自宅ゲーム会276 後半 バグアイドモンスター 他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和2年5月10日

 

 さて後半となりましたが、午後からはウォーゲームです。最初はちいからの再戦希望で久々のナポレオニックから開始です。

 

☆Napoleon's Triumph

○概要

「自宅ゲーム会184」を参照。

 

○プレイ経過

 担当陣営は前回同様管理人がフランス軍、ちいが連合軍で、シナリオも同様に当日のみとしています。

 前回に比べると、中央をやや厚くその分右翼が手薄となっています。ついでに、騎兵のみの軍団を前回のミュラのみから、ミュラとベシエールに変更しています。

 

 序盤左翼のランヌを前進させ敵の右翼と対峙させつつ、ミュラとベシエールも後に続けます。前回プラツェン高地から右翼に攻めかかってきていた連合軍でしたが、今回は高地の軍団は守勢で、中央から左翼側にかけてが主攻といった感じです。

 

 中央に突出してきた軍団はミュラとヴァンダムの連携で押し返します。左翼のランヌは後方のベシエールを備えに回り込んで瓦解を狙っています。

 援軍のベルナドットとダヴーは脆弱な右翼に回し、守勢に回る連合軍に攻め込むことにします。

 

 中盤。左翼の状況は変わらず。中央は徐々に連合軍が戦力を増やしており、こちらも2個軍団では支えきれずサンティエール動かしています。右翼は、いよいよ戦闘開始といった感じですね。

 

 中央は押し返すことに成功しています。ただ、実際にはヴァンダムあたりの戦力はかなり損耗しており、敵が積極的に攻めてくると危ういという状況ではありましたが、連合軍は右翼に備え積極的に動かしてっこなかったため何とか瓦解せずに戦い抜きます。

 

 後半。中央は突破に成功し、この部隊を右に回し右翼での包囲を狙います。

 

 挟み撃ちに合うような形の連合軍は十分な対処が出来ず、そのまま包囲は形成されていきます。

 

 結局最後は包囲下で1個軍団が全滅したことで士気が下がりきり、前回に続きフランス軍の勝利となりました。

 

 

 

☆バグアイドモンスター(RPGamer第8号付録)

○概要

作者:GregCostikyan

対象年齢:- -

対象人数:2人

標準時間:- -

 

 1950年代アメリカのとある町を舞台に、突如として現れた美女をさらうモンスターたちと美女を魔の手から守る人々(美女たち自身も戦うようですが)による激闘をテーマにしたB級っぽさあふれるウォーゲームです。それにしても、雑誌のタイトル的にも中身もTRPGなのに何故にこの雑誌はウォーゲームをつけてるんでしょうw

 

①ベム(BEM=バグアイドモンスター)と人間で担当する勢力を決定し、ベムプレイヤーは宇宙船の着陸地点を決定します。

②ターンはベム、人間の順に手番を行います。

③ベムは手番になると、ユニットを移動させます。この時、落ちている装備を拾ったり、女性を捕獲したりします。

④女性ユニットと同じマスにいるベムは欲望チェックを行います。魅力的な女性ほど失敗しやすく、チェックに失敗したベムは欲望に取り付かれ女性への接近戦以外の行動ができなくなります。

⑤射撃装備を使用できるベムが目標を指定し、射撃戦を行います。この時に人間プレイヤーも反撃を行え、ダイスで損害を判定します。

⑥同じマスにいる人間ユニットに接近戦を仕掛けることが出来、ダイスで損害を判定します。反撃も行われます。

⑦人間ユニットはゲーム開始時に全員寝静まっている状態でのスタートとなります。様々な条件を満たすことで活性化して行動できるようになります。

⑧行動できるようになった人間ユニットは、ベムと同様移動、射撃、接近戦を行います。

⑨人間プレイヤーが宇宙船を破棄愛することで勝利となります。また、8ターンが経過した時点で宇宙船に捕らわれ女性ユニットの魅力の合計値で勝敗を判定します。

 

○プレイ経過

 ゲーム開始時の様子です。住民が寝静まっているなか、静かに右上の森の中に宇宙船が着陸します。街の各所に配置されているのは武器で、これらを持つことでユニットが強化されます。ちなみに担当は、管理人がベム、ちいが人間となっています。

 

 さて、宇宙船の着陸地点の最も近くにあるケンドリック家にはジルという最高の魅力値を持つ女性がいますが、問題はこのジルが男性ユニットに負けないほどの女性トップクラスの能力を持っているということと、家族に男性が2人(しかも能力も高め)いるというところです。そんなわけで、早々に制圧してしまおうと着陸地点をここにきめたという経緯もあり、まずは欲望値(欲望チェックがベムのこの値と、女性の魅力値が影響する)が低く能力の高い主力を差し向け襲撃します。

 

 しかしながら、近隣の2家族の計3世帯に向けた最初のターンの攻撃は出目に嫌われどの家においてもベムたちが欲望に狂うわ、攻撃が当たらないわの見事なほどの大失敗となります。特にケンドリック家に侵入したベムは、その中でも能力の高い2ユニットが除去されるという出だしから不安な結果となりました。

 

 しかも、この家々の中心に消防署があり、サイレンを鳴らされたことで消防の能力を持つユニットが活性化し、そこから家族→近所と次々と起きていくことになります。

 

 そんなこんなで、女性は反対方向に逃亡し、欲望が回復した頃にはミサイルランチャーやショットガンなど強力な武器で武装した男性ユニットによる防衛線が引かれていました。

 

 何とか戦線を突破しようと攻撃を仕掛けますが、数に勝る人間の攻撃で徐々に削られていき・・・

 

 最後にはナイフで武装した程度の魅力も腕力も低いおばさんにより、欲望チェックに失敗したベムが一撃で撃破されるということもあって、結局ベムは全滅となります。確保できた女性は0、撃破したユニットも男性3ユニット程度と大敗という結果でしたね。

 

○評価

 美女を求めて襲撃するモンスターとそれに対抗する人間たちによる戦いというB級感あふれるフレーバーが魅力的なウォーゲームです。

 真夜中の寝静まった町に忍び寄るモンスターたちは攻める場所やタイミングを選べるというイニシアチブがありますが、美女好きなモンスターたちは女性を捕獲するための接近戦において欲望の判定に負けるとほとんどの行動が不能になり、人間ユニットのいい的となってしまいます。住民を近所に逃してしまうと連鎖的に起床される恐れがあるということもあって、あらかじめ邪魔なユニットを除去しておいたり退路を塞いでおくなど事前準備も大切です。ただ、ターン数が限られていることもあって、如何にすばやく計画的に襲撃を行っていくかというのは考えどころとなっています。

 反対に人間ユニットはモンスターからの襲撃を受ける立場にあり、襲撃で目覚めた人数だけでは太刀打ちできないことが多いと思われます。捕獲の対象にならない男性ユニットを上手く使いながら、各家を起こして回り数を如何にして揃えるかというのが重要となってきます。ちなみに、女性ユニットであっても武器を持つと十分戦力となり、接近戦及びそれによる欲望状態を誘発することもできるので、残っている戦力を見ながらどの程度前線に出していくかというのも悩ましいところかもしれません。

 一方で、マップ上に武器や乗り物が多く配置されていますが、ユニットが除去されてもその場に残り、場所によっては大量に集まることもあったりと、ややごちゃつきやすくわずらわしいというところが少し気になりました。ついでに、人間側の各家とも必要十分なくらいの武装が配置されているのはやや緊張感に欠けるのではというのもありましたね。もう少し少なくして、人間側が取に行って反撃というような展開でもとも思いましたが、このあたりは今回モンスター側がぼろぼろで人間側の武器があまりまくっていたというのもあるので要検証になるかな。

 とまあ、武器周りの取り扱いが少し気になりましたが、設定はとても面白く、それらに基づいた特徴もなかなか良くできており、楽しめるゲームになっていると思います。

 

 

 ここで時間となり本日は終了となりました。

 

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