肉体

人間は、肉体と幽体と霊体と神体という4つの身体を持っています。

霊体と神体は、非常にレベルの高い身体ですので、ここでは詳しく述べないことにします。

ご興味のある方は、いつものようにわかりやすい霊魂学 や霊魂イエス を読んで下さいと申し上げておきます。

さて、霊魂学 によると人間は、本来、幽界で幽体を使って生活していたそうです。

幽体は、食事や睡眠を必要としませんし、どこへでも簡単に移動することができます。

そのあまりにも自由な生活に飽きた霊魂が、物質界という不便極まりない世界で生活することをまさに自由意思で望んで、物質界で暮らすようになったそうです。

迷惑な話だと思われる方もおられるでしょうが、事実だからどうしようもありません。

いずれにしても、そのことにより、過去世を背負いながら、霊的カルマ解消のために何度も生まれ変わるという途方もなく疲れる状況がぐるぐるぐるぐるといつまでも続いている方が多いようです。もちろん、僕もその一人です。

そして、人間にとっては、幽体での生活が一番自然なわけですから、食事や睡眠や快楽を求める肉体を使って生活していると、肉体を維持するために本来やらずに済んでいた仕事や勉強をいやいやでもやらなければならず、ストレスが溜まる一方になってしまっているようです。

お金を得るということは、本来矛盾だらけのことに目をつむったり、悪いことに手を染めたりする場合もあるわけですから、苦痛で苦痛でしょうがないわけです。

更に、過去世からだけでなく、毎日の生活の中でも霊的カルマをどんどん増やしていってしまうというのが現状のようです。

しかも、この肉体というのはとても弱くて、すぐに病気になったり、怪我をしたりします。

眠らないと疲れますし、食べないと動くことすらできなくなります。

更に、肉体の脳は性能の悪いコンピューターのようなもので、物質界のことしか感じませんので、目先の肉体維持や性欲充足ばかり求めて、目の前に霊的に高いものがあったとしても全く気がつきません。

このように、どうにもこうにもやっかいな存在である肉体を使って僕たちは毎日生活しているわけです。

ところが、ここに僕は大きなチャンスを感じます。

このような究極とも言うべき不便な身体を使って生活し、その身体を維持するために霊的カルマをどんどん増やしていくというメビウスの帯 のような状態にあるからこそ、霊的真実に目覚め、求める者だけが、通常では考えられないような霊的な進歩、向上、そして進化を遂げることができるのではないかと思っているのです。

幽界においては、上層幽界から上級幽界へ上がるためには、物質界の時間で言えば、何百年、何千年かかるのが普通と言われています。

ところが、物質界において、霊的トレーニングを行うと、上級幽界どころかそのはるかかなた上にある霊界で使用する霊体を成長させることができるのです。

そして、人によっては、神界で使用する神体でさえも、物質界に居ながら成長させることができるのです。

霊的感性がまだまだ磨かれていない僕には、その凄さを実感できることはほとんどありませんが、正しい方法で霊的トレーニング を積み重ねていくと、とんでもない霊的な進歩、向上、そして進化が起こるようです。

「うぬぼれ」という最大で最後の罠に陥ることなく進んでいくと、肉体を使った物質界の生活にはまさに奇跡を呼ぶべき終着点が用意されているのです。

あなたもあなた自身の奇跡を肉体を使って起こしてみませんか。

大切なことは唯ひとつ・・・・・。

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