地上で暮らすにはお金が必要です。
まあ、貨幣経済なのですから当たり前の話ですが、文明の利器が全て失われて貨幣に価値がなくなったら、話は変わります。
現在、金の相場が高騰し続けていますが、国の信用をバックにしている紙幣というものは、国の信頼が失われたら単なる紙に過ぎません。
ハイパーデフレだと1ヶ月前の1万円が、今は1千円の価値もないということがあり得ます。
実際に第一次世界大戦後のドイツはそのようなデフレの中、形の上では民主主義の手続きを踏みながら、あの有名な独裁者をまさに独裁者にしてしまいました。
お金がないと民衆の判断は、簡単に扇動されてしまうのです。
僕は、数日間で50円もなく、家に全く食べるものがないという生活を送ったことがありますが、ある時には、月に純粋なおこずかいとして100万円以上使えたという生活もしばらく送ったことがあります。
残念ながら、月に1000万円のおこずかいという生活は送ったことがありませんが、地上の価値感によれば天国と地獄を味わったと言っても良いかも知れません。
恐ろしいことに、それほど極端ではないにしろ、同じような急激な上下を2度3度ではなくもっと経験しています。
おかげで、地上でのお金というものの意味を思い知らされました。
今、月1000万円の生活をしろと言われれば特に驚くこともなく普通にそれをやるでしょうし、月1万円の生活をしろといわれても同じように驚くことなく普通にそれをやるでしょう。
どちらの生活も出来るのです。
だから、お金の大切さも馬鹿馬鹿しさも実感しています。
どちらの側面も事実です。
馬鹿馬鹿しいと思えばこれほど馬鹿馬鹿しいものはなく、肉の維持にとって最優先されると言えばこれほど優先されるものもありません。
さて、本日のブログを読まれて何かを感じられた方は、是非、今日からすぐに始められる霊的トレーニング を実践して頂き、わかりやすい霊魂学 、霊魂通信(「霊魂イエス」「ムーの大神人」) 、霊を知るために 、弁慶と弟子 などをご覧になって頂ければと存じます。
「貧すれば鈍する」
貧乏すると、生活の苦しさのために精神の働きまで愚鈍になるということはあると思います。
誰もが好きで貧乏になるわけではないのですから、金銭的な余裕のない方を差別するような言葉だと世間では捉えられているようですが、一つの事実の側面を捉えた言葉だと言えるでしょう。
地上で霊的に進歩向上を目指して真剣に生きる上でも、お金は必要です。
霊的修行者が、合宿や遠方の霊的集会などに参加しようと思えば、単に生活するだけのお金よりも多少の余裕が必要になるでしょう。
しかし、平均よりも多い収入を得ようとすれば、霊的に生きるという部分がかなり削られてしまうこともあります。
結局、自分自身で積極的に生活のバランスを調整するしかありません。
忙し過ぎると日々の霊的トレーニングにもマイナスの影響が及びます。
恥ずかしながら、僕自身がずっと苦労していることですが、その調整こそが日々の生活における修行なのでしょう。
大学時代から霊魂学を知っていて、霊的修行者となっていれば、もう少しマシな状況になっていただろうと思いますが、後の祭りです。
これまでの人生は霊的な失敗も多かったのでしょうが、経験すべきことも多くあったような気がしますので、それはそれでしょうがありません。
時間を巻き戻すことなど出来ないのですから、日々、現状において最善を尽くして、より良い状況を作り上げていくしかないのでしょう。
大切なことは唯ひとつ・・・・・。
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