自宅ゲーム会366 中盤 ネメシス 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和3年7月25日

 

 午後になるとやまが到着し、ここからは3人でのゲーム会となります。このところこのメンバーが集まるとグルームヘイブンからはじめていましたが、本日はこちらをプレイするために一旦お休みです。

 

☆ネメシス

○概要

作者: AdamKwapiński

対象年齢:14歳以上

対象人数:1-5人

標準時間:60-120分程度

 

 BGG22位(R3.7.29現在)という非常に評価の高いゲームで、巨大なイントルーダーのミニチュアを始めとした豪華なコンポーネントで繰り広げられる、宇宙船の船内という閉鎖空間における人類とイントルーダーの戦いをテーマにしたゲームです。というか、設定的にはほぼエイ○アンですw

 

①ゲーム開始時に各プレイヤーは2つの目標を受け取ります。これはイントルーダーと初めて遭遇したときに1つを選択します。

②ラウンド毎に手札が5枚になるようにカードを引きます。

③各プレイヤーは手番順に最大2アクションを行うかパスを行います。アクションは基本もしくはカードに書かれたアクションを手札をコストとして支払うことで実行します。

④誰もいない部屋に移動する毎にダイスを振り通路に騒音トークンが発生します。この時、既に騒音トークンがある通路に追加で騒音トークンを配置しようとすると騒音トークンを取り除きイントルーダーが出現します。

⑤全プレイヤーがパスをするまでアクションを繰り返します。

⑥全プレイヤーがパスをすると、まずイントルーダーと同じ部屋にいるプレイヤーは攻撃を受けます。

⑦イベントカードを1枚引き、記載されているイントルーダーの移動と、イベントの効果を解決します。

⑧イントルーダーの袋からトークンを引きその効果を解決します。

⑨ラウンドが終了し新たなラウンドが始まります。

⑩これらを繰り返し、規定の時間が経過する、自爆機能が稼動し規定の時間が経過する、死亡・脱出・コールドスリープなどにより全プレイヤーがボード上からいなくなるなどによってゲームは終了します。生き残ったプレイヤーの中で目標を達成したプレイヤーの勝利となります。

 

○プレイ経過

 管理人が赤のソルジャー、ちいが緑のキャプテン、やまが青のサイエンティストで、コールドスリープルームで目覚めたところからゲームは始まります。

 

 管理人の目標の一つに地球に帰還するというのがあったため、まずは目的地を設定できるコックピットを目指し、その他の2人も思い思いの方向を目指します。ただ、コックピットに到着する前に早々に最初の遭遇が起きてしまい、勝利条件は悩んだ末に唯一の生き残りになるというのを選択します。

 

 管理人の最初の遭遇は幼体と弱く一撃で撃破し、再度の遭遇も発生しましたが今度は成長体でこちらも無事に退けることに成功します。しかし、やまの最初の遭遇はまさかのクイーン(最強)でさすがに一人では太刀打ちできず逃亡したものの、その際に重傷を負ってしまいます。

 

 管理人は脱出ポッドでの脱出を目指し、装置を起動させようと部屋を探していましたがこの辺りから各所に完全体が出現し、さらに部屋の故障も重なりなかなかルームアクションを行うことができません。

 

 ただ、クイーンからの重傷に加え、完全体からの攻撃も受けたやまが脱落したことで、これにより全ての脱出ポッドが起動します。こうなると、後は脱出ポッドを目指すだけだったのですが、故障していない稼働中の脱出ルームは最短距離にクイーンが陣取っておりどうするか迷った末に強行突破を狙います。

 

 クイーンの一撃、続く部屋で出現した完全体の襲撃をなんとか耐え、ぎりぎろのところでしたが脱出ポッドに乗り込みます。

 あとはちいが倒れてくれれば勝利と思っていた矢先に、イベントにより故障した部屋が増えたことで船体の爆破条件を満たし船が爆発となり、ちいはイントルーダーもろとも海の藻屑と消えてしまいます。

 最後に唯一生き残った管理人の感染判定を行いましたが未感染で無事に生き延びたことが確認でき、管理人の勝利となりました。ちなみに管理人以外の2人はそれぞれお互いが死亡するというものでした。

 

○評価

 宇宙船に侵入して来た謎の生命体イントルーダーと宇宙船に残った人々との生き残りをかけた戦いをミニチュアばりばりの豪華コンポーネントで描いたゲームです。イントルーダーはゲーム開始時からあらかじめ船内に登場しているのではなく、船内の探索を進めるにつれて騒音ダイスの判定によって出現することとなっており、これにより予想外のところで襲撃を受けたりと、某エイリアンのように神出鬼没に襲われる雰囲気を上手く表現していると思います。

 なお、イントルーダーは一撃で倒せる幼体はともかく、成体や完全体は全力を尽くしてなんとか、それ以上になると1対1では勝ち目なしといった感じに強力なので複数人で協力して対応したいところです。しかしながら、テーマ的に一見協力ゲームかと思われるものの、実際はそれぞれに個人目標が設定され別々の目的で行動しており、目標の内容次第では人同士で妨害しあう可能性もあるという半協力ゲームとなっています。このため、自分の目標の条件によって他プレイヤーとの連携(そもそも必要があるかも含め)をどのようにしていくかというのは考えどころとなっています。ちなみに、今回はプレイヤー同士に関する目標を全員が選択していましたが、コックピットで目的地を設定してそこを目指したり、エイリアンの弱点を探索したり、地球と通信を取ったりと、様々な種類の目標があって、お互いがどの目標を目指しているかというのも推理して動くことも重要ですね。

 また、手番毎にはアクションカードをプレイして行動を行います。毎ターン基本5枚という限られた手札の中でアクションを行っていかなければなりませんので、手札の中でどれだけの、そしてどんなアクション実行するかというのは悩ましくなっています。

 あと、オプションですが完全協力ゲームにしたり、最初に倒れたプレイヤーがイントルーダーとなってプレイするというモードがあり、特に後者は最初に脱落したプレイヤーでもプレイに参加できるので良いですね。

 現在のところ入手難&入手できるにしてももともと高価なのところに更にプレミアつきという状況なのは残念なところではありますが、ゲームとしては大きく気になったところもなく、コンポーネントの豪華さだけでなく強力なイントルーダーに襲われ立ち向かう(逃げる)船内の雰囲気を上手く表現していてとても面白いゲームになっていると思います。

 

 

 後半に続きます。

 

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