SINERGY/Suicide by Side…2002年 | 車通勤メタル!

車通勤メタル!

児童養護施設で働くメタル好き中年保育士のCD日記。目指せ1万枚!

アレキシ・ライホとキンバリー・ゴスという

当時は夫婦だった2人を中心としたバンドの

3rdアルバムです。

 

他のメンバーも

北欧のメロ・デス系を中心とした

オール・スターズといった感じで

なかなか強力な布陣。

 

これで良いものができない訳無いよねって感じで、

1曲目からいきなり「I Spit on Your Grave」という

名曲をぶっ込んできます。

 

音楽性としては

初期のCHILDREN OF BODOMのような

雰囲気も漂いますが、

より伝統的な正統派メタルといった感じで、

ツイン・リードが炸裂しております。

 

アレキシとキンバリーの

80~90年代メタルへの

愛がひしひしと伝わってくる楽曲群…。

 

そして、それ以上に素晴らしいのが

キンバリーの力強い歌声で、

見た目同様パワフルであります(笑)。

 

僕はデス声が苦手なので、

CHILDREN OF BODOMなどを聴くと、

「これでデス声じゃなければなぁ」なんて思ってしまうんですが、

そんな僕の願望を叶えてくれた

ありがたいバンドでもあります。

 

こんな素晴らしいバンドでしたが、

アレキシとキンバリーは離婚、

それに伴い自然消滅…。

これがこのバンドの最後のアルバムと

なってしまいました。

 

1stと2ndは未聴ですが、

これも素晴らしい出来のようなので

聴いてみたいです。

 

激しいメタルは好きだけど

デス声は苦手、

なんて人には

うってつけの一枚。

 

聴いていて

時々「ブルース・ディッキンソンみたいだな」

なんて思っていたら

ラストに「Number of The Beast」のカヴァーが

収録されており、妙に納得してしまいました(笑)。

 

まあ間違っても

再結成なんてのは無いでしょうなぁ…。

何とももったいないバンドであります。

 

☆「寂しくも、素晴らし過ぎるラスト・アルバム」…☆☆☆☆☆☆☆☆☆星9つ!