日本のメロ・スピ・バンドの
2ndアルバム。
なかなかのクサ・メロで、
RPGのようなファンタジックな世界観を
表現しています。
全曲英詩で、
ジャパメタ臭は控えめ。
どちらかと言えば90年代
ジャーマン・メタルの雰囲気があります。
HELLOWEENやGAMMA RAYのような
曲調とメロディ、
そこにシンフォニックなアレンジが効いていて、
なかなかドラマティックに仕上がっています。
ただオリジナリティという点では今一つで、
どこかで聴いた展開がチラホラ…。
まあこの辺は許容範囲で、
これも10年以上前の作品なので、
最近はもっと進化しているんでしょうね。
気になったのは
ヴォーカルの声質で、
野太い声は好き嫌いが分かれるかも。
時折デーモン閣下のような歌い方になるので、
逆に日本語で歌ってくれた方が
しっくりきたかもしれません。
ギターはなかなかエモーショナルで
クサいソロを聴かせてくれます。
特に8曲目の「Phonenix Rising」は
鳴きメロ炸裂の素晴らしいナンバー。
RPGっぽい世界観が好きで、
メロ・スピ命のような人には
なかなか楽しめると思いますが、
僕はちょっと苦手かな…。
機会があれば最近の作品も
聴いてみたいと思います。
☆「なかなか貴重な音楽性のバンドだが、歌声と世界観は好き嫌いが分かれるかも」…☆☆☆☆☆☆☆星7つ!