今年もルミナリエをやっている。
この状況で、電気を無駄遣いするイベントを、阪神大震災の鎮魂の名目で続けるのはどうなのだろう。
実は、私は阪神大震災で震度7強を体験した。家族みんな無事だったが、家の壁はひび割れ、棚という棚はすべて倒れ、部屋中めちゃくちゃになった。
水道は1週間、ガスも3か月ほど止まった。
水道が止まるとトイレの水も流せない。
ガスが止まると風呂に入れず、料理もカセットコンロである。
こういう状況を体験して、とても大変で、我が家も被災者と思っていた。
でも、東北大震災はショックだった。
生きていても、帰る家が流されて無くなるというほど心細く、おそろしいことはない。
逆に、どんな状況でも、帰る家があるほど幸せなことはない、と感じた。
昨日の日経の朝刊で、松本幸四郎さんが、現代社会は今まで電気に頼りすぎていた、これからはそれに頼らず、人間の内に秘めるエネルギーを大事にしていかなければならない、というようなことを述べられていた。今の自分たちの商売の事だけ考えるのではなく、色んなことを次の世代にも引き継いでいかなければならない。
電気をたくさん使ってしまうイベントから、例えば15分ほどネオンや街灯など消せるだけの電気を消して、真っ暗の夜空に願いを込めるようなイベントに転換できないだろうか。