自宅ゲーム会375 後半 A Song of Ice & Fire: Tabletop Mini | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和3年9月4日

 

 本日のメインを終え、残り時間ではこちらのミニチュアゲームをプレイしています。

 

A Song of Ice & Fire: Tabletop Miniatures Game

○概要

作者:EricM.Lang&MichaelShinall

対象年齢:14歳以上

対象人数:2人

標準時間:45-60分程度

 

 海外のドラマである「ゲームオブスローンズをテーマにしたミニチュアゲームです。

 

①ゲームのモードと規模を決定し、対戦に使用する部隊を編成します。

②手番になると、ユニットをひとつ指定しアクションを行うか、非戦闘ユニットを空いている戦略ボードに配置します。

③アクションは移動や戦闘のひとつを実行できます。

④戦闘ではダイスを振ってヒット数を判定し、防御側が防御判定を行ってから実際の損害を出します。この時、損害を受けるとパニック判定を行い失敗すると追加の損害が発生します。

⑤戦略ボードはいくつかのアクションスペースからなり、非戦闘ユニットを配置したスペースのアクションを実行するとともに、(あれば)そのユニットの特殊能力を発動させます。

⑥これらを交互に繰り返し、全てのユニットがアクションを行うと手札を補充しターンが終了します。

⑦手札の戦略カードはカードに書かれた条件に応じて使用ができ、固有の効果を発動できます。

⑧ゲームモードに応じて得点を計算し規定の点数を超えると勝利します。また、6ターンが経過した時点で勝者がいない場合はその時点の得点によって勝者が決定されます。

 

○プレイ経過

 管理人が所有しているのはスターターセットで勢力はスターク家とラニスター家のユニットとなっています。管理人がラニスター(赤)、ちいがスターク(青)を選択し、スターターに含まれるほぼ全ユニットを展開してゲームを始めます。ちなみに、ユニットは主となる部隊+指揮官で構成され、指揮官の固有能力を部隊に付属することができますがその分だけ追加の編成ポイントが必要となります。

 ちなみに、モードは「七王国の玉座」でマップに点在する目標地点を確保することで得点となるとともに、その目標にランダムにセットされたボーナスを受け取れるというモードです。

 

 最初のターン、お互いに距離を詰めていきますが、先に目標を3箇所(全5箇所)押さえられたことでこちらから積極的に攻め込む必要が出てきます。

 

 接敵すると、こんな感じで部隊同士を向かい合わせます。横や後ろから攻め込まれると、その分だけ防御判定が厳しく(ダメージをくらいやすく)なります。

 

 スターターは接近戦の部隊ばかりとなっており各軍が正面からぶつかり合う展開です。先手をうって突撃(前方への移動と攻撃をあわせたアクション)をしたことで損害をあたえていますが、得点的には多くの目標を抑えているちいのスタークが有利という状況です。

 

 お互いに向かい合う敵の突破を狙い攻撃を繰り返しやや膠着していますが、接敵当初に比べると攻撃力に優れるスタークの攻撃によりこちらの部隊もかなり減らされています。

 ちなみに、右翼は睨み合いの末スタークの騎兵が突撃してきましたが、カウンター能力に優れる指揮官ジェイミー率いる防御力に優れた部隊で、防御からのカウンターで瞬く間に騎兵を壊滅に追い込んでいます。

 

 結局、同じターン内に両軍2ユニットずつが壊滅となります。残存兵力としてはラニスターが圧倒的に有利でしたが、この時点でスタークが規定点を達成したためスタークの勝利となりました。

 

○評価

 「ゲームオブスローンズ」の世界を舞台に、各家固有のユニットや人物などを組み合わせて部隊を編成し対戦するミニチュアゲームです。例えば歩兵はミニチュア12体で1ユニットが編成されるといったように比較的1ユニット単位のミニチュアが多めで、軍隊同士の激突の雰囲気が出やすいところはいいところだと思いますね(しっかりとペイントなどをすると余計に)。

 また、編成においては単に兵種の選択だけではなく、指揮官を配属させることによる特殊能力の付与や、非戦闘員を選択することによる戦略ボードの活用など幅もあって、どのように組み合わせていくかというのは考えどころです。さらに、実際の戦場においては戦略カードによる補助なども活かして編成したユニットをどのように運用し有利に進めていくかというのは悩ましくなっています。

 一方で、スターターセットだけだと限られた近接ユニットしかおらず、中規模戦を行うために含まれているほぼ全部隊を使用することとなり上記の編成の楽しさというのがほとんどありませんし、接近戦ユニットしかいない&ユニット数もほぼ同数という状況から正面戦闘に終始しやすくどうしても単調に感じてしまいます。しかも、現時点では国内で正規に流通しているタイトルではないので拡張の入手手段が欠しいところとどうしても割高なのが痛いところです。ミニチュアゲームという性質上、ある程度のコレクション要素が必要なのはわかりますが、スターターだけでももう少し選択に幅があるような構成だと良かったと思います。

 というわけで、とりあえずきちんとユニットがそろうと面白いとは思うのですがある程度でも「ユニットを揃える」の部分がなかなか難しく、現状だと「ゲームオブスローンズ」がどうしても好きでプレイしたくて、拡張の入手手段も確保できるという人にしかおすすめは出来ないかなという印象でした。
 

 

 ここで時間となり、本日は終了となりました。

 

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