クラウス・ホプフェンスペルガーが引退 | 欧州野球狂の詩

欧州野球狂の詩

日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪

 ドイツの昨季国内王者、レーゲンスブルグ・レギオネーレの主砲であり、ドイツ代表でもプレーしたクラウス・ホプフェンスペルガー外野手(30)が、現役を引退することを明らかにしました。


 地元レーゲンスブルグ出身のホプフェンスペルガーは、1996年に15歳という若さでデビューして以来、レギオネーレ一筋でプレー。2006年に打点王(43打点)、2008年に本塁打王(6本塁打)を獲得するなど、強打の外野手/指名打者として活躍しました。通算で348試合に出場し、打率.374、出塁率.460、長打率.626、56本塁打、336打点をマークしています。レーゲンスブルグでは2度の国内タイトルを格闘し、昨季はファイナルのMVPという、最高の栄誉にも預かりました。


 またドイツ代表の一員としても、2001年から2010年までの5度のヨーロッパ選手権に出場。その他、2007年のワールドカップと、2008年の北京五輪最終予選にも参戦しました。まさに、ドイツのパワー野球を象徴する選手と言える存在だったのではないでしょうか。


 引退した理由は詳しく語られてはいませんが、数日前に第1子が誕生したとのことで、育児に専念するためと見られています。現在、在住しているミュンヘンで教師として働いているホプフェンスペルガー。30歳とまだまだやれる年齢での引退は残念ではありますが、これからの第2の人生を有意義なものにしてもらいたいですね。そして、将来はあわよくば、指導者として球界復帰を果たしてもらえたなら、言うことありません。何はともあれ、お疲れ様でした。