1555th  歴史的快挙 | おはこの「大切なことは唯ひとつ」

おはこの「大切なことは唯ひとつ」

人は何のために生まれてくるのか。
そして、何のために生きるのか。
10数年ほど前のある日、僕はこの人生最大のテーマに対する一つの答えを見つけることができました。
「大切なことは唯ひとつ」だったのです。

テニスの錦織圭選手が日本人として初めてグランドスラムの決勝進出を決めました。

歴史的快挙ということで、優勝するとなると日本中ににわかテニスファンが急増して、ユニクロで圭モデルのポロシャツが飛ぶように売れるでしょう。

僕はテニスはルールをだいたい知っているという程度の知識しかありませんが、パワーテニス時代と言われている今、日本人選手がグランドスラムの決勝に進出するとは思ってもいませんでした。

錦織選手自体は、随分前から報道ステーションで取り上げられていて、日本人としてはずば抜けた才能があるということは知っていましたので、ピークの時にグランドスラムでベスト4くらいまで、世界ランキングでギリギリ5位くらいまではいくのかなとは思っていましたが、いきなり4強時代を崩壊させるとは思ってもいませんでした。

男子プロテニスは、長い間4強時代と言われていて、もう何年もグランドスラムでは、トップ4人が優勝を独占し続けていました。

とりわけ、今回、錦織選手が勝った相手は、グランドスラム7勝、今年も最も権威のあるウィンブルドンで優勝し、世界ランキングも1位の選手でした。

このまま錦織選手が全米オープンで優勝し、その後もグランドスラムで活躍すると、テニスの戦術や技術が大きく変っていくでしょう。

その意味でもまさに歴史的快挙だと言えます。

ただ、日本人が権威あるスポーツの国際大会で活躍すると、地元の誇りです、日本の誇りですと多くの方々が仰ることにはとても違和感を覚えます。

今回であれば、錦織選手を何らかの形で具体的にサポートされた方が仰るのは分かるのですが、単に生まれ故郷が同じだとか、単に同じ日本人だからという理由で、このような歴史的快挙が自分自身の誇りになるという感覚が全く理解出来ないのです。

僕も日本人が世界レベルで活躍する姿見るのはうれしいですが、自分自身の誇りになることなどあり得ません。

地上の価値観においても異常なものを感じます。

誇りというものは自らの血のにじむような努力や精神的な苦境を乗り越えることによって芽生えるものであって、円も縁もない他者が死ぬほどの努力をして手に入れたものをテレビで見るだけで得られるはずがないものです。

霊的な進歩向上も同様だと思っています。

神伝の法はものすごいものですが、ある一定のレベルから一歩抜け出そうとすれば、努力も必要ですし、何かを得る為に何かを捨てなければならないでしょう。

もちろん、自由意思なので更なる高みなど目指さずに、こつこつと霊的トレーニングを積み重ね、トオゥ・ライ・シェに参加していれば、とんでもないレベルまで上がっていけるのですが、それを越えて、神人のレベルに至り、神伝の法を直伝する立場となるには何かを差し出さなければならないでしょう。

このようなことを書くと、地上の人としての幸せや仕事や家族や結婚や恋愛を捨てるということだと勘違いをされる方がいらっしゃるかも知れませんが、僕はそんなことは関係ないと思います。

必要なのは、己の拘りや偽物のプライドや譲れない何かを捨てることだと考えています。

そんなものは結局は肉の脳の地上の価値観に過ぎないのですが、霊的修行者は霊的修行者としての本質だと勘違いすることが多いようです。

冷静に考えれば、その譲れない何かこそが霊的な成長を妨げているのですが、一番大切なことに気がつくことはとても難しいのでしょう。

地上の人は、目的が正しければ、それに向かって行う己の具体的な言動や判断も正しいと勘違いし、それに気がつかない存在なのですから。

大義があれば、それに至る具体的な判断、行動は全て正しいという理屈は、どこかの国の5流政治家がよく口にする言葉です。


大切なことは唯ひとつ・・・・・。 


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