欧州代表・ストッケリン投手にインタビュー | 欧州野球狂の詩

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日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪

 来る3月10日と11日に東京ドームで行われるGlobal Baseball Match2015で、日本代表と対戦する欧州代表。その28人のメンバーの中で、数少ない貴重なドイツ人プレーヤーとして選ばれたのが、ヤン=ニコラス・ストッケリン(マインツ・アスレチックス)とルーク・ソマー(ハイデンハイム・ハイデコッフェ)の両投手です。ソマーは二重国籍でアメリカ・オレゴン州出身のため、純粋なドイツ人として参加するのはストッケリンただ1人。そんな彼に、ドイツ野球・ソフトボール連盟(DBV)の広報部がインタビューを行いました。ブンデスリーガ昨季奪三振王(137)の意気込みをどうぞ。


―:欧州代表への選出おめでとう!!自分が代表に選出されたことはどうやって知った?自分が代表でただ2人のドイツ人プレーヤーであることをどう思っているのかな?

ス:自分が選出されたことは、月曜日に知ったんだ。もちろん、知らせを聞いた時は嬉しいなんてものじゃなかったよ!!代表に選んでもらったことは物凄く誇りに感じているし、ルークと一緒にドイツという国を世界にアピールしてきたいね。ただ、他のドイツ人選手たちにも代表入りするだけの実力はあったと思うよ。


―:この2試合はどんなものになると思う?日本代表と比べて、欧州代表のことをどのように見ている?

ス:素晴らしいものになると思うよ。日本が野球というスポーツに対して、物凄く熱狂的な国であるというのは知っている。試合当日、東京ドームは熱狂に包まれるだろうね。


―:今回の欧州代表には14人の投手がいて、その中にはリック・バンデンハーク(オランダ)やアレックス・マエストリ(イタリア)というプロ選手もいるよね。君の出番はどれくらいあるだろう?ゲームに対してどんなアプローチをしようと思っている?

ス:例え起用してもらえなかったとしても、とても素晴らしい経験になると思う。このイベントからあらゆるものを吸収して、選手としてさらに成長したいね。


―:この試合は、新しいシーズンに向けての調整の期間に行われる。トレーニングにもダイレクトに影響することになるけど、自主トレのプランには変更を加えたのかな?どうやって試合に向けて準備している?

ス:自分が代表候補に選ばれたと聞いた時点で、この試合に向けて調整を続けてきた。スケジュールの変更はたやすいことだったよ。日本での試合が今年初めてのゲームになるけど、可能な限り自分の100%に近いものを出したいね!!


―:今後のスケジューリングはどうなっている?日本への渡航はいつ頃になる予定?

ス:3月2日か3日に日本に行こうと思っているよ。僕らは10日からの2試合に向けてしっかりチームでのトレーニングを積んで、8日には巨人二軍との強化試合も行う予定だ。後、学校にお邪魔してベースボールクリニックもさせてもらうことになっているんだよ!!


 ストッケリンは昨季、ブンデスリーガでは14試合に登板して7勝3敗、防御率1.47という素晴らしい成績をマーク。98イニングを大きく上回る137奪三振を記録したことが、来日のチャンスを得るアピールポイントとなったのは間違いありません。ブンデスリーガ球宴ではドイツ代表の先発という大役も果たし、期待の有望株から絶対的エースの座へと大きく飛躍することとなった右腕が、日本でNPBの打者たち相手にどのような投球を披露してくれるか楽しみです。二刀流左腕として日本のネットでも話題のソマー、そして今回は帯同しないものの代表の新エースとして定着したハリー・グリン(ゾーリンゲン・アリゲーターズ)とともに、ドイツ代表の新たな先発の柱として実力を発揮してもらいたいですね。


ソース:http://www.baseball-bundesliga.de/jan-niclas-stoecklin-die-nominierung-ist-eine-riesenehre/