ご挨拶
SYSTEMTRADER2010の外国為替FX投資として、本ブログを立ち上げましたが、約1年半、殆ど更新もしませんで、放置状態に成っておりました。
その理由は、私自身の投資対象が、主に、日経先物、商品先物が中心になったのが原因です。
それでは、なぜ、FXから日経先物、商品先物に変更したのでしょうか、それは
1)所得税対策
2)FX特有のスプリット
3)流動性
この3つが主な理由です。
1)所得税対策
これは、私が売買を行っているFX市場は、インターバンクですので、損失の翌年度繰越が出来ません。 これは、私の様な給与所得者だった者(?)には、結構、厳しいものがあります。
私は、多分、同年齢の給与所得者より、多いお給料を頂いていました。 FXでの利益は、雑所得ですので、必要経費を差し引いた分が、給与所得に加算されますので、日本の累進課税により、所得税と翌年の地方税が、相当増えてしまいます。
一方、日経先物、商品先物は同様に雑所得ですが、3年間の損失を繰り越すことが出来ます。
当然、投資を始めたばかりでは、どうしても損失を発生させる可能性が高いため、それを3年間に渡って繰り越せるのは、大いにメリットがあります。
更に、分離課税の為、給与所得とは独立して20%の税金で済みます。 このメリットも大きいです。
2)FX特有のスプリット
外国為替では、売値と買値にスプリットがあります。
これは、私の性格に起因するので、読者の皆様に縁が無いかもしれませんが、重要な問題に成りました。
このブログをご覧の方は、少なからず、投資に興味があることと思います。
どの投資にでも、ロスカットの重要性を言っています。
以前、私は、このブログで(もう削除しましたが)、ロスカットに対して疑問を呈したことがあります。
しかし、投資生活者を目指す人間には、これは絶対に間違いです。
ところが、いざロスカットをしようとすると、なかなか出来ません。
そこで、私は買い玉を持っているときは、同数の売り玉を新規に建てる。 所謂、両建てを行いました。
確かに、手数料は、2倍かかりますが、ロスカットするタイミングに、意外と容易に行動が取れるのが不思議でした。
日経先物の場合は、最終的にはSQまで持っていれば、同値で決済されます。
SQまで、待つことも無く、前場、後場の寄付き、引けに成り行きで処理すれば、同様に同値で決済されます。
日経先物を、やられている方でロスカットが出来ない方は、一度お試しをされては如何ですか。
その両建てした玉を、玉操作しながら、処理する事もあります。 これは、証拠金が多く必要になりますが、トレンドを読みながら、処理を行うと最終的には利益になることもあります。
もちろん、同じ様に、ロスカットをしたほうが、手数料分有利になるのは明確ですけど。
因みに、最終的には、ロスカットを普通に行える様になりましたので、この方法は殆ど執りませんが、人間、弱いものですから、それが可能なマーケットが良いと思っています。
3)流動性
これは、FXには問題ありませんが、投資を行う人は、次の3つのリスクを意識する必要があると思います。
1.信用リスク 2.市場リスク 3.流動性リスク
世間を揺るがしている、昨今の金融危機の要因といわれているサブプライムローンを組み込んだCDAをこの流動性に一番の要因があると思います。
私も、一時、リバレッジが大きく取れる、不動産投資も考えましたが、流動性リスクを考えて投資をやめました。
人生、何時、現金が必要になるかもしれませんので、換金性の高いマーケットで投資を行う事は重要だと思います。