MINSTRELIX/Reflections…2009年 | 車通勤メタル!

車通勤メタル!

児童養護施設で働くメタル好き中年保育士のCD日記。目指せ1万枚!

日本の様式美クサ・メタル・バンドの

2ndアルバム。

 

3rdアルバムの「Tales of Historia」は

僕が今まで聴いた数々のクサ・メタル作品の中でも

屈指の素晴らしいクサ・アルバムでした。

 

あれを先に聴いてしまったので、

この2ndは正直物足らなさを

感じてしまいます。

まあそれでも十分クサいですが…。

 

曲自体は悪くない、

いや、むしろ素晴らしいですが、

アメリカ出身の女性ヴォーカリスト

Lola嬢の歌が今一つマッチしてないのが

残念ですかね。

 

このアルバムは新曲と、

過去の自主制作盤の再録で構成されていて、

再録曲のオリジナルはLeo Figaroが歌っていました。

 

やはりこの音楽性にはLeo Figaroの

クサい歌唱の方が合いますね。

このアルバムリリース後Lola嬢は脱退、

Leo Figaroが復帰する訳ですが、

これは当然の流れでしょうね。

 

と、聴きながら書いていたんですが、

聴き慣れていく内に、

やっぱりこのアルバムも

十分クサ・カッコいいですねぇ。

 

ヴォーカルが同じ女性ヴォーカルでも

もっと高音を出せるパワフルな人だったら

だいぶ印象は違ったと思います。

 

アメリカ人なので、

英語の発音はネイティヴですが、

それがかえってこの音楽性だと

マイナスに作用しているような…。

 

Leo Figaroは

正直英語なのか日本語なのか

わからないような箇所があったりするんですが(笑)、

それが逆に何とも言えない味なんですよね。

 

まあそれはともかく、

全8曲でコンパクトな作品ですが、

6曲目のインスト小曲の「Prelude」以外は

疾走曲という激しいアルバム。

 

特にラストの「Light Casts a Shadow(2009 ver.)」は

デス声も響くブルータルなナンバーで強力です。

 

捨て曲は無いですが、

疾走曲の羅列と言うか、

メリハリが無いのが残念ではありますが、

十分クサ・メタルを堪能できます。

 

☆「色々物足りなさは感じるものの、これだけクサいバンドはそうそう無い」…☆☆☆☆☆☆☆☆星8つ!