マーク・ボールズ、トニー・マカパイン、
ヴァージル・ドナティという、
あのRING OF FIREの3人が中心となり結成した
SEVEN THE HARDWAYの唯一のアルバム。
言わばヴィタリ・クープリ抜きの
RING OF FIREですが、
内容はこの布陣から期待する音を
「大きく裏切る」ものであります。
ネオクラ、様式美的な展開は一切なく、
ダークでヘヴィなプログレ・メタル
といったところ。
このメンツであれば、
当時もっと話題になっても良さそうですが、
全くと言っていいほど話題にならなかった理由は、
一度聴けば納得です。
DREAM THEATERっぽいと
言えなくも無いですが、
どちらかと言えば
あの悪夢のグランジ、オルタナに
毒されたような音楽で
このメンツでやる音楽ではありません。
多少期待を裏切っても、
後であれはあれで悪くなかったと
再評価されたりするパターンも
よくありますが、
これは全く当てはまりませんね。
マークの歌も、
トニーのギターも
全く印象に残らないという
ある意味奇跡的な作品。
☆「何のために作ったのか、作られたのか、謎の作品」…☆星1つ!