インターコンチネンタルカップ第8日&9日結果 | 欧州野球狂の詩

欧州野球狂の詩

日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪

第8日


(27)オランダ5-3台湾(延長10回)

 オランダが、地元台湾に5-3でサヨナラ勝ち、決勝進出を決めました。2-2で迎えたタイブレーク制の延長10回表、台湾は林智勝の適時打で1点を勝ち越します。しかしその裏、オランダは2者を塁上に置いた場面で、パスボールと暴投で同点に。直後に、この回先頭のマリエクソン・グレゴリウスがサヨナラ2ランを放ち、試合を決めました。これで、オランダは決勝進出を確定させています。


(28)キューバ5-3イタリア

 ここまで大会全勝中のキューバは、イタリア相手に苦しみながらも逆転勝ち。オランダとの決勝戦にコマを進めました。イタリアは4回、アレッサンドロ・ヴァグリオの2点適時打で先制すると、5回にも暴投の間に1点を追加。しかしキューバはその裏すぐに反撃、連続適時打で1点差に迫ると、さらに満塁から2点適時打と犠飛で3者を還し、一気に試合をものにしました。イタリアはアマ王者相手に大善戦も、惜しくも及ばず。


(29)韓国8-1日本

 大会中盤から守備が乱れに乱れている日本代表、この日も序盤からエラー絡みで失点を重ね、韓国に8失点で大敗しました。先発大場が3回7失点で降板、しかし自責点はわずか2。これだけ見ても、いかに日本の守備が酷かったかがよくわかります。唯一目を引いたのは、2イニング打者8人から5奪三振の須永秀樹(日本ハム)の投球のみ。しかし、スモールボールが売りの日本が守備なんで負けるって、なんだかなぁ…。


(30)ニカラグア11-5チェコ(7位決定戦)

 7位決定戦で、南米野球の壁に挑んだヨーロッパの新星チェコ。ニカラグアのヒット14本に対し、13安打と意地は見せたものの、好機であと一本が出ずに6点差で敗れました。序盤で5-2と3点のリードを奪ったニカラグアは、6回と8回にも敵失も絡めて3点ずつを奪い、試合をものに。先発イグナ・ペーニャ・センテーノが5回8奪三振の快投で白星をマークしました。チェコは最終回に3点を返したものの、反撃が遅すぎました。


(31)タイ6-5香港(9位決定戦)

 上位国にこれまでコテンパンにされてきた両国にとって、これが初めての1点差ゲーム。最下位決定戦となったアジア対決は、8回裏に勝ち越し犠飛で決勝点を入れたタイに軍配が上がりました。お互いに怪我や仕事の事情などで選手数が少なく、敗れた香港は先発香子俊が8回6失点ながら、完投を余儀なくされる展開に。点数だけ見れば好試合ですが、失策はともに3。やっぱり、上のレベルに行くためには守備なんだよなぁ…。


9日目


(32)キューバ4-1オランダ(決勝)

 カリブの雄VSヨーロッパの雄。2006年大会決勝と同じカードでの対決は、4-1でキューバが制し、全勝で大会の有終の美を飾りました。キューバは3回裏、満塁からヨルビス・ボロットの2点適時打で先制。8回には、アレクセイ・ベルの2ランでもう2点を入れ、試合にダメを押します。


 追いつめられたオランダも、ただではやられません。最終回、1番ユージーン・キングセールからの攻撃で無死満塁のチャンスを作ると、4番カート・スミスがヤディエル・ペドロソから適時打を放ち、1点を返します。しかし反撃もここまで。ペドロソをリリーフしたヨンダー・マルティネスに後続が打ち取られ、万事休す。キューバが栄冠を手にすることになりました。


(33)イタリア4-3台湾(3位決定戦)

 今季ヨーロッパ王者のイタリアと、地元の声援を受ける台湾が激突した3位決定戦は、イタリアが4-3で制し、大会2度目の銅メダルを手にしました。イタリアは2-2の同点で迎えた5回、ジャイロ・ラモス・ジッツィの適時2塁打で勝ち越しに成功。7回にも敵失の間に1点を入れ、6安打で4得点という効率の良い攻めを見せます。


 対する台湾も、イタリア先発のコディ・チッロを2回途中で5安打2失点でノックアウト。先発陳鴻文も、5回3失点ながら7三振を奪う力投で、意地を見せます。しかし12安打を放ちながらも後1点がどうしても遠く、惜しくも1点差で涙をのむことになりました。


(34)日本2-1韓国(5位決定戦)

 前日8失点で同じ相手に敗れた日本は、5位決定戦で韓国に2-1と辛勝、何とかリベンジを果たしました。1点を先制されて迎えた6回表、橋本(巨人)と岩本(広島)が適時打を放ち逆転。守っては、4番手として1回1/3を無失点に抑え、白星をゲットした清原(阪神)を含め、6人の投手を投入。最後には、これまで先発の軸として投げてきた加賀(横浜)を抑えとしてマウンドに送る執念を見せ、1点差での白星をものにしました。課題とされた守りも、最終戦は失策0。満足できる内容ではないとはいえ、最後は日本らしい野球が見せられたんじゃないでしょうか。


 尚、31日を以て大会は全日程を無事終了。最終順位と各タイトル、大会ベストチームは以下のとおりとなっています。


最終順位

1.キューバ

2.オランダ

3.イタリア

4.台湾

5.日本

6.韓国

7.ニカラグア

8.チェコ

9.タイ

10.香港


各タイトル

MVP、首位打者、最多得点:ヘクター・オリベラ(キューバ)

最優秀防御率:潘威倫(台湾)

最優秀勝率:ダリエ・ヒノホサ(キューバ)

打点王:アルフレド・デスパイネ(キューバ)

本塁打王:金宰煥(韓国)

盗塁王:鄭秀彬(韓国)

最優秀守備選手:マリエクソン・グレゴリウス(オランダ)


大会ベストチーム

先発投手:潘威倫(台湾)

救援投手:ヤディエル・ペドロソ(キューバ)

捕手:ファン・パブロ・アングリサーノ(イタリア)

一塁手:カート・スミス(オランダ)

二塁手:ヘクター・オリベラ(キューバ)

三塁手:ユリエスキ・グリエル(キューバ)

遊撃手:マリエクソン・グレゴリウス(オランダ)

外野手:アレクセイ・ベル、ジョービス・デュベルゲル(以上キューバ)、林哲宣(台湾)

指名打者:金宰煥(韓国)