596th  赤シャツ | おはこの「大切なことは唯ひとつ」

おはこの「大切なことは唯ひとつ」

人は何のために生まれてくるのか。
そして、何のために生きるのか。
10数年ほど前のある日、僕はこの人生最大のテーマに対する一つの答えを見つけることができました。
「大切なことは唯ひとつ」だったのです。

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夏目漱石の痛快青春小説「坊ちゃん」に登場する、悪玉が赤シャツです。

最近の偉い先生方の評論では、赤シャツを単なる悪玉として評価されない場合がありますが、以前は、青春ドラマの典型的な悪役と見られていました。

この赤シャツについて、ずっと記憶に残っている言葉があります。

20代の頃に読んだ本に書いてあったと思うのですが、それは、「人は誰もが赤シャツにはなりたくないと思うが、気がつかないうちに赤シャツになっていることが少なくない。」というような文章だったと思います。

人は、複雑な人間関係において、結局は自分の都合でしか生きられませんから、角度を変えて見れば、誰もがある瞬間に赤シャツになっていることがあるのだろうと思ったのです。

皆さん善人になりましょうと唱える宗教には強い嫌悪感をおぼえていた僕が、事実を事実として正面から捉えて、だからどうするのかということについて方向性を示してくれた霊魂学こそが本物だと瞬時に感じたのは、その言葉が頭に残っていたことも理由の一つのような気がします。


何度も書いていますが、僕も人類が滅亡することが怖くないわけではありません。

しかし、人はいつかは死ぬわけですし、それが早いか遅いか、そしてそれが同時であるか、同時でないかの違いでしかありません。

もちろん、肉を持つ以上、肉の消滅に対する恐怖心に勝る恐怖心はありませんので、理屈では納得できない話なのでしょうが、僕が本当に怖いと思っているのは、地上が究極の生き地獄となってしまうことです。

地上の霊的な状況の悪化は極限に近くなっていて、邪霊が自由に行動できる環境になってしまっています。

幽体などの霊的な状態が悪い地上の人たちは、どんなに地上の価値観において、素晴らしい人、立派な人、良い人であっても、邪霊に狙われ、邪霊のお友達になってしまう可能性がどんどん高くなっています。

邪霊の目的は、そんな地上の人たちを地上において散々苦しめ、あの世にいけば、下層幽界に入るように仕向け、その後は手練手管の上級テクニックによって、どんどん下に下がらせて、自分たちと同じ世界に引き込み、散々苛め抜いた後に自分たちの子分にすることでしょう。

子分となった人がその最悪の状況から脱するには、地上に行って、同じことをして、自分の子分を作ることです。

子分が出来たからといって、邪に満ちた世界での苦しみがなくなるわけではないのですが、一番下っ端でいるよりはましです。

だから、いわば自分が加害者になることによって、被害者を増やすことによってのみ、自分の境遇が改善されるという究極の状況に追い込まれるのです。


さて、本日のブログを読まれて何かを感じられた方は、是非、今日からすぐに始められる霊的トレーニング を実践して頂き、わかりやすい霊魂学 霊魂通信(「霊魂イエス」「ムーの大神人」) 霊を知るために 弁慶と弟子 などをご覧になって頂ければと存じます。


地上の価値観における赤シャツであれば、霊的に目覚めることによって、上層幽界に入るチャンスは生まれますし、霊的トレーニングを行えば、それ以上のことも望めるでしょう。

しかし、あの世でまで邪霊に付きまとわれたら、もう逃げることは出来ません。

彼らは騙しのプロ中のプロですし、子分を増やすことだけが楽しみなのです。

寝ることも食べることも労働もしないで、とにかくずっと地上の人を騙し、下層幽界に入ってからも騙し、地獄で自分の子分にすることだけを常に考え、いくつものパターンを経験して、どのような場合にも対応出来るようになっているのです。

霊魂の存在を信じず、邪霊の老練な上級テクニックも知らない地上の人がそのような罠にかかったら、逃れることなど出来るはずがありません。


決して出口が見えない生き地獄。

僕が恐れているのはそのような生殺しの状況になって、それを救うことが出来る唯一の手段である神伝の法が地上から消えてしまって、神霊の光を一切地上に降ろすことが出来なくなることなのです。


大切なことは唯ひとつ・・・・・。