僕たち地上の人間も霊魂です。
ただ、肉体の身体を使っているので物質しか見えないのです。
物質界から幽質界へと戻る際に意識の連続性があるのは、幽質である幽体が肉体とだぶって存在しているからです。
本来幽体で活動する霊的生命体が、活動することが出来ない物質界に入る為に、いわばアバターのように肉体を着て、地上での短い時間を過ごしているに過ぎません。
ところが、地上において本来は作るはずのない霊的カルマを生じさせたために、複雑極まりない再生の仕組みが出来てしまったのです。
地上の人間は、物質界において仮の身体に過ぎない肉の身体で生活し、肉の意識にはぼ支配されているといって良いような状況で、日々考え、行動し、苦悩につきまとわれているのです。
だから、霊的なこともなぜか全て物質的に考えてしまいます。
例えば、こちらからは基本的には見えない霊魂に対して、万能だと勘違いしています。
何度も書いていますので、幽質の霊魂からは物質はよく見えないのです。
元は地上にいた霊魂ですので、全く分からないわけではなくいろいろな方法で情報収集は出来るようですが、基本的に彼が見ているものは肉体とだぶって存在している幽体なのです。
それも自分の幽体のレベルで見ることが出来る幽体だけです。
従って、物質に関与したり、地上での何かに思い通りにしたりすることは非常に難しいのです。
そもそも守護霊や指導霊のような高級霊魂は、霊的にプラスにならないことには協力をしてくれませんが、未熟な霊魂や邪霊が良くない目的で地上の人間の願いを叶えようとしても、実はそう簡単なｋとではないようです。
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昔ある霊能力者の方が幽霊よりも生きている人間の方がはるかに怖いと仰ったことがありますが、まさにその通りだと思います。
未熟な霊魂や邪霊も特定の人にまとわりついて、地上においても不幸にさせるということは可能なようですが、地上の人間同士であれば、もっと簡単に誰かをおとしめることが出来ます。
自分の罪はともかくとしても、相手を殺そうと思えば簡単に殺すことが出来ますし、強い念を飛ばしたり、呪ったりしたら、普通の人の幽体であれば、ボロボロになります。
邪霊を侮ってはいけませんし、霊的な障害というのは実は非常に多くありますが、基本的には神伝の法をきちんと実践していれば、必要以上に怖がるようなことではありません。
対策を立てずに、全くの無防備な状態だから怖いのです。
霊的なことは霊的な対策を立てて自分の身は自分で守る必要がありますし、霊的修行者として修行を積んでも、地上の問題は物質界のことですから、それはそれで対策を立てなければ防ぐことは出来ません。
そのへんの話がなぜかごっちゃになってしまうので、分からなくなってしまうのです。
霊的なことを地上の価値観や感覚で考えたり、地上のことを霊的ななにかで何もかも解決出来ると考えると大きな間違いをしてしまうでしょう。
大切なことは唯ひとつ・・・・・。
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