人は幼い頃無邪気に将来の夢を語り、それを目指して頑張る時期があったという方もいらっしゃいますが、それが実現すると言うことは多くありません。
比較的叶いやすい夢であればともかく、プロスポーツ選手になるとか歌手になると言った夢は実現出来る人の絶対数が極めて少なく、激しい競争があるので、ほとんどの方の夢は破れてしまいます。
多くの夢は結局は生存競争や人間関係が基本となっていますので、努力しても実らない確率が高いのです。
また、一見夢を実現したように見える方でも、そうなってみるとこんなことのために努力してきたのかと思うことが少なくないようです。
霊的な世界においても、霊魂が霊的進歩向上を目指せば、いつかはあんな風になりたいとか、幽質界から霊質界に入りたいとか思うのかも知れません。
しかし、地上と異なり、真剣に正しい努力を続けていれば、時間はかかってもその夢は実現されます。
努力がきちんと結果として表れ、最も重要な目的が徐々に果たされていくのです。
地上ではほとんどの方が何らかの意味で敗者であるため、何かの調子で偉いと言う立場になると舞い上がってしまって、傲慢になることが多々あります。
昔、ある東証一部上場の会社の社長が「俺はたかが数千人の従業員しかいない会社のおやじだ。」と必要以上に強調して話しているのを聞いて、この方は想像を絶するコンプレックスとそれを拭い去るために枯れることのない野望を持ちながら、傲慢の極地に入ってしまったのだなと思ったことがあります。
職種や手法はともかく、一応一代で東証一部上場企業や配下のいくつもの上場企業を築き上げ、隠し資産も含めれば一千億円を下らないだろうと言われている資産を持つに至っても欲望は少しも収まることがないことに驚かされました。
猛烈なコンプレックスとそれと裏腹の傲慢さが体中からあふれ出ている方でした。
その会社はその数年後につぶれました。
物質界の欲望というものはこれで終わりというものがないのとともに、満たされなかった思いがある程度満たされた時からは異常なまでの傲慢さが出るということもあるようです。
人生何もかも上手くいかない、社会的に見ても何一つも成功させていないと思っておられる方が、霊的修行者となって、真剣に努力した結果、一定の何かを得たと思った時に高慢になってしまうのはある意味自然なことでもあると思います。
一番危険な罠にはまってしまうのは、生まれた時から動物として、常に生存競争にさらされてきたからでしょう。
その環境が、コンプレックスを生み、それが新しい霊的カルマとなり、霊的修行者となった時に罠として待ち構えることになるのです。
どんなに修行の段階が進んでも、地上の人間であるうちは、しょせん動物であり、肉の脳を使って行動するしかありません。
高慢になるのが普通だと思って常に気をつけていないといつでも落とし穴は待っていると思います。
さて、このブログを読まれて何かを感じられた方は、是非、今日からすぐに始められる霊的トレーニング を実践して頂き、水波霊魂学 早わかり 、わかりやすい霊魂学 、霊魂通信（「霊魂イエス」「ムーの大神人」） 、霊をさぐる 、弁慶と弟子 、体験ー死後の世界 、霊魂学紹介動画（霊魂学１） 、霊魂学紹介動画（霊魂学 目に見えない何か） 、 動画霊魂イエス 、 動画ムーの大神人 、守護霊からの手紙 、体験ー死後の世界動画 などをご覧になって頂ければと存じます。
物質界の価値観では得られなかった夢を、霊的な部分で満たそうとすると大きな間違いをすると思います。
霊的な成長はありとあらゆる方に必要なことであり、霊魂としての本質なのですが、それはあくまでも霊的な世界で通用することです。
地上では地上の価値観があるのですから、俺は幽体から普通の人では出ないようなすごいオーラが出ているとか、仏や菩薩と呼ばれるような存在の方が持っている霊体という非常に高級な身体からもオーラが出ているというようなことを物質界のコンプレックスを埋めるために自分自身に言い聞かせたり、人に誇らしげに話し出したら、もう引き返すことは難しいでしょう。
そんな馬鹿なことを言う人がいるはずないと思われるでしょうが、人は本当にそんな風になってしまうことがあるので、恐ろしいのです。
大切なことは唯ひとつ・・・・・。
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