ブラジルのメタル・バンド、
WIZARDSの2ndアルバム。
デビュー・アルバムは
「VIPER、ANGRAに次ぐブラジルの新星」
的な感じで売り出した記憶がありますが、
そこまでANGRAらしさは無く、
ガッカリした人が多かったという記憶が…。
まあ当の本人たちは
恐らくANGRAタイプを目指していた訳では無く、
あまり意識せずに活動していたと思いますが、
当時のビクターの売り方でしょうね。
確かに歌はアンドレ・マトスっぽい感じもありますが、
普通のハイトーン・タイプだし、
やはり同じブラジル出身というだけで
ANGRAと結びつけるのは無理があります。
こういう売り方をされると
どうしてもANGRAを意識してしまい、
ガッカリさせられますが、
ANGRA的なものを期待しなければ
そんなに印象は悪くないですね。
とは言え、
あまり個性は無く、
ややプログレッシヴな
シンフォニック・メタルといったところで、
こういう売り方が無ければ
話題にもならなかっただろうなぁというのが
正直な感想であります。
90年代で消滅したと思っていたんですが、
調べるとしぶとく2010年代まで活動していたのは
ちょっとした驚きでした。
まあ当時のビクターの
青田買い状態を思い出しますねぇ。
☆「売り方は詐欺に近いが、アルバムの出来は極めて普通」…☆☆☆☆☆星5つ!