくのが特徴で、最終的には3枚に絞らないといけないということから、残りの2つというのを万が一必要なものが来なかった時の予備として使うのか、自分には必要ないけど他の人に必要なカードを押さえるために使うのかなど、カードのマネジメントは考えどころとなっています。
また、得点の大きなカードにはマイナス効果として他のカードを裏返す(全ての効果をなくし得点を0にする)ものや条件として別のカードを必要とするものなど一筋縄ではいかないカードも多くありますが、反対に得点はそれほどでもないものの一旦裏になったカードを表に戻すカードなどもあって、繰り返される4ラウンドの中で如何に高得点が出せるような効果を組み合わせていくかというのも悩ましいですね。ちなみに、初級と上級のルールがありますが、上級で加わるカードは他プレイヤーに影響を与えるものや、より得点条件の複雑なものなどが加わるため駆け引きに幅が出ると思われますが、ルールの難易度的にはほとんど差がないことから最初から上級でも、というか上級がいいのではと思っています。
大きく気になったというところはなく、ブースターズドラフト系のゲームを手軽に楽しめるいいタイトルだと思います。
ここで時間となり、本日は終了となりました。