ごきげんよう。




何度も繰り返し読んだ佐々木正美先生の
著書。

八月の末に新聞で訃報を知り 唖然としました。


気持ちがまとまるのに
時間が かかりました。





{634B0860-6A62-4723-9C57-A79AD22BB4A1}



ご存知の方も沢山いらっしゃると思います。



分厚い本ですが
目次を読むだけでも立ち止まれ
励まされます。


{A5C2028C-72B9-477F-870B-413B92A66C60}

{4AE24E9D-0A2A-4CA5-A3A4-FB5EC6DF02B4}

{BA6379AC-FDA3-457E-8796-C4C451B6EA91}

{9004EC31-111C-4FE2-8118-9AD20F27DC1B}

{CE6922C9-2A67-4B69-9D81-B7763A1C70CE}

{0F8D18CD-300C-4209-AF98-5D499C54DA38}


この本の中で 一番涙が止まらなくて
励まされたのは

この目次の 
保母さん、幼稚園の先生へ の
はじめに 親の幸せを考える

の所です。

いいね をくださった
マザーズエネルギー カウンセラー岡田さんの 
ブログも 素敵だなぁ と共感をおぼえます。


当日の職場で
「こんな風に お母さんに 
       関わっていきませんか」

と一回り以上年上の先生方に訴えていた頃を
思い出しています。


{6A4B2B3A-65CD-4EF9-99CC-5A36E32F8FAD}



挿し絵は ぐりとぐらの中川李枝子さんで
あとがきも書かれています。

中川さんは保育士として働かれていました。




乳児期から思春期まで長く読める本です。




佐々木先生は絵本の監修もされています。


{1A747732-874B-4C9D-8434-C9173251F5C8}


例えば
自閉症スペクトラムの子どもさんの
パニックの時の気持ちが
挿し絵があることで一層
心に届きやすいです。





今日ご紹介する絵本は
子育て講座や
職員研修などでも とてもよく使います。


思い悩みながら子育てする親の気持ち

日々思い悩みながら働く
若い先生の気持ちが理解しやすかったり と

人間関係をほどくヒントになる場面が
私は好きです。

{8E26C128-EF13-4AB1-A47E-A3BB5D26C034}

{AEFB158F-AB54-4BF7-912C-180F928EA011}


佐々木先生の監修の言葉が
どちらの絵本も とても優しいです。




学校でトラブルが続く こうたの
子育てで くたくたになる
お母さんの疲れと孤独に

私は やはりくたくたの孤独な子育て前半を
重ね いつも涙が出ました。




学校に呼び出され
ただ ただ 頭を下げるお母さんの挿し絵に
はらはらと涙するお母さん達に
たくさん出会ってきました。



子どもの苦手や弱い所の伝え方は
お母さんが また家庭で
子どもと向き合っていけるように
伝えていかないと

人は一層 辛くなるように思います。



     ドウシテ オカァチャン コマラセルノ


泣きながら子どもに手をあげるお母さんと
散らかった部屋の絵に
辛い気持ちが伝わってきます。





また親子で がんばっていけるように
どんなふうに 伝えていけばいいかを
考えるきっかけ

毎日毎日 子どもと過ごし
家事や仕事をも こなしていかなければ
ならない

いっぱいいっぱいの日々を
送らざるを得ない 大人や子どもの気持ちに
そってくれる お医者さんの優しい言葉に
励まされます。




    「おこまりのことは なんですか」

     おいしゃさんが おかあちゃんに
                                 やさしく きいた。


     おかあちゃん ぽつぽつ ぽつぽつ 
                                しゃべりはじめた。

    とちゅうで ハンカチ とりだした。




    「おかあさん ほんとうに よく
                   がんばってきましたね。」



      おかあちゃん こえをあげて なきはじめた。




大人も子どもも 
がんばりをわかってもらいたいです。

上手くできないけど
がんばっていることをわかってほしいです。



そのうえで どうすればいいのか
何から始めればいいのか

相談できる人がいる
責めずに 見ていてくれる人がいる…。


心強いですよね。


大人も子どもも
こんな肯定と励ましがあって

前々回のブログでも触れた
自分で自分を励まし
自分の味方になれ
一つ一つ越えていけるのでは と思うのです。


病院からの帰り道
おかあちゃんとこうたは 手をつないで
笑顔です。



     わらっている おかあちゃんのかお
               ひさしぶりに みた。




大人が しあわせでないと…。

大人が
親が 笑っているって

子ども時代の私は それだけで安心で
それが たまらなく しあわせ でした。





今日の物語は これで おしまいです。

佐々木先生の文章は
大人への まなざしは とても優しいです。


親子で読み継がれていく本だと思います。

感謝をこめて…。



ごきげんよう。




{BB5FA6A6-F672-4F8D-ABC1-6CB7F3108B44}




{DBB24A0E-9979-44CA-B8CC-D6C201D2A1AC}

{7C123A95-193F-471A-A40C-48414090DD01}




{5CA0261E-94CA-45B3-BF8C-69C23EA41A7D}