PROPHESIA/Goddess of Light…2013年 | 車通勤メタル!

車通勤メタル!

児童養護施設で働くメタル好き中年保育士のCD日記。目指せ1万枚!

日本のネオクラシカル・メタル・バンドの2nd。

 

いや~、全然知らないバンドで、

何となく買った1枚なんですが、

これは良いですね~。

 

実直に、真剣に、

正統派ネオ・クラシカル・メタルを

ひたむきに追及している

素晴らしいバンドであります。

 

CONCERTO MOONやGALNERYUS、

KELLY SIMONZといった

ジャパニーズ・ネオクラの影響を

強く感じさせる作風で、

ネオクラ・ファンなら

気に入ること間違いなしの1枚。

 

逆にこのバンドならではという

オリジナリティはあまり感じないですが、

それが逆にホッとしますね。

ネオクラ大好きという思いが

伝わります。

 

キーボーディストに

日本の様式美メタルのキーボードと言えば

この人、YUHKIがゲスト参加しているのも

また良い意味での

ジャパニーズ・メタル臭を醸し出していて、

ここもいかにもですねぇ。

 

もう1曲目の「Maiden of Ice」を聴けば、

このバンドを気に入るか気に入らないか分かる、

もし、この曲がダメだったら、

この先は聴かなくて大丈夫です(笑)。

 

ヴォーカルは

やはり日本人特有の発音の甘さが気になるものの、

高音の伸びが気持ち良い、

なかなか良いヴォーカリストであります。

 

2曲目の「The World of the Fairy Tale」も

いかにもの疾走ナンバーで、

ギターとキーボードの掛け合いも、

またいかにもの展開で良いですね。

 

基本英詞ですが、

「Sayonara」、「滲むコトバ抱いて」、

「彼方へ」といった日本語の歌詞の曲が

良いアクセントになっていて、

これまたジャパメタらしくて良いです。

 

そして極めつけは

7曲目の「La Profecia」と

9曲目の「Fallin’ from Grace」。

これぞネオクラの真骨頂といった

クサクサ、コテコテの様式美疾走ナンバー2曲。

 

まあ正直どこかで聴いた

フレーズのオンパレードなんですが、

やはりカッコいいですね。

 

ただこれだけの作品を出していて、

活動歴も長い割には

アルバムもライヴも少ないようなので、

ここが日本のメタル・シーンの

狭さという問題があるのかもしれませんね。

 

でも、

とりあえず騙されたと思って

聴いてみてください。

B級クサいながらも、

なかなか素晴らしいバンドです。

 

☆「いかにもの典型的なネオクラだが、この実直さがカッコいい」…☆☆☆☆☆☆☆☆☆星9つ!