システムエンジニアに限らず、仕事をするうえで大切な事、それは何が何でも最後までやり通すという精神力です。
強靭な精神力が身に付いていなければ、最後まで仕事をやり通すことはできません。
そして、その強靭な精神力が身に付いているかどうかは、疲れ切った時に差が出ます。
元気な時は、誰もがやる気があるので、さほど差は付かないのですが、疲れきってしまった時にやる気になれるかというと、大半の人がやる気を失せるんです。
その時に、自分は他の人と差をつけてやると意気込めば、他の人たちに差を付けることができるんです。
そのようにして、他の人と差をつけて行くんですよ。
システムエンジニアで上に立っている人たちは、皆そのようにして精神力を鍛えてきた人たちなので、それらを経験したことがないような人には仲間に入ることができないんですよ。
鼻から仲間に入れないのは、そのためで、そのような環境を越えて来た人とそうでない人は、軽く話をしただけで十分わかるんです。
だから、まずあなたがシステムエンジニアとして、成功しようと思っているのであれば、まずは強靭な精神力を身に付けることです。
強靭な精神力を身に付けることによって、仕事を自分のもののように考えることができるようになるんです。
何が何でも、この仕事を成功させるぞ!!という感覚です。
眠くて、もうやりたくないなどと考えず、そういう時こそ他のライバルと差をつけられるとピンチをチャンスと捕えることができれば、人もそれに付いてくるし、信用だってついてくるんです。
あまり真剣に仕事をしないような人には、一生仕事の話も来ないし、来たとしてもそれなりの内容の仕事しか来ないんです。
皆が真剣に話しているところで、自分はただの使用人以外のなにものでもないんですよ。
そのかわり、仕事が自分の仕事だと意識が持てるようになれば、その気持ちが強ければ強い程、大きなプロジェクトでも、中心的な役割を担えるようになるんです。
そうなると、今度はシステム全体を指揮する立場になることさえあるんです。
でも、そうなっても、決して偉そうな態度は取らずに、社員を気にしながら指図ができるようにならないと、とても良い上司とは言えません。
自分の仕事と考えるようになると、うまく機能しないところに腹だたしくなる人が多いですが、そうなっては嫌われる一方なんですよ。
只、気軽に話しかけられやすいような存在になってしまうと、有識者になった時は質問攻めに遭ってしまい、自分の仕事は時間外になってしまう恐れがあるので、その辺は臨機応変の対応が必要となります。