脳科学者である女性の書かれる本に

どの様なイメージを持たれますか。

 

   脳科学で育児の戦略を立てる。

 

と前書きにあります。

 

 

涙、涙で読み終えました。

 

今までも何度も繰り返し読んできた

運命の本をご紹介してきました。

 

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 エピソードはこちらから

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 エピソードと絵本はこちらから

 

その甘やかで思いやり深い一冊一冊を

脳科学の立場から読み解いていただいた印象です。

 

普段ご紹介している絵本の醍醐味、

コメント欄で語り合っている祈りや奇跡、

脳科学と照らしあわせ深く納得です。

 

ふと、この夏のドラマ[義母と娘のブルース」を

思い出しています。

綾瀬はるかさん演じるキャリヤウーマンの

論理的でありながら凜々しく子どもを愛する姿と

少し重なるのです。

著者黒川伊保子さんの愛情深い子育ては

昭和の香りをも感じます。


息子さんの検診で断乳を迫られたことに

立ち向かわれたエピソードが

前書きで既に熱く語られています。


26歳になる息子さんのお母様です。

うっとりするような優しく逞しい息子さんとのエピソードに

涙がぽたぽた落ちるのです。

 

嬉しいことに絵本を子どもと読むこと

子ども時代に物語りに出会う意味にも

ふれられています。

何より心地よく感じるのは

黒川さんの母性あふれる、なめらかな文面です。

いつの間にか抱きしめられてしまうのです。

 

例えば

子どもの一番かわいいと言われる三歳迄は

恐ろしく、しんどい時期です。

出産してから、ぶっ通しで眠ることもままならず

怒濤の日々に疲れ果て我が子に辛くあたる時、

きつい言葉や態度のあれこれ、自己嫌悪…。

間違ってた…。ごめんね…。

 

ご自身の経験を振り返りながら

 

大丈夫。

三歳迄の記憶文脈はいったん壊れるので

遺恨は残りません、と。

 

常時の暴力やネグレクトは別として

時に反省しながら

おおむね良好、時に失敗が理想です。と

おおらかで心強い。

 

 

子どもを持たない女性へのまなざしも。

 

子どもを持たず成熟する女性は

自然摂理上存在しなければならない、の例に

マザーテレサをあげられています。

私は吉永小百合さんや、尊敬する先輩や友人、

何人もの優しい人の顔が浮かび

その一人は「納得して安心した」とにっこり。

私もにっこり。

 

 

以心伝心が起る際、遠隔地にある二つの脳波が

同調することが確認されているとのこと。

 

虫の知らせや不思議な偶然、ささやかな奇跡など

日常やブログの世界では、よくおこりますよね。

 

他の著書で祈る気持ちについても書かれています。

 

 

溢れる情報や便利なものに支配されそうな時代に

どんな立場の人にも黒川さんの

[世界中から集めた知見なのだから」の言葉は

心強いです。

何かを選ぶ時の指針に、と。

 

ご自身の子育てが成功したかどうかは

息子さんが壮年期を迎えなければわからない

の言葉がとてもリアルです。

 

 

子育ての不安や辛さに寄りそってくれる

一冊です。


男性と女性の脳の違いを知ることで

豊かな時間が流れるといいですね。


妻をえこひいきすることで娘が

しあわせになる理由も

私はグッときました。


おすすめの一冊です。





 

 



 

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