平成31年4月30日
さて、日中の残り時間も少なくなってきたところで、最後に再び乱入してきた我が家の子どもたちが見つけ、どうしてもしたいとなったこのゲームを子どもたちも交えプレイしてみることに。
☆フラワーズフォーバルコニー
○概要
作者：うずまきスイッチ
対象年齢：8歳以上
対象人数：2-4人
標準時間：15分程度
個人的にはいい意味で見た目が反則ｗな、ゲームマーケット大阪2019の新作で自分の花をより高いバルコニーに届けるゲームです。
①ゲーム開始時、秘密裏に自分の担当する色が決定されます。
②手番になると瓶から花の駒を振り出します。２個から４個の範囲で花が出てくれば配置の権利は手番プレイヤーとなりますが、それ以外の個数であれば隣のプレイヤーが配置の権利を獲得します。
③振り出された花は既に配置されている同色の花の列の上段に加える形で配置します。
④花を配置したとき、その階のバルコニーにまだ花が配置されていない場合はその花をバルコニーに移動させます。女の子のいるバルコニーに配置した時はボーナスとして担当の色を変更することが出来ます。
⑤透明な花が振り出された場合、各花の列の最上段を残してそれ以外を瓶の中に戻します。
⑥これらを繰り返し、先にバルコニーに３つの花を配置するか、屋上に花を配置した色を担当しているプレイヤーの勝利となります。
○プレイ経過
管理人＆長男、やま＆長女、ちいという３チームでゲームを開始します。管理人チームの担当色は黄色。
序盤、緑がスタートダッシュで立て続けに２つをバルコニーに配置し、既にリーチという状況です。ただ、これによって瓶の中のコマは少なくなり、続いては管理人の担当となっている黄色が続けて配置されることに。
しかしながら、黄色も２つを配置したところで失速。このまま瓶の中に数の多いオレンジかピンクが屋上をとるかと思われましたが・・・
最後の最後で長女が渾身の振り出しをみせ緑が逆転し屋上＆３個というのを同時に満たします。担当色を確認するとやま＆長女チームが緑の担当で、勝利という結果でした。
○評価
非常に目を引くコンポーネントですが、瓶から花を上手に振り出すアクション性と自分の担当している色が他プレイヤーに隠匿されている点も特徴のゲームです。
手番には瓶から花を振り出さなければなりませんが、少なすぎても多すぎても配置の選択権が隣接プレイヤーに移ってしまうため、ちょうどいい加減で振り出さなければなりません。飛び出さないうちは瓶の中で混ぜることは可能となっており、底の方にあると当然振り出されにくくなるため、狙いの花は出きるだけ混ぜて口元に近づけたいのですが、そんなことをやっていると以外にぽろっと飛び出したり、欲をはって振り出そうとすれば必要以上に出てきたりと、アクション系らしい一喜一憂は面白いところです。
また、バルコニーに花を３個配置した時点で勝利となるため、自分の色を置ける時に置くというのはありですが、バルコニーに花を配置することで瓶の中の花が減りそれ以降に振り出される確率は下がってしまい、先々上の階に置くことが難しくなっていきます。屋上に花を配置することでも勝利となるため、必ずしも早めにバルコニーに置くことがいいとは限らず、あえてバルコニーにはおかず瓶の中の数を残しておき終盤一気に屋上を狙うというのも作戦です。このため、このプレイヤーはバルコニーに置いたけど本当に担当なんだろうかという感じになり、この辺りの仕組みは正体隠匿と上手く連動して考えどころとなっています。とはいえ、そもそも上手く花が振りだせるかどうかというところもあるので必ずしも狙い通りとはならないことが多く、ここもある意味隠匿につながっていますね。
大きく気になるところはありませんが、強いていえば瓶なので子どもたちが持ったり強く振ったりすると少し心配になったくらいです。とりあえず、どの勝利条件を目指して花を配置するかという考えどころに正体隠匿という要素がいいジレンマになっていると思うのですが、そこに振り出すというアクションが加わっているので実際はガチガチではなくコンポーネントの雰囲気どおり気軽にプレイできます。見た目だけではなく内容もよく考えられているなあといった印象で、とても楽しいゲームになっていると思います。
ちなみに、子どもたちの受けも非常によくこれ以降頻繁にプレイしたいとせがまれる事態に（汗）
ここで時間となりやまが帰宅したので３人（？）のゲーム会は一旦終了ですが、夕食後にもう１ゲームちいとプレイしているため後半に続きます。
