今日の山梨日日新聞に自己紹介に関する記事がありましたので、ご紹介します。
このブログを新人さんが読んでいる可能性は極めて低いと思いますが、
朝礼や大勢の人が集まる場で、このような自己紹介ができる新人さんは
印象が強く多くの人たちの記憶に残りやすいと思います。
指導員役の先輩社員や管理職の皆さんにとって、
新人さんへの良きアドバイスのヒントにしていただければと思います。
言葉ひとつで女があがる コミュニケーションリテラシー
「自己紹介につける情報」
私と同じ事務所に所属している「モーニング娘。」をはじめとする
アイドル歌手のみなさんが、テレビやラジオ、そしてステージで
繰り広げる自己紹介に感心している。それは、聞かれていない質問に、
いきなり答えるという自己紹介です。
「こんにちは!○○○です。オフの日は、渋谷の『109』に買い物に行きます」
「○○○○です。いまハマってるのは、セブンイレブンで売ってる『種ぬきほし梅』です」
といった具合だ。
司会者が休みの日の過ごし方や、お気に入りの食べ物を尋ねたわけではない。
自発的に、名前のあとに自分の情報をつけて発信している。
人数の多いアイドルグループが、司会者の質問を受けて、
それから考えて答えていたら時間がかかる。
時間のかかる一問一答は、おもしろおかしい答えや
興味がわく話が続かないかぎり退屈になりがちだ。
この聞かれていない質問に答える自己紹介には、
三つほど便利な良いところが浮かんでくる。
あらかじめアピールしたいことを練りあげておけるので、
自信を持ってマイクに向かえる。
自信は、自分の声や表情に安定感をもたらすうえに、
相手の反応を感じ取れるという余裕をあたえてくれる。
さらに、印象に残るメッセージを送り出したいという意気込みが伝わると、
相手も耳を傾けてくれる。その結果、ひとりひとりの個性が浮き彫りになる。
さらにさらに、自分の名前につけ加えた情報から会話がひろがる。
さきほどのアイドル歌手のあいさつからでも、
「渋谷で最近買ったものは?」
「コンビニに行くことがあるの?」
「あの梅干しは、私も大ファンよ」など、話のはずむ道がいくつも見える。
「初めまして! 大学時代はラグビー部でした。チカラ仕事に役立ちます」
「ワインの里に生まれた○○です。特技は、銘柄当てです」
あなたなら、ご自分の名前に、どんな情報をつけて相手に渡しますか?
(フリーアナウンサー、都留市出身 小俣雅子さん)