自宅ゲーム会331 後半 アーバンオペレーションズ 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和3年2月11日

 

 さて、本日は午後からも2人なのでウォーゲームに勤しむ日の続きです。

 

☆アーバンオペレーションズ

○概要

作者:SébastienDePeyret

対象年齢:14歳以上

対象人数:1-6人

標準時間:90-300分程度

 

 コロンビアゲームズ社のタイトルではありませんが積木を使ったウォーゲームで、現代の市街戦を取り扱ったタイトルです。

 

①プレイするシナリオを選択しセットアップを行います。本作は3つのキャンペーンとそれに連なるいくつかのシナリオから構成されており、シナリオ単体もしくはキャンペーンとして複数のシナリオを順にというプレイの仕方も出来ます。

②ターンが始まると空軍や盤外からの砲撃を取り扱う「3Dアクション」の実行や、イベントカードの取得、主導権の決定などを行います。

③主導権を持つ陣営から手番を行います。手番には未行動のインパルスフォースを選択し行動を行うかパスを行います。

④選択したインパルスフォースに所属するユニットの移動や攻撃といったアクションを行えます。どれだけのユニットが行動が行えるかはインパルスフォースの状態によって決定されます。

⑤ユニットの移動力は歩兵と車両によって決まっていますが、敵からの視線やアクションを実行するかどうかによって変動します。

⑥攻撃は基本的な攻撃力に両プレイヤーのダイス判定による影響を加え、それらを加えて損害を判定します。新兵や精鋭といったインパルスフォースの状態によって損害は変動することがあります。

⑦各ユニットはターン毎に手番中のアクションと相手プレイヤーの手番中に行うリアクションがそれぞれ1回行えます。

⑧両プレイヤーが続けてパスを行うとターンが終わります。

⑨これらをどちらかが勝利条件を満たすまで繰り返し、勝利条件を満たしたプレイヤーの勝利となります。

 

○プレイ経過

 今回は歩兵しか出てこない上にマップも比較的狭いモガディシュキャンペーンシナリオ1「リードザウェイ」をプレイします。ちなみに、国連軍とソマリア国民同盟軍の戦い。管理人はブラックホークの墜落現場の確保に向かうソマリア軍(赤)、ちいは墜落したブラックホークの乗組員の救助に向かう国連軍(緑)をそれぞれ担当します。

 

 序盤、奥から墜落現場に向かってくる国連軍をソマリア軍唯一のベテラン部隊と住民で足止めをはかりながら、墜落現場の制圧に勤めます。しかしながら、精鋭である上に基本的な兵器が強力な国連軍を相手に新兵揃いの民兵では墜落現場の確保にすら苦戦。

 

 ようやく墜落現場にいる国連軍の排除に成功したころには中央のインパルスフォースが既に墜落現場目前。ベテラン部隊もここまで奮戦していたものの壊滅寸前で、この直後に全滅となります。

 ここからは、墜落現場を確保するため向かってくる国連軍の足止めを図ります。

 

しかしながら、空爆に続く国連軍の攻撃で右側にいた部隊が壊滅。

 

 狭い路地に部隊を配置し地域住民も集め抵抗は続けますが・・・

 

 最後は突撃を繰り返す強行突破を受け防御線が突き崩されます。

 

 防御線が突破されるとあとは数と火力にものをいわせる国連軍の攻撃で残った部隊も全滅。国連軍の勝利となりました。ちなみに、残った国連軍の戦力を確認すると何だかんだと損害は与えており瀕死の部隊は多かったみたいですw

 

○評価

 コロンビアゲームズ社のものではありませんが積み木のユニットを使ったウォーゲームで、テーマは現代の市街戦を扱います。

 システムはお互いに手番を行いインパルスフォース単位でユニットを活性化させてアクションを行っていくシステムとなっていますが、どのインパルスフォースから活性化させていくかというのは考えどころとなっています。というのも、各ユニットとも通常のアクションとして移動や攻撃を行うのとは別に相手プレイヤーの手番中にリアクションとして1回の機会射撃が実行できます。この射撃は基本的に先制となりますし大きなボーナスがつくということもあり、敵の移動経路を見据えて如何に安全に攻撃できる位置取りが先に行えるかというのが大切になってきます。ちなみに、敵の防衛線を突破しようとした場合どうしてもリアクションで先手がとれる分守りが有利となります。ただ、リアクションはユニット毎に1回ということもあり、ユニット同士が上手く連携をとることで敵のリアクションを消費させ安全の確保を図るというのも重要だと思います。

 また、武器の射程は比較的長いため、開けた場所では容易に攻撃を集中されてしまいますし、ピンポイントでの砲爆撃等(3Dアクション)の標的にもなってしまいます。とはいえ、マップは市街戦ということもあって道路や広場のように開けたようなものがある一方で建物内部や裏路地といった視線をさえぎるものの多い入り組んだ地形も描かれており、遮蔽を上手く確保するためにどのようなルートを設定し部隊を進めるかというのも悩ましいところとなっています。

 一方で、全体的にややルール量は多めで、基本部分についてはなんとかなるものの、特に中隊規模の市街戦で発生する可能性のある様々な事象を表現するため色々「ここまでいる?」的な細かく設定されている部分もあり、これらを習得ししっかりと使いこなすには修練が必要というところは気になったかな。全体的にルールブックの記述順もあまり分かり易く書かれていないような印象でした。

 あと、どうしても射程が長いためヘクス数だとか視線とかの判断がぱっと見でつきにくいのも少し気になったかな。ただ、この点は実際の規模を基準にしているのでしょうがないところかもしれません。

 とまあ、ルール量や難度の部分で導入時にはどうしても時間がとられるところも多くハードルは高めですが、遮蔽や位置取りを気にしながら部隊を進める緊張感は市街戦をらしく表現しており、なかなか面白いタイトルになっていると思います。

 

 

☆項羽と劉邦(ゲームジャーナル18号)

○概要

「自宅ゲーム会226 中盤」を参照。

 

○プレイ経過

 項羽を担当しゲーム開始・・・したのですが、開始時から既に項羽が進軍済みなため強制的に勃発する臨淄攻略戦において、圧倒的に能力の劣る田栄の出目が奮う&項羽の出目が奮わずまさかの敗退となります。しかも、討ち取り判定でさらにまさかの死亡判定となり、劉邦が何かする前にわずか一手で敗北(涙)

 

 さすがにということで、担当は代えずにそのまま気を取り直して2戦目。

 

 今回は順調に勢力を拡張。さらに、2ターン目の人材で龍且(コマが見当たらず、早々に脱落する章邯を使用しています)、3ターン目が虞姫とたて続きに楚の人材が登場したことで、初手に張良を選択していた漢は項羽に対抗できる人材が揃わず。

 

 そうこうするうちに、勝利条件である7エリア目を確保。漢はこの時点で最強のハンカイに倍近い戦力をつけて送り込んできたものの結果は項羽が猛威を奮い勝利しハンカイを討ち取り。ターン終了まで奪還はされず、これにより項羽軍の勝利となりました。

 

 

 ここで時間となり本日は終了としています。

 

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