他家ゲーム会2 ダンジョンレイダース他 | とりあえず日々ボードゲーム

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日本の片隅、島根県の浜田市で日々ボードゲームにはまっている管理人が、とりあえずボードゲームについて色々と書いていく(予定)のブログです。

平成28年2月20日


 本日は仕事の後に、ちい宅で食事会だったので相変わらず奥様方が子守り&おしゃべりをしている片隅でちいとボードゲームを行うことに。とはいえ、今日は食事会がメインのためあまり時間が取れず、乱入してきたひさ(小学校就学直前)も含め三人で、ひさでも出来そうな軽めのゲームをすることとしました。


☆ダンジョンレイダース

○概要

作者:フィルハーディング

対象年齢:8歳以上

対象人数:3-5人

標準時間:20分程度

 

 冒険者パーティーの一員としてダンジョンに突入し、無事お宝を得て脱出することが目的のゲームです。モンスターとの戦闘もあり、一見協力ゲームのようですが、脱出時に一番お金を稼いでいることが勝利条件であるため、死なないように協力しつつ、周りを出し抜いてお金を稼ぐという順協力ゲームです。

①ダンジョンを準備します。ダンジョンは25枚のカードにより五つの階層が表現されています。25枚目のボスカード以外の12枚が表向き(公開)でボスカードを含む残りが裏向き(非公開)となっています。ダンジョンカード5枚にドアカードをのせた束が一つの階層となります。

②キャラクターを割り当てます。キャラクターは初期財宝、初期アイテム、初期生命点がそれぞれ異なりますが、ゲームが始まってしまえば特徴の違いはありません。初期財宝、初期アイテム、初期生命点と、1から5の書かれたパワーカードを受け取ります。

③1階層から順番にカードを並べます。表のダンジョンカードはそのまま、裏のダンジョンカードはその部屋に侵入したら公開します。

④左から順に部屋(ダンジョンカード)に侵入したら、全員が1枚づつパワーカードをプレイします。各パワーカードは各階層で1回づつしか使用できず、通常階層が終わると全パワーカードを使い切ることになります。ダンジョンカードには主に財宝部屋とモンスター部屋があります。財宝部屋ではより高いカードをだしたプレイヤーが財宝を獲得でき、モンスター部屋では全員のパワーカードの合計がモンスターの体力値を超えれば勝利となり、超えなければモンスターに設定されたダメージを一番低いパワーカードを出したプレイヤーが受けますが、どちらにしても部屋は次に進みます。その他、アイテム部屋やワナ部屋もあります。

⑤階層をクリアするごとに次の階層を並べ、5階層のボス部屋をクリアすればダンジョンのクリアです。

⑥生き残っている冒険者の中から、一番体力の低い冒険者が倒れ、残った冒険者の中で一番お金を持っていたプレイヤーが勝利です。


○プレイ概要

 ダンジョンを準備し、管理人が探検家、ちいが魔術師、ひさが戦士となり第一階層に突撃します。すると、いきなり5部屋目にドラゴンがいました(汗)


ダンレイ1
最初の階層は非公開の部屋ばかりですが、最後の部屋のドラゴンが目立ちます。


 順当に冒険が始ま・・・ればよかったのですが、序盤からモンスターのオンパレードで、特に第一階層は最奥に下手にドラゴンが見えているものだから中途半端に温存し、管理人以外がダメージを受けていきます。管理人はうまくカードを出し、一人ダメージを免れつつ、二階層も何体かモンスターが出現し、さらにダメージを受けつつ二階層が終わります。この時点で、管理人の体力6、残り二人が3とかなりダメダメな雰囲気が漂っていました。

ダンレイ2

一階層のモンスターの多さが目立ちます。二階層終了時点で管理人以外は重傷です。


とはいえ、ここまでがモンスターのオンパレードであった分、三階層、四階層はほとんどモンスターも見かけず、管理人がトラップをあえて発動させ、他のメンバーを重傷から瀕死に追い込んだ以外は順当にクリアしていきます。


ダンレイ3
 第5階層突入時です。管理人以外はちい1、ひさ2と瀕死の状態で、目前にゴブリン(負ければ管理人以外は脱落)最奥にまだ見ぬボスモンスターがいます。


第5階層、管理人とひさがここでたいまつ(使用すると階層の全部屋を確認できる)を使用し、この階層の把握を行います。ダンジョンを一部屋目のゴブリンは難なく倒し、残りもモンスターはいなかったので、ボスモンスター部屋までは全メンバーで突入します。ここで、瀕死のちいには災難なことに、今回のボスは「ミノタウロス」。このボスは、倒せない場合通常最も小さなパワーカードを出したプレイヤーがダメージを受けますが、最も高いパワーカードを出したプレイヤーがダメージを受けるというボスで、残りのカードを出し合計が足りず敗北、最も高いカードを残していたちいがダメージを受け脱落となりました。まあ、ちいが脱落したとはいえクリアーはクリアーで残ったプレイヤーで最も体力が低いのはひさとひ、ひさが脱落し管理人の勝利となりました。まあ、お金も一番稼いではいたので、ちいが生き残っていても勝利だったのですが。


ダンレイ4
ゲーム終了時で、ちいは脱落しています。今回は序盤にモンスターが集中したダンジョンでした。


○評価

 それなりに思考は必要とされますが、バッティング、何が出るかわからないダンジョンとお互いの心理戦と運の要素も強めのゲームだと思います。今回のプレイでは、管理人とちいが足の引っ張り合いをしつつ、たまにひさが変なことをしていたので協力(?)でしたが、冒険者が二人以下になるとそもそもモンスターが倒せなくなり(パワーカードの合計値が足りなくなるため)、最後まで冒険するためには適度な協力も必要です。感覚的には、ハゲタカのえじきを何度も繰り返しているようなゲームに感じました。ゲーム自体は手軽でまたランダムダンジョンでもあるため気軽に繰り返し楽しめると思いますし、ゲームの内容からもあまり深く考えすぎずダンジョン探索の喜怒哀楽を多人数でわいわい楽しむゲームだと思います。人数は多いほど楽しめるのではと思うので、機会があればより多人数でやってみたいと思います。

 少し残念なのは、思った以上に冒険者に差がないことで、概要に書いたとおり初期の持ち物と生命点以外変わりなく、もう少し特色があっても良かったんじゃないのかなあと思います。



☆ウミガメの島

○概要

作者:アレックスランドルフ

対象年齢:7歳以上

対象人数:2-7人

標準時間:30分程度

 

 産卵のため島に集まってきたウミガメたちが、産卵に適した浜辺を目指し、より多くの卵を産卵をすることを目的とするゲームです。「冷たい料理の熱い戦い」のリメイクといわれていますが、管理人は未プレイのため何がどう変わっているかは分かりません。

①得点カード(1~6)をくり、産卵の浜辺に配置し一番上を表にします。

②サイコロを振ります。サイコロは任意に3個まで振れ、進む数は「振ったサイコロ数×出目の合計」となります。ただし、出目の合計が「8」を超えた場合は直ちにスタートに戻り手番が交代となります。

③進んだ先にほかプレイヤーのコマがあった場合、その上に乗ることになります。乗る数に上限はありません。上に乗った場合、下のプレーヤーの手番に一緒に進むことが出来、更にサイコロを振る際に追加で振るかどうかは一番上のプレイヤーが決めることが出来ます。

③産卵の浜辺に止まった場合、もしくは超えた場合は得点カードをもらうことが出来ます。ただし、上に他のプレイヤーが乗っている場合、一番上のプレイヤーがカードをもらいます。

④得点カードがなくなり、最後にボードに書かれた7点を誰かが取ればゲーム終了です。


○プレイ経過


うみがめ
 スタート時です。ボードはリバーシブルになっており、日中と夜間があります。産卵の雰囲気に合わせ夜を選ぶか、見やすい昼を選ぶかは自由で、両面の見た目意外には差がありません。今回はひさの希望で夜のマップを使用しています。


 最初の産卵カードは「5」ですが、これ以降も序盤から高得点のカードが続きます。序盤は、出目が順調なひさと堅実に進める自分が得点を重ねつつ、ちいはギャンブルにでますが、出目が振るわず得点を得ることが出来ません。

 中盤に入ると、ちいも堅実なプレイに切り替えつつ追撃を図ります。また、、管理人は引き続き出目も順調かつ堅実なプレイを続け順調にコマを進めていきます。一方で、ひさはバーストが何度か続いたこともあり、かなり消極的にコマを進めていました。中盤は得点が低いカードが多めだったこともあり、ちいも十分な追い上げが出来ない状態でした。

 終盤に入ると再度高得点のカードが出てきましたが、プレイスタイルはほとんど中盤から変わらず、管理人が順当に稼ぎ、最後の7点も管理人が得てゲーム終了となりました。管理人が43点とトップで、ひさ24点、ちい20点と続きます。ちいは枚数こそひさより大目でしたが、高得点カードが続いていた序盤に得点できていないのが痛かったようです。

 全体を通して、今回は「21(3個×7でこのゲームの最大数値、ちょうど一周できます)」が非常にでにくかったように思います。管理人の記憶では、管理人とひさが1回づつ出したくらいかなあと。また、3人でのプレイということもありほとんど乗ったり乗られたりということがなかったです。有効に活用できたのは、管理人がひさの上に乗り、「5点」の得点カードを獲得したときくらいだと思います。


○評価

 基本的にはすごろくになりますが、ダイスの出目を足し、それにダイスの個数をかけるという内容で、小学生の算数の勉強にもなりそうだなあと思います。そこにバーストを取り入れ、ダイスを振る際に現在の得点カードと確立を考えるという、ダイスを振るだけの行動に考えどころを多く取り入れ戦略的に動けるという、一見子ども向きのテーマながらダイス運だけでない大人まで楽しめるゲームになっていると思います。ちなみに、流石に掛け算が入るためダイスの計算が保育園児には出来ませんでしたが、いくつを出したらバーストするかを教え進む数を計算しながらプレイすると十分プレイできていました。

 また、相手のこまの上に乗れ、その相手の行動(ダイスを振る数)を指示できるということから、単純に高い数字で進むだけでなく、相手の上に乗れるときには小さい数字でも乗るという戦略が取れるとこから考えどころをより増やしているともいえます。ちなみに、今回はほとんど活かすことができませんでしたが、この要素をほんとに活かすためには多人数のほうがいいと思います。

 もともと評価の高いゲームのリメイクということで、単純ながらゲームとして大人から子どもまで楽しめると思います。リメイク前の作品に比べると(画像で見ただけですが)、得点が料理の種類→タマゴの数になっているのは前者の方がバラエティに富んでいる(あくまで絵柄だけですが)と思います。 


ここまでで時間となったので今日のゲーム会は終了としましたが、軽量級ばかりで物足りなかったこともあり、翌日の午前中に自宅の方で、別のゲームをすることにして解散しました。




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