会社とは経営者が私腹を肥やす場所 | システムエンジニア フリーランス 年収・やりがい・魅力・将来性

システムエンジニア フリーランス 年収・やりがい・魅力・将来性

システムエンジニアの業界の優秀な社員が、フリーランスに転職していくその魅力(年収・やりがい・将来性)についての解説。

私は、システムエンジニアの仕事を汎用機
というジャンルで参加してきました。


汎用機というのは、所謂大型コンピュータ
のシステム開発で、もっとも多くの人材が
投入される世界です。


多くのシステムエンジニアは、業務や機種
等によって、区分けされて、その道の
スペシャリストに育って行くのが大筋の
流れだと思います。


スマホでゲーム作り専門のプログラマーは、
決して汎用機でシステム開発に参戦する
などということは、ほぼありえないと思います。


しかし、スマホのアプリでも、銀行業務等の
アプリではある点で、汎用機と繋がるような
ことがあるかもしれません。


このように、システムエンジニアというのは、
細かく分類され、人材を募集する時は、
業務や開発機種、言語、リーダー経験の
有無等により、区切られてしまうんです。


次の現場に行く時も、今まで培ってきた
ものが活かされるので、即戦力となって
参加することができるんです。


優秀になれば、なっただけ新たな現場でも
重宝されるでしょう。


それはそれで良いと思います。


でも、私はそれが我慢できなかったんです。


初めて就職をした会社で、私は汎用機の
金融系の仕事に配属をされました。


最初は、証券会社でした。


その頃は、プログラムの開発自体が
物凄く面白かったので、業務云々は
関係ありませんでした。


その会社では、2年間務めて、いつまでも
揚がらない給与に嫌気をさして辞めたのですが、
次からはフリーSEの道を偶然選択しました。


しかし、スキルシートから次の仕事を決める
ので、私が紹介された仕事は、証券会社の
仕事でした。


同じ金融業界ということで、必然的に選ばれた
職種でした。


私の場合、金融業界という括りは同じでも、証券
や銀行、保証協会、クレジット会社等、意外に
ある程度の融通はききました。


それもこれも、フリーエンジニアとして、1箇所に
落ち着かず、次から次へと新しい仕事を求めた
からでした。


それだけに留まらず、その他には、物流や、
教育関係、さらには漁信連関係の仕事にまで
つくことができました。


それって、SEとしてはどうなの?というお話に
なるのですが、ある意味特化した業務がなく、
どこの業界からもあまり重宝されないような
スキルの人間となってしまいました。


しかし、新たな現場では即戦力になるように
鍛え上げてきたつもりです。


私の業務知識は、広く浅くですが、浅くと言っても
より深くなることを心がけてきたんです。


だから、業務知識は広く浅くですが、どこの現場でも
意外に重宝される存在ではありました。


ある意味、考え方を変えると、今どこの現場でも
頭を張ってやっている、所謂有識者と呼ばれて
いる人たちですが、その業務を離れた途端、
なんの役にも立たないような人材へとなって
しまうんです。


1つの業務に特化していても、それ以外では
全くの役立たずになってしまいます。


それらの業務が無くなるということはありえない
ので、その心配は無用かもしれませんが、
私からすると、ある意味カタワに思えてしまう
んです。


その特化した業務には、素晴らしい知識が
身に着いているでしょう。


しかし、私は自由自在という方に重きを置いている
自分がいます。


私からすると、毎日同じ流れ作業を行っている
としか思えないんです。


そのようなことから、私は1箇所の現場に留まって
同じ仕事をしたくないということから、有識者
にもならずに、さまざまな現場を転々とするような
道を選んだわけです。


でも、会社に所属をしていたのでは、そんな事は
許されるはずもありません。


会社とは、組織のことを第一に考えなければ
ならない場所だからです。


それで、会社にいれば会社の指示通りに行動
することが強いられるわけですが、その見返りに
会社は果たして自分のことを一生保障して
くれるのでしょうか?


日頃から安い賃金で働かされて、会社に尽くして
いても、いらなくなったらお払い箱なんていうこと
にはならないですか?


会社というところでは、1個人なんて、将棋の駒の
ひとつに過ぎないことはちゃんと理解していますか?


会社が大きくなるためには、「歩」の1個や2個、或いは
「香車」、或いは「桂馬」が取られることなんか
当たり前のことですから。


要は、最後まで「王将」が取られずに、残れば良い
のですから。


これって、社長が私腹を肥やせば良いということに
なればいいという解釈ができると思いませんか?


将棋の世界に置き換えてみれば、自ずと自分の
会社での位置関係がよく見えてくるのではない
ですか?


「王将」、「飛車」、「角将」あたりが取り締まり役で、
「金将」、「銀将」あたりが部長、課長と言ったところですか。


「桂馬」、「香車」が、係長、主任クラスで、
「歩兵」が平社員ということです。


平社員の1人や2人、辞めたところで、会社自体は
痛くもかゆくもなく、会社の規模が大きくなれば
なるほど、1人1人の価値は薄れて行くものなんですよ。


自分が「歩兵」から成り上がり、いずれはそこの会社の
取締役にまで上り詰めたとしても、今度は自分が会社
の恩恵を受ける立場となって、「歩兵」部隊に稼いで
もらうというだけなんです。


基本的な考え方は、このような流れだと思います。


しかし、そのままの直球だと、誰もが幻滅をしてしまうので、
そこには色々な哲学を混ぜたり、教育等で「歩兵」のやる気
等を促進し、うやむやにしているんです。


会社と言うものは、そもそも経営者が自分の私腹を肥やす
ために、他の人材が必要だから、集めているに過ぎない
んです。


「歩兵」が有意義に会社を利用するのであれば、会社で
ある程度の技術を身につけさせてもらい、後は自分の力
で世の中に出て行くんですよ。


それが私は、本来の人間のあるべき姿なのではないかと
思うんです。