ドイツ・野球ブンデスリーガのマンハイム・トルネードスは、2011年シーズンの新入団選手として、南アフリカリーグのボサシグ・ナイツから、同国出身のカイル・ボタ捕手(22)を獲得したと発表しました。
22歳とまだ若いボタですが、すでに2006年と2009年のWBCの他、さまざまな国際大会に南アフリカ代表の正捕手として出場しています。2006年のジュニア世界選手権で、最優秀捕手にも選出された強肩が持ち味です。国籍は南アフリカですが、旧宗主国であるイギリスのパスポートも保有しているため、登録はヨーロッパ人扱いとなる見込み。球団は本職である捕手の他、内野手としても起用する意向を示しています。
以前はジョナサン・フィリップス内野手をはじめ、多くの南アフリカ出身プレーヤーが主戦場としていたブンデスリーガ。ここ数年はあまりその傾向が見られませんでしたが、今回のボタの加入により、久々に南アフリカ人選手が同リーグでプレーすることになります。
これからマインツ・アスレチックス(3月23日、30日)と、レーゲンスブルグ・レギオネーレ(26日にダブルヘッダー、27日)の2球団と計5試合のエキシビションマッチをこなす予定のトルネードス。昨季は17勝11敗で、2位ハイデンハイム・ハイデコッフェと星5つ差の南地区3位に終わっています。上位にはレギオネーレとハイデコッフェという、強豪2チームが立ちはだかっていますが、開幕を10日後に控えた今回の補強が、どこまで彼らの躍進につながるか。要注目です。