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税理士有資格者のひとり言

令和2年官報合格(簿財所法消住)。
自分自身の振り返りと文書作成の練習ためにブログを書いています。
試験勉強中は、ずっとスムーズジャズ(ボーカルなし)を聴いていたので、好きなものを記録に残します。

税理士試験 住民税の概要

 

受験予備校は、TACと大原で受講可能。

通常、法人住民税は出ないので、個人住民税での出題となる。

 

この科目は、基本的に所得税の受験経験者が選択することになる。

(TACでは所得税の知識があることを前提に授業を進めるが、大原では所得税部分もかなり細かく教えてくれるように思う。)

 

理論は、他の科目にあるような問題文の読み取りが難しいということはなく、基本的に理論集の暗記ができているかが勝負。

 

計算は、5人程度の家族構成の市民税、県民税を計算する。

問題不備(指示不足)は他の科目と違って、ほとんどないと思う。

TAC、大原で計算パターンが多少異なるので、基本的に受講している予備校の計算パターンで解くことになる。(TACのほうが簡略化されている。)

 

例年、問題の量(ボリューム)が増減しており、私が合格した令和1年の試験は、ボリュームが少なかった。

 

令和1年、令和2年と、連続して合格率が20%近く、合格率の高い科目である。

 

他のブログなどを見ていると、市販教材などを用いて独学で合格した人がいるようだが、現実的には独学は難しいと思う。

現状では、所得控除などが複雑化して、計算でも暗記しなければならない数字が多いが、大原では、講師がいろいろと語呂合わせなど工夫してくれて参考になった。

 

計算の勉強は、ボリュームが少ないため、合格レベルに達すると、計算の全範囲の確認が3時間もあれば終わる程度である。

 

本試験は、理論、計算とも過去の本試験の使いまわしが多い。

よってTAC、大原とも答練の的中度が高く、完全にマスターすれば、合格も近いと思う。

 

私の場合は、計算が遅いため、たまたまボリュームの少ない年に合格できたといった感じである。最初は計算問題の量が多く感じられ、人によって時間内に解けるようになるまでの練習が多くかかるのではないかと思う。

税理士試験(官報掲載)合格して、TACや大原から連絡があるのかと思っていたら、TACからは、土曜日に携帯電話に電話が入っていたようだった。

TACからの連絡だったのだが、受験番号調査にも協力しているのに、確認が必要なのかと尋ねたら、TACからの委託で連絡しているとのことだった。

大原でも、消費と住民を受講していたのだが、受験番号調査に協力しなかったせいか、連絡は無かった。大原からの調査のはがきが合格発表当日に郵便受けに入っていたので、送っておいた。

 

兵庫県在住なのだが、官報合格でも、合格通知の到着は土曜日だった。

 

試験を専念で受けていて、ブログも全く更新していなかったのだが、少しでも役立つ記事が書けたらと思い、また復活することにした。

 

本試験の出来で、問題を最後まで解ききれるかどうかであるが、私はこんな感じだった。

 

H27

簿記× 50%くらい

財表〇 理論は全部解ききれた。

      計算は注記やP/L項目名は全部埋めて、数字は60%くらい。

H28

簿記〇 全体で70%くらい

      個別問題は取捨選択がたまたま上手くいき、総合問題は売原など計算に時間がかかり、合わないと思ったものは解かず。

所得× 理論はボリューム普通。暗記していたものの不慣れで書けず。

      計算はボリューム小。易しかったにもかかわらずミス連発。

H29

所得× 理論はボリューム大。解答要求の量が多く、暗記はできていたがまとめられず。

      計算はボリューム普通。2問のうち1問が最後まで解けず、ミスも多い。

消費× 理論はボリューム普通。特定仕入れが何を書いていいのかわからず対応不能。TACの答練では対処できないと思った。

      計算は、ボリューム普通。電卓の設定ミス等でパニックになり、3分の2程度しか解けず。

 

H30

所得〇 理論は極端にボリュームが少なく完答。出題は損益通算だったので、理論マスターに収録されていたTACが有利。

      計算はボリュームは普通。

      問2は完答。問1は税額計算の手前あたりまで。TAC推奨の問題の流し読みをし、そのあと問題の最後(所得控除)から解いて埋めていく方法で解いた。

消費× 理論はボリューム大。

      納税義務と確定申告期限を要領よくまとめる問題で、べた書き中心のTACの答練では練習不足の感じで書けず。

      計算も70%くらい。私にとっては、とても量が多かった。

住民× 理論はボリューム多く、給与、均等割とも時間的にべた書き不可能。

      要領よくまとめることが必要だったので、うまく書けなかった。

      計算はボリュームは普通、甲は最後まで解けず退職所得を飛ばしたので、不完全。

 

R01

消費× 理論は、ボリューム普通。

      これまでの問題と比較すると平易だったが、時間配分が上手くいかず、書けるところが何か所も書けなかった

     (資産の国際移送の具体例、簡易課税の区分していない場合の取り扱いなど)。

      計算は、全部解くならボリューム大(問2をスルーすると普通)。

      問2は時間を掛けたが特に特定新規設立法人の他の者の判定でミス、問1は80%程度しか解けず。

      これで59点

住民〇 理論は普通のボリューム、計算はボリュームが少なく平易だったので、完答できた。

 

R02

法人〇 理論はボリュームは少なかった。

      問1の自己株式関係は、数字のあてはめが必要なことに気づかず、規定のべた書きをしたが大丈夫だった(仕訳は正解)。

      自己株式の受贈益・寄付金でミス。納税義務関連は完答。

      計算もボリュームは少なかった。所得税額控除の簡便法は時間切れで解けなかったが、残りは完答。

消費〇 理論は完答。請求書の意義で対価の額が税抜きであることの記述忘れ、一体資産の判定で税抜きをし、ミス。

      ボリュームは普通で完答できた。

      計算もボリュームは普通で完答。

      問2の納税義務はTACの答練で的中したので書けたが、情報収集していると合否に影響なさそうだった。

      問1の調固の転用は、解答スペースがなかったのでスルーしたのだが、結果的に転用対象ではなかった。

 

ーーー

総括すると、

簿財は完答しているかどうかは関係なし(取捨選択が必要)。

税法は完答しているのが望ましい。

となるのかと思う。

 

ただし、私の場合、所得税では、完答していなくても(最終値を書いていなくても)合格しているので、税額控除や源泉徴収税額などの項目を埋めていれば、無理に(例えば、架空の数字を埋めるなど)最終値を書かなくても大丈夫なのかと思う。

 

また、住民税や消費税など、計算結果とその途中経過をそれぞれ書く場合には、計算結果は書いておくべきなのかと思う。

ボリュームが多い年は解答スピードの速い人が有利(合格率は低下)、ボリュームが少ない年は解答精度の高い人が有利(合格率は上昇)となると思う。

今日、書留で合格通知が届いた。

 

合格歴と勉強年数は次の通り。

 

H27 財表(1年速修、TACのみ)

H28 簿記(2年、TACのみ)

H29 合格科目なし

H30 所得税(3年、TACのみ)

R01 住民税(2年、TAC・大原)

R02 法人税(1年、TACのみ)、消費税(4年、TAC・大原)

 

以上の6科目で合格した。

専念で時間はかかりすぎたと思うが、法人は某梅田のカリスマ先生に教えてもらって、1年で初学合格できたのがうれしかった。

 

大原、TACで消費税を受講していたので、どちらか連絡でもあるのかな、と思っていたのだが、連絡はなかった。

書留も土曜日に届いて、合格してもこんなものか、という感じだった。

 

自分にとっては、消費税が一番難しかった。