自宅ゲーム会260 後半 宝島 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

令和2年2月22日

 

 前半に続き3人でのゲーム会です。

 

☆宝島

○概要

作者:マルクパキン

対象年齢:10歳以上

対象人数:2-5人

標準時間:45分程度

 

 島に隠された財宝を巡って、ありかを知るジョンシルバーを幽閉した海賊たちはジョンシルバーを尋問し宝の発見をめざし、ジョンシルバーは幽閉から密かに脱出しそれらを持ち出すことをめざすゲームです。

 

①ジョンシルバーと海賊で担当するプレイヤーを決定します。

②ジョンシルバーは宝物の隠し場所を決定しセットアップを行います。

③最後尾にある順番マーカーを翌日のマスに進めます。そのマスにヒントの提示など何らかの指示が記載されていればそれを処理します。

④動かした順番マーカーのプレイヤーは手番を行います。

⑤手番には「移動(馬)」「移動(徒歩)と簡単な探索」「詳細な探索」及び特殊アクションのうちいずれかのアクションをマスの指定に応じた回数だけ実行します。

⑥日付ボードの最終日になるとジョンシルバーは幽閉されている塔から脱出します。ジョンシルバーが移動していき宝物に到達するとジョンシルバーの勝利となります。それより先に海賊が発見した場合は発見した海賊の勝利となります。

 

○プレイ経過

 ゲーム開始時の様子で、管理人がジョンシルバー、ちいが赤で、やまが青、緑は海賊が2人の時に追加される中立となっています。

 メインマップがモノクロとなっていますが、一応両面使用でもう一面はカラフルなマップとなっているものの、そちらは書き込んだものが見え難いらしく、こちらも面を使用しています。

 

 初日をはじめ、日付によって指示されている場合ジョンシルバーはヒントカードを手札の中からプレイし情報を提供しなければなりません。この時、全てのカードに真偽トークンを伏せて配置するのですが、ここにうそつきトークンを配置することで嘘をついてもよくなります。ただ、このトークンは2日目と9日目にひとつづつ手に入るので、初日のヒントは確実に真実ということになります。

 で、初日のヒントは管理人のポカでかなり重要な情報を提示してしまい、この時点でマップ約1/3まで探索範囲が狭められることになるとかなり不利な出だしです。

 

 南東方向にあることが確定しているので、やまのコマもそのエリアに移動してきて探索を続けます。ちなみに、北西に配置されたコマはジョンシルバーで、イベントにより9つの塔の中のひとつに配置され、今回は2人のセレクトで宝からかなりはなれて配置されてしまっています。

 

 移動しながら狭い範囲を細かく探すちいと、狙いのポイントに大きく移動し広い範囲を探索するやまという感じで。各所が探されていますが、他のヒントカードで惑わせながら何とか後半戦に入っても発見を免れています。

 

 しかしながら、何とか逃げ切れるかと思った15日目。残り2日となったところでちいが宝のある場所まで一気に移動し発見してしまい、ちいの勝利となりました。ちなみに、ちいのコマがある傍、3つ並ぶ船の一番手前に隠してありました。

 

○評価

 コンパスを使用するボードゲームというのは初めて見ましたが、コンパスを始め距離を計る物差しや方角を示す羅針盤状の文具など豪華なコンポーネントを使用して繰り広げられる元船長と海賊たちによる隠されたお宝の争奪戦をテーマにしたゲームです。必要な情報や探索の結果などを直接マップに書き込んでいくというのが非常に特徴的で、地図を広げながらこのポイントに向かって移動してこのあたりを探索してみようといったような感じで、宝探しの雰囲気がよく出ているのは楽しいところだと思います。

 その上で、ヒントを出すジョンシルバー役としては出来るだけ目標を絞らせないように、時には嘘を含めながらも情報を提供していき脱出までの時間を稼ぐことが求められますし、海賊としてはジョンシルバーから受け取る情報の真偽を判断しながら、限られた時間の中で如何に効率よく探索を進めていくかが必要で、それぞれの役割に応じた駆け引きは考えどころなっています。ちなみに、海賊同士はある程度情報を共有しているものの勝者は発見者となっており、ゲーム開始時に配られる初期エリアタイルなど相互に非公開となっている情報を有効に活用しながら、如何にお互いを出し抜くかということも大切です。

 大きく気になったところはなく、基本的に隠された宝物のありかをどう隠してどう探すかというシンプルな内容ですが、マップにさまざまな道具を使用しながらヒントや探索計画などを書き込んでいくというのがとても楽しく、コンポーネントとゲームシステムがとてもよく合った面白いゲームになっていると思います。

 

 

 本日は管理人都合で少し早めですが、ここで終了となりました。プレイした2タイトルとも面白かったですね。

 

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