「防災備蓄が当たり前の日本を目指して」防災備蓄収納プランナー&職場備蓄管理者の長柴美恵です。
2月28日に発生した埼玉県八潮市での道路陥没事故から今日で16日目。
前回の続き。
3.それでも私なりにやっている排水制限
①洗濯は2~3日まとめてする
子育て中の洗濯物が多いお宅は
毎日洗濯したいですよね。
タオルと下着も1回使用で洗いたい。
私は最低限に減らして数日分まとめて洗っています。
可能であれば、該当外の地域のコインランドリーを使う。
親族や友人の洗濯機を借りる手段もあります。
②風呂水を洗濯の洗い水に使う
昔はやりましたよね。
当時は洗濯機の水を汲み上げるホース付きの洗濯機がありましたからね。
毎日風呂湯を変えたいなら
すすぎは抵抗があっても洗いだけなら使えませんか
私もシャワーだけを試みましたが
寒波の寒い日々と重なってしまい、シャワーだけではやはり寒いです。
シャワーを出し続ければやはり排水量が多くなります。
子どもたちが全員独立した今だから出来たことだと思いますが
わが家は湯を少なめに入れて温まり、追い炊きで2日使っています。
出るときはチョロチョロ出しのシャワーでサッと流しています。
③洗濯のすすぎは1回
すすぎの回数は何回ですか?
私は日ごろから1回です。
1回で十分です
④洗濯機の蛇口を少し閉める
洗濯機に繋いでいる蛇口は全開でしょう。
私は日頃から節水として1/3くらい閉めています。
更にいうと、
地震で蛇口から洗濯機が外れて水が噴き出したことを考えて
日々、洗濯が終わったら蛇口をしっかり閉めています。
⑤部屋着は繰り返して着る
私はパジャマも毎日洗いたい派ですが
幸い夏とちがって汗も少ない時期なので
家で着る服は繰り返して来ています。
ズボンも繰り返しですね。
調理の際、エプロンをしていますので
油や水跳ねの汚れが防げます。
⑥シャンプーを使わずお湯だけ洗髪
シャンプー&コンディショナーを使うと
すすぎの水をその分流してしまうのでお湯だけの洗髪をしています。
しかし、仕事があるし、人に会うし。
整髪のためのヘアケア剤も使います。
なので、人に会わない休みの日しか出来ませんが
それでも少し減らせればという気持ちです。
過去に最長3日日間お湯洗髪を試したことがあります。
頭皮は痒くもなく、臭いも出ませんでした。
⑦シャワーはチョロチョロ出し
入浴時のシャワーの水をチョロチョロ~と少しの量にします。
強く出すと早く流せるし、気持ちも良いですが
少しの量でも結果は同じです。
さらに、頭や体を洗っている時間は蛇口を閉めましょう。
⑧湯温になるまでの水をバケツにためる
とくに冬のいまは湯温になるまで時間がかかります。
これ、いつも私がやっていることなのですが
朝のヘアセットと夜の入浴で「湯」を使います。
蛇口をひねって暖かい湯になるまでの水をバケツに入れています。
1人分だけでも朝晩の2回で10ℓです!
1ヶ月で300ℓ。バスタブ1杯分です。
バスタブに10ℓ入れても足の裏が濡れる程度しか増えないので
入れなくても大して差がない10ℓですが
洗濯水の10ℓは大きい!
日頃の節水対策にもなります。
⑨食器にラップ
災害などで断水になったときによく使われる方法です。
食器が洗えないので、
食器にラップを敷いて食品をのせ、
食べ終わったらラップを捨てます。
ただし飲食店では数が多いので
手間暇や衛生面を考えると使い捨ての容器がおすすめです。
⑩キッチンの蛇口をチョロチョロ出し
桶にお湯を入れて洗う食器や料理道具を浸す。
汚れが浮いたところで洗剤で洗う。
「水」をチョロチョロ出しにしてすすぐ。
お湯を出すには一定の水量を出さないと
不完全燃焼を起こし、お湯になりません。
つまり「湯」のチョロチョロ出しは出来ません。
しかし、冷たい水では油分が落ちにくいので
お湯に浸してから汚れを取ります。
「水」のすすぎが冷たい場合はゴム手をします。
さらに、小まめに蛇口を閉めて、
無駄に水を出さないようにしています。
⑪トイレの節水NG
埼玉県の節水方法では
トイレの排水レバーは「小」を使うように推奨していますが
大便やトイレットペーパーの量が多ければ
排水詰まりを引き起こす場合もあります。
小便で短めの少量ペーパーに限り可能というところもありますが
基本的にはメーカーはおすすしていません。
注意が必要です。
⑫下水の排水にならない
今回の制限は「下水」です。
浄化槽使用の場合は該当しません。
下水道を使うことに自粛が求められています。
ふろ水を庭の撒く。植木に使う。
じょうろを使ってベランダにチョロチョロ撒く。



下水の排水にならない方法を考えていきましょう。
しかし、異物やゴミが入っている水はまかないでください
4.該当外に甘えていいんです!
東京都足立区の浴場がいち早く入浴の無料提供をしてくれました。
他の自治体も入浴の支援をしてくれています。
本当にありがたいことです。
親族や友人にも甘える勇気ももってくださいね
もしこれが、
大きな災害だったら
首都直下型地震だったら
この道路はもっと大きな陥没になっただろうし
被害の範囲は街全体だったはずです。
排水制限どころか、断水の可能性もあったでしょう。
そう考えると、
排水制限の苦労はあっても
水は出る。
電気が使える。
ガスが使える。
トイレが使える。
スマホ、ネットが使える。
暖かい部屋で休める。
避難を余儀なくされている住民の方を思えば
大したことありません
運転手さんの早い捜索を願って
自分ができることは少しでも
という想いでみなさん大変努力されています。

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