今回は「猫の話」です
長文なので猫好き以外の方はスルーしてください
ご紹介するのは長崎県の対馬にだけ生息する野生のネコ
「ツシマヤマネコ」
生息数は100頭弱(70頭又は100頭)と推定されており、
環境省レッドリストの”絶滅危惧IA類(CR)”である
これは野生での絶滅が極めて危ぶまれる最上位を意味するもので
哺乳類では他にイリオモテヤマネコ、ラッコ、ニホンアシカ、ジュゴンなど全12種が対象となっている
~ツシマヤマネコの特徴~
せっかくならば本場へということで接待登山を兼ねて対馬に上陸
厳原港から中心市街地に移動すると
ヤマネコ関係の看板があっちこっちに掲示されているのが目につく
島のゆるキャラもヤマネコ
名前は「つしにゃん」
”ひこにゃん”に響きが似ているのは気のせいらしい
ツシマヤマネコの死亡原因の1つが交通事故らしく
事故現場や目撃情報があった場所など
道のあちこちにドライバーへ「注意」を促す看板が設置されている
島内ではとても多くの人や団体がヤマネコの保護活動に関わっているのがよく分かる
で、厳原から車を走らせること1時間半
島北にある環境省の施設
「対馬野生生物保護センター」に到着
ヤマネコは日によって見れないことも多いと聞いていたので
ドキドキしながら受付の方に今日は見れますか?と尋ねると
「見れますよー」と、施設の奥に案内してくれた
お~いるよ!
こんにちは ”かなた”君
でも寝てますね、、、
そして全く動く気配はなさそうですね、、、
まぁ ネコだから仕方ないか(笑)
すると親子連れがやって来て
「さっきと変わらん、うごいちょらん、、」
と、言ってすぐに出て行ってしまった
それでも可愛いので飽きることなく眺めていると
ん????
目が開いた?
額の縦縞が特徴
手足が短いのが特徴
耳が丸いのが特徴
最大の特徴は
耳の裏の白い斑紋(虎耳状斑)だそうです
- 相棒の猫好きが伝わったのかサービス満点の”かなた君”
- 仕草がとても可愛くて閉館間際まで眺めていました
- 対馬野生生物保護センター
- 【開館時間】10:00~16:30(入館は16:00まで)
- 【入館料】 無料
- 【休館日】 毎週月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌日が休館)・年末年始
- 【問い合せ】TEL 0920-84-5577
その日の夜・・・
対馬の某所にて「ツシマヤマネコ」を発見!
普通の 「ツシマ”イエ”ネコ」 でした
と、いつもなら終わるところだけど今回はもう少しお付き合いください
みなさん、「コウノトリ」って知ってます?
そう、赤ちゃんを運ぶ鳥です
生息数は140~150羽、
コウノトリもレッドリストの”絶滅危惧IA類(CR)”
鳥類では他にトキやヤンバルクイナなど全24種が対象となっています
一年ほど前のことですが、私、初めて本物を見ました
知り合いから「コウノトリが飛来してる」と近くのため池に呼ばれ行ってみると
わっ!大きい!そして綺麗!
(コウノトリのことは名前だけでその姿などは全く知らなかった)
足には固体識別のための足環と呼ばれるものがついており
この子達は島根県雲南市で野外繁殖したオスとメスだそうです
詳しくは「兵庫県立コウノトリの郷公園」のHPで
そしてもう一つ
「ベッコウトンボ」ってご存知ですか?
こちらもまた環境省レッドリストの絶滅危惧IA類(CR)に指定されており(※昆虫類は71種)
「種の保存法」という法律により捕獲・採集(罰金500万円)が禁止されています
国内には10ヶ所しか生息地がなく、
その1つが自分が住んでいる場所のわりと近くにあり、
近隣住民やNPO団体の方々が保全活動をおこなっています
この写真は一昨年の5月の「観察会」に参加した時に撮ったものです
先日、釣り糸に絡まって死んだウミガメのニュースが流れていました、、、
マイクロプラスチックによる海洋汚染のニュースもよく目にします
なんでこんなことをブログに書くかというと、、、
たぶん、歳を取ったからですかね
あとたぶん、山歩きを始めたからでしょうね
おしまい