415th  人材 綺羅、星の如く | おはこの「大切なことは唯ひとつ」

おはこの「大切なことは唯ひとつ」

人は何のために生まれてくるのか。
そして、何のために生きるのか。
10数年ほど前のある日、僕はこの人生最大のテーマに対する一つの答えを見つけることができました。
「大切なことは唯ひとつ」だったのです。

地上の価値感において偉業を成した方も必ず亡くなってあの世に行かれます。

ノーベル賞を取ろうが、人民解放を行なうが、民主化運動で成果をあげようが、多くの人の命を救おうが、一代で世界的な大企業を作ろうが、革命的な発明をしようが、とにかくどんな偉い方、立派な方も100年足らずであの世、すなわち幽質界へ戻られます。

そして、最近の地上の現状に鑑みれば、何か対策を立てていなければ、幽体や幽気の状態が悪いままあの世に行かれるので、当然の結果として、上層幽界に入ることはほとんどないということになります。

地上の価値感でどんなに立派で偉大であっても、幽質界で住む場所は幽体の状態で吸い込まれるように決まってしまうからです。

魚が水のないところで生活できないのと同じです。

幽体のレベルによって、その幽体のなじむことが出来る世界でしか生活出来ないのです。


何度も書かせていますが、それが現状だと言うのが霊魂学の主張です。

そうなると、地上で素晴らしいと称賛されるような方、頭の良い方、徳の多い方が、幽界には、まさに綺羅、星の如く存在しておられるのです。

下の世界も邪霊によってきちんと組織された地獄のような世界と比較的上の下層幽界に大きく分かれます。

この下層幽界にいる霊魂を僕は未熟な霊魂と表現させてもらっていますが、このあたりにいる霊魂が所謂霊能力者と呼ばれる方々に関与することが多いようです。

邪霊は集団で組織的に行動するようですし、地上を実質的に支配し、神霊の関与を一切排除することが目的ですので、唯物論がはびこる世の中において、一個人である霊能力者や忌み嫌われている宗教団体に関与することは基本的にないようです。

彼らのターゲットは地上の全てを決定する各界の権力者や社会的に影響力が大きい人たちです。


さて、未熟な霊魂で、地上時代、いろいろな分野で称賛された方々が、未熟な霊魂として、地上に関与する時、一般的に言われるところの霊能力がある人に守護神だの守護霊だのといって近寄ることは珍しくありません。

地上の人が、このような方に関与を許すと凄いことになります。

自分の教養や知性では分からないことでも、すらすらとしゃべったり、書いたりすることが出来るようになるのです。

ご本人も間違いなく神や仏だと思いますし、回りの人々も到底その人が知らないことや立派なことを言い始めるのですから、神がついたと思うでしょう。


地上の人間は、地上の価値感において何らかのご利益が欲しいと霊能力者に相談するのですし、あくまでも地上の価値感において霊能力者の話を聞くわけです。

一般の人が偉人に接すれば感動するように、その話の地上の価値感的なレベルの高さに普通の人は驚愕し、信用し、場合によっては心酔するでしょう。

当然と言えば当然過ぎる話です。


さて、本日のブログを読まれて何かを感じられた方は、是非、今日からすぐに始められる霊的トレーニング を実践して頂き、わかりやすい霊魂学霊魂通信(「霊魂イエス」「ムーの大神人」)霊を知るために 弁慶と弟子 などをご覧になって頂ければと存じます。


トリックでも何でもありません。

そのような地上時代偉人であった未熟な霊魂が自称守護霊、守護神になっている霊能力者というのは、地上の人々にとっては、偉人になってしまうのです。

場合によっては、専門家も驚くような専門的な話をするかも知れませんし、100人が100人感動して涙を流すような話をするかも知れません。

地上の人は、霊的なことをなぜか地上の価値感で考えるので、いとも簡単にそれが本物の神や仏だと信じ込むのです。

トリックを使わない、詐欺師ではない霊能力者の場合だと、もうご本人も身近な人も信じて疑わないのですから、ボロが出ることなどありません。


営利目的の詐欺同然の霊能力者も困りますが、そのような霊能力者の方も実は非常に困るのです。

本当に霊魂と接しているのですが、その霊魂自身が下層幽界にいて、霊的進歩向上を目指して、何とか死後上層幽界に入るための指南をしてくれるということがあり得ないからです。

地上の価値感で立派なことを語り、感動するようなアドバイスをしてくれるのですが、それでは優先順位が間違っているのです。

まずは、最低でも上層幽界に入れる方法を教え、地上に再生された意味、地上で生きる目的を教えて、それを踏まえた上で、立派なことや感動する話をしてくれれば良いのですが、未熟な霊魂にはそれは出来ません。

知らないからです。知らないから下層幽界にいるのです。

或いは多少知っていても、霊的進歩向上を目指したくないから、それを拒み、勝手に地上にやってきて、己の自己満足のためのみに地上の人間に関与しているからです。


人は、霊的事実を知らなければ必ず不幸になります。

例え、一時のご利益が得られたとしても、それは幻のようなものです。

本来の住処である幽質界に戻った時に不幸になるのであれば、むしろ地上のご利益は不幸の種だと言えます。

本当の幸せを得るために地上に再生された魂が、本当の不幸せを手に入れるために地上で生活を営んでしまっています。

そして、その集大成としての終末。


僕はどうしても人類の未来を楽観視することが出来ません。

「神霊はきっと何とかしてくれる、キリストが何も手を打たないはずがない。」

その思いが強い方もおられますが、僕はそうであっても自由意思によってことごとく敗れてきた歴史の重みを感じざるを得ません。


近い将来何らかの結論が示されるでしょう。


大切なことは唯ひとつ・・・・・。


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