経済のちょっと難しい話です。
世間では景気が悪いから、何とか景気を良くして欲しい、良くしてくれる政党に政権を担ってもらいたいとしきりに仰っています。
そして、次に出てくる言葉はインフレで物価を上げなければならないだの、インフレ目標○%だのです。
確かにずっと景気が低迷していますので、何とか景気を良くするためにお金をじゃぶじゃぶ流して、企業が投資にお金を使い、銀行がそれを貸すという流れを作らないと日本はつぶれてしまうと騒ぐのは分かります。
但し、何度も書いていますが、すでに経済に関しては根本的な解決方法はありません。
物価が上がることがすなわちすぐに生活が豊かになることではないのです。
物価が上がっても、給与が上がるには時間差がありますから、お金の価値が下がるため、まずは生活が苦しくなります。
同じ金額の給料で、物価だけが上がるのですから当然です。
しかも、給料も上がり始めるのは目先の人材不足を補うためのアルバイトや非正規雇用の方々からですから、全体的に給料が上がったと実感できるまでにかなり時間がかかります。
また、日本は高齢者社会ですから年金生活者が多いのですが、年金の金額は上がりませんから、物価が上昇すれば、生活はどんどん苦しくなっていきます。
デフレが悪いと世間では騒いでいますが、年金生活者が何とか生活が出来ているのは、物価が安いからなのです。
もちろん、緩やかに物価が上昇して、みんなの給料が上がっていけば、景気は良くなるでしょうが、今度はすぐに消費税の値上げが待っています。
僕は個人的には政策で物価が上がっても、景気が良くなったり、生活が楽になったりということはほとんど期待出来ないと思っています。
むしろ、心配の方が多くて、第一次世界大戦後のドイツや戦後の日本のようにハイパーインフレが起きるのではないかと思っています。
簡単に言えば、物価上昇率が10倍、100倍、1000倍というような急激に変化して、お金の価値が紙くず同然になってしまうことです。
戦後の特殊な状況下にないので、100倍、1000倍ということは考えられませんが、数十倍ということはありうると思っています。
そうなると、実は喜ぶのは政府です。
物価が10倍になるとお金の価値は10分の1になるので、莫大な借金をしている政府とすれば、実質的に借金が10分の1になるのです。
財務省あたりはそれを狙っていると思います。
街角インタビューでは、多くの方々が景気対策を何とかして欲しいと仰っていますが、しばらくしたら、こんなはずじゃなかったということになりそうです。
霊的な世界でも、未熟な霊魂や邪霊のお歴々がにやにやしているのが目に浮かぶようです。
さて、今日のブログを読まれて何かを感じられた方は、是非、今日からすぐに始められる霊的トレーニング
を実践して頂き、水波霊魂学 早わかり
、わかりやすい霊魂学
、霊魂通信(「霊魂イエス」「ムーの大神人」)
、霊をさぐる
、弁慶と弟子
、体験ー死後の世界
などをご覧になって頂ければと存じます。
地上の価値観だけで何かを解決しようとしても、もう政治も経済も小手先のことしか出来ない状態に陥っています。
人類の英知と言ってみたところで、それは地上の価値観で豊かになろうとしているだけなので、必ずどこかで矛盾が生じるのです。
科学の発達だけでは、本当の意味で生活が豊かになることはありません。
今も地球では、全人口の90%の方々の犠牲の上で、10%の人々が比較的豊かな生活をしているにすぎないのです。
物質は有限であり、地上の人が動物として生存競争をするのですから、どこまでいったもその構図が変わることはないのです。
それが地上という場所であり、そこで生きる動物の性なのです。
しかし、人という霊的生命体は、本来は動物ではありませんし、物質界の住人でもありません。
それに気が付かない限り、負の連鎖は続き、やがて上の世界に入る方は皆無になり、幽質界自体も更なる変貌を遂げていくのでしょう。
それが何を意味するのか、そろそろ答えが出るだろうというのが僕の考えなのです。
単なる杞憂に終われば幸いです。
大切なことは唯ひとつ・・・・・。
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