何度も書いていることですが、あなたという霊的生命体は極めて巨大で複雑な存在です。
地上にいれば肉の脳による意識しかありませんが、幽体にも意識があり、霊体にも意識があり、芽生えていれば神体にも意識があります。
しかも地上には何度も再生されていますので、今、この世に存在するあなたはあなたの本体の一部が地上に存在しているに過ぎません。
更に、その本体にも本体があり、その本体にも本体があり、その本体にも本体があります。
一番最初の本体は幽質界から物質界へ降りたはずですが、その最初の本体にもルーツがあるのです。
さまざまなあなた自身は実は「魂（たましい）」の一部でしかありません。
今地上に存在するあなたは、本当のあなたのごくごく一部でしかないのです。
海岸の砂の集合体が魂だとすれば、あなたはその中の一粒の砂の如しです。
しかし、そんなことを意識して地上で生きている方など皆無と言えます。
それを意識しているはずの僕のような霊的修行者でさえ、普段の生活ではそんなことは忘れています。
それが現実なのですが、人はやはりそのことをきちんと事実として受け止めておいた方が良いでしょう。
自分でも自分のことはほとんど知らないのです。
まして、他者のことはもっと知りません。
それが家族であろうと恋人であろうと親友であろうと同じです。
一つも言うことを聞かないご自身の子供が実は、地上に再生されたことがないような高級霊魂だったり、際立ってみすぼらしく見える人が高貴な使命を帯びた使者だったりするわけです。
誰もがそうではありませんが、この時代に日本に生まれている以上、地上の価値感を尺度にして物事を判断しても、一つも正しくないかも知れないのです。
キリストの正体ですら見破ることが出来ないような地上の人間に、自分の子供が天女の如き存在であったとしてもそれを見破ることなど出来るはずがありません。
従って、人は、他人のことはもちろんのこと、自分のことも何も知らないという事実をしっかりと受け止めて生きていかないと、地上に生まれてきた目的を見誤ることになるでしょう。
さて、本日のブログを読まれて何かを感じられた方は、是非、今日からすぐに始められる霊的トレーニング
を実践して頂き、わかりやすい霊魂学
、霊魂通信（「霊魂イエス」「ムーの大神人」）
、霊を知るために
、弁慶と弟子
などをご覧になって頂ければと存じます。
明らかに普通とは異なる霊的な使命を帯びて地上に誕生する方もおられるようです。
しかし、地上の生活にまみれてしまうとそのの使命を思い出すことすら難しいようですから、大切なのは元々幽質界で、場合によっては霊質界でどのような存在だったかということではないと思っています。
今、この時期に地上で霊的に目覚めているかということが最も重要なのです。
僕は個人的には、神人文明の方々で神霊の直接の眷属となっておられるような非常に高貴な方の中にも、この時期だからこそと志願して無理矢理地上に生まれてこられた方が少なからずいらっしゃると思っています。
霊魂学の霊的修行者の方にもそのような方がおられるだろうと勝手に確信しています。
ところが、霊的に目覚めておられない方が数多くいらっしゃるとも思っています。
それではどうしようもないのです。
あの世でどのような存在だったかなど関係ありません。
今、霊的に目覚めているか、或いはもうあと少しで目覚めようとしているかということが大切なのです。
地上での希望の光が他にはない以上、霊魂学の学徒の地上での役割は自ずと決まってくると思います。
しかし、それも全て自由意思に委ねられています。
どんなに高貴な存在が希望されることであっても、最終的に決めるのは、海岸の一粒の砂でしかない肉の脳の存在なのです。
地上とはまことに不思議な場所ですね。
原罪の本当の理由も自由意思の真意も神の経綸もやはり地上に秘密があるのでしょう。
大切なことは唯ひとつ・・・・・。
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