アメリカのシンフォニック・メタル・バンドの
唯一のアルバム。
「オペラティカ」という何だか良さげなバンド名と、
美麗なジャケに惹かれて購入。
実際聴くと
そんなにオペラティックではないんですが、
ギターのインギー加減は
かなり衝撃的です。
ピロピロ度が凄いです。
これでもかってくらい
ピロピロしてます。
僕はイングヴェイのアルバムを聴いても
全然弾き過ぎとか思わないんですが、
この人は弾き過ぎです(笑)。
僕でもそう思っちゃうんだから
間違いないです(笑)。
ギターソロを聴いていても
ヴィヴラートで音をのばしたり、
ためたり、といったことがほとんど無く、
常に速弾きのような奏法であります。
このBill Visserなる人物、
何者なのか調べましたが、
情報がほとんど無いですな…(汗)。
時代が時代なら
きっと凄い話題になったと思いますが、
ネオ・クラ速弾きギタリストなんつーのは、
2000年代以降は
僕のようなごく一部のマニア以外には
全く話題になりません(苦笑)。
どうやらこのアルバムの後、
OPERATIKA ELEMENTとバンド名を変え、
更に一部のメンバーがMIDNIGHT ETERNALなるバンドを立ち上げたり、
なかなか落ち着かない人達ですが、
既にBill Visserは在籍しておらず…。
よくよく調べてみると、
BillはPSYCHOPRISMというバンドで
2016年にアルバムをリリースしております。
それ以外は目立った活動は無いようですね。
何だかもったいない気がします。
さて、このアルバムに話を戻します。
どうしてもネオ・クラ好きの僕としては
ギターばかりに耳がいってしまいますが、
ヴォーカルのSLAVA嬢の力量も
なかなかのものです。
あとベースが何と
SYMPHONY Xのマイケル・レポンドという
豪華過ぎる布陣。
分かりやすく言えば、
NIGHTWISHにイングヴェイが
乗っかったような音楽ですかね。
えらい適当な例えですが、
聴けば分かると思います。
僕のようなネオ・クラ・ファンにとっては
割とすんなり聴けると思いますが、
NIGHTWISH系を期待すると
面食らうかもしれませんな…(汗)。
それでも
ちょっと方向性がかみ合って無い感じや、
SKYLARKあたりを思い起こさせるような
B級クサさもあり、
マニアにとってはなかなか面白い作品。
特にモロ、イングヴェイ系のギター・インスト
「No 3-23 In a Minor」から
ネオ・クラ疾走曲「Mask in The Mirror」
に続く流れは最高。
本編ラストを飾る
「Last Quest」も
ネオ・クラしまくってて
素晴らしいです。
まあマニア向け作品には変わりないですが、
やはりネオ・クラって
いいですねぇ…。
☆「これぞマニア向け、ネオ・クラとゴシック・メタルの融合作」…☆☆☆☆☆☆☆☆☆星9つ!
![]() |
THE CALLING
2,130円
Amazon |
