アメリカのプログレ・メタル・バンドの
2ndアルバムです。
一筋縄にはいかない
ひねくれた展開に、
ウォーレル・レインの
アグレッシヴな歌唱が乗っかるという、
なかなか個性的なバンドです。
ギターのジェフ・ルーミスは
現在ARCH ENEMYのメンバーとして
活躍する実力派。
以前からマイケル・アモットが
このバンドのことを敬意を持って
「ねじれたメロディの金脈」と評していたり、
デイヴ・ムスティンからも実力を認められるなど
すばらしい才能の持ち主であります。
それでも長年このNEVER MOREと、
SANCTUARYにこだわって活動していたのは
強い信念が感じられますね。
最初はとっつきにくい音楽性ですが、
例えばSikThやMeshuggahあたりに比べれば
だいぶ聴きやすいです。
スラッシュ・メタルの進化版といった感じで、
やはりMEGADETHに近いものがあります。
そう、随所に知的さを感じるのも
このバンドの魅力であります。
現在このNEVERMOREは活動休止中、
SANCTUARYはメンバーを変えて活動中、
そしてヴォーカルのウォーレルは
2017年に心臓発作で亡くなっていたという
色々大変なバンドでもあります。
80年代のSANCTUARYから
存在は知っていましたが、
なかなか手が出なかったバンドです。
聴いてもやはり
とっつきにくい音楽ですが、
聞き慣れると
凄さに気付かされるという
深みのある音楽ですね。
なかなかじっくり聴く時間が無いですが、
こういうバンドこそ貴重だと思います。
まさに「ねじれたメロディの金脈」であります。
☆「適度なねじれが、聴き慣れると心地よい、不思議な音楽」…☆☆☆☆☆☆☆☆星8つ!
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