ファシリテーション | SYP友の会

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ご想像通りというか、ご想像以上に更新は不定期です。                                 ちょっとした暇つぶしにお読みいただければ嬉しいです。

 研修講師に限らず、ビジネスパーソンにとっても、

プロジェクトや会議の進行にファシリテーションスキルは有効です。

テレビ番組においても、司会者のファシリテーション能力の差によって

番組の差が生まれていると言っても過言ではないでしょう。
 今回は、そんなファシリテーションスキルの

参考になる記事がありましたので、ご紹介します。


もてなし司会に女性安心  小堺一機の「ライオンのごきげんよう」

 

 娘を幼稚園に送迎する際、お母さんたちと会う。
もちろんあいさつはするが、そこから話が続かない。

話題が浮かばないのだから情けない。

そもそも彼女たちは、毎日どんな話をしているのだろうか。
 そんなとき「ライオンのごきげんよう」を見ていて、

出た目でテーマが決まる“さいころトーク”は、

話題に困らないシステムだなと気付かされた。
 司会者、小堺一機のハスキーになった声に寄る年波を感じるが、

ゲストの投げたさいころを追い、縦横無尽に動き回る姿は今も元気いっぱい。

「情けない話」の目が出れば、おなじみ「ナサバナ!」の掛け合いで

観客にサービスも忘れない。
 小堺には、師・萩本欽一譲りの「動き」の芸がある。

かつてのコントはもちろん、今もマイクを持って球場内を駆け回る

欽ちゃんのフットワークの良さが、さいころや洗剤を片手に番組を仕切る

“お昼の顔”に、確かに受け継がれている。
 前身の「いただきます」を含めれば、25年も続く長寿番組。

それを支える女性視聴者の心をつかんで離さないのは、

小堺の“おもてなし”司会術だと思う。
 ゲストのトークがいまひとつでも、雰囲気をリセットし、

気まずさを残さない。数多いコーナーを軽やかにこなし、

慌ただしさを感じさせず、女性に安心感を与える。
 男性一人でずっとこうした細やかな司会をやってこられたのは、

小堺がある意味で、女性よりも女性らしい“おネエキャラ”の持ち主だからだろう。
 もし、ママ友をホームパーティーに招待するとしたらどうもてなすか。

小堺の司会術に教えられた気がする。

だが、毎朝あいさつしかできない僕には、当面役に立ちそうもない。

                            (主夫ライター・米良厚さん)


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